団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

犬山市教育委員会の判断は英断か!!

2007-04-25 07:07:00 | 日記
昨日、全国学力テストが四十三年ぶりに行われた。その費用は77億円にものぼると言われている。私の住んでいる中部地方で犬山市だけが、全国の公立で参加しなかった。その理由として犬山市教育委員長 瀬見井久教育長は「国は全国学力テストを競争原理とバウチャー制(学校選択の結果を踏まえた予算配分)導入への参考資料にしようとしている」と主張し、学校間の格差拡大への懸念を表明。さらに「その意図を(学力テスト不参加を打ち出した)昨年二月の時点で見通していたと自負する。犬山中学校の奥村校長は「教師の自己改革による主体的な授業改善」を目標に掲げて授業を行うとしている。犬山市としては国の意向ではなく地域主体で教育を考え、実践することが重要だと考えているということだろう。
今回犬山市が参加しなかったのは、前市長の石田さんの施策の影響があるのではないかと思っている。石田前市長は小人数教室による授業など、教育改革に熱心な市長さんだった。ただ犬山市が来年も参加しないかとなるとあやうい。まず今の市長が学力テストに参加したいと考えている。小学校6年、中学校3年のお子さんをもつ父兄の参加希望も多くみえるようだ。やはり日本人は横並びでないと安心できないようだ。
私もきっと学力テストなるものを小学校、中学校で受けたでしょう。小学校でははっきり受けた記憶があります。その結果、どのように活用されたかは不明です。生徒にとっては、何も恩恵がないように思える。私は全国の学校が77億円もかけてすることなのか疑問に思う。生徒たちの学習能力を図るのならサンプル学校を指定し、おこなえば済む問題だと思える。国(文科省)の意図は犬山市教育委員会が言っているように「全国学力テストを競争原理とバウチャー制(学校選択の結果を踏まえた予算配分)導入への参考資料にしようとしている」と思える。地域、学校間の競争激化が懸念されます。
学力テストが43年前に中止に追い込まれたのは、教職員組合の反対だったためとのこと。教職員は私達が知らない国の指導要綱などがわかるので反対したのだろう。今回はなぜ先生方は反対しないのだろう。様子見なのか、組合が弱くなったのか、どちらなのかな?まさか賛成ということはないでしょう?
結論として、私は全国学力テストが子供たちの教育に何等恩恵を与えると思えないので反対です。犬山市教育委員会様 来年も全国学力テストを実施しない方向で頑張ってください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする