南信州のりもの倶楽部♪

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デイトナアニマエンジンに想いを馳せる

2018年09月10日 20時38分08秒 | daytona anima


今日は本業も忙しく完成したエンジンの納品や塗装依頼などで奔走していたため1日が終わってしまい何も出来なかった。

ただデイトナアニマの事を色々と調べてみたからアップしておく。



http://daytona-global.com/products/pdf/87044.pdf



まずアニマ4速のパーツリストはネットで閲覧出来るから載せておくんだが、
記述は全て英語だけど普通の教育を受けてきた人なら困らないと思うし、
ご丁寧なキャブセッティング方法まで書いてあるから読んでいて面白いかも。

まず気になったのはクランクケース。

4速の場合は右側ケース幅を厚くする必要は無いんだけど写真のようにW190と同じ幅になっているみたいで右側ケースに関しては5速と共通だと思う。
ケース幅を広げてギアの厚みを犠牲にする事無く5速にしているはずなんだが、
これから予想するにクランク幅も一緒でミッションシャフトの長さはよく分からんがケース幅に合わせる必要があるはず。

クランクがセル付きと共通だとするとクランクエンドのテーパー角も同じになってるはずだから、
セルを取り外してモンキーのジェネレーターを付ける事が出来るのかもしれない。

ただセル付きは下にセルが付くため左側ケースはセル付き専用になる。
まぁW190もセルを外して乗ってる方もいるし気にする事は無いかもだが、
ケース強度としてはセルが無い方が有利だとは思う。









次にミッションだけど4速はリターンとボトムニュートラルが選べるんだけどギア比はモダンワークスさんで販売していたGPXボトムニュートラルのギア比と同じ。

GPXのリターンはトップが多少ワイドだがボトムニュートラルは確かに良い感じのクロスで、
GPXリターンもアニマと同じギア比にして欲しいとゾンシェンにリクエストしたがロットが100機からって事で諦めた苦い記憶がある。

ちなみにだがGPXのリターンもトップのギア比の変更で本家よりもクロスミッションに変更可能。
ただ今のところ1機しかオーダーが無いからGPXリターンのクロスミッションはこの世に1機しかない事になるな。











W190のスターティングドリブンギアはバスケットと一体なんだがアニマは1P60系と同じ分割式だった。

丁数はどちらも13丁だったからアニマにレプリカのクラッチバスケットを使った方が強化になるんでないかな?
本家の弱点をコピーエンジンで克服してるってありえない現象が起きるのも中華エンジンの醍醐味だ。

ちなみに醍醐味の意味は牛乳の味の事でチーズの味とも言える。
普通の教育受けてても知らなかったなぁ。







気になるジェネレーターなんだが写真から見るにデイトナさんのミドルウェイトに似ていて、
実際にCDIは必要な配線の他に点火マップ変更用とも思われる配線もある。

ただジェネレーターは実際何が付いて来るか分からないし無いと言うレスオプションもあるかもしれないね。



アニマのパーツリストなんだが部品番号は書いてあるけどエンジンの国内販売が無いから買えるかは分からんし、
そもそも販売を予定している5速エンジンとは別物だからあまりあてにはならないけど、
一応知っておいて損は無いくらいの知識だとは思う。

しかしパーツリスト見てるだけでこれくらいの事は分かるんだから、
次は本物をバラして研究したいねぇ。

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