団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

失礼。たった65年前の出来事なので・・・

2017-05-07 06:10:10 | 日記
 5月5日の子供の日の中日新聞「中日春秋」というコラム欄に
下記のことが書かれていました。


 通りで友人と遊んでいたら、父親が車で通りかかった。
こっちに向かって何か手を振っているようだ。
父親はそのまま、2度と帰ってこなかった。

 映画「俺たちに明日はない」「フレンチ・コレクション」などのベテラン演技派俳優で
2004年に引退を表明したジーン・ハックマンさん(87)のつらい過去である。




13歳の時、父親が突然、家を出ていった。
少年には受け入れがたいほど大きな悲しみが残った。
この出来事を10年ほどの前のインタビューで聞かれた時、涙で絶句した。
屈強なタフガイの印象のあるアカデミー賞俳優はしょんぼりとこう言い訳した。
「失礼。たった65年前の出来事なので・・・」

 どれほどの歳月が流れようとも子どもの受けた痛みは消えにくく、
昨日の出来事のように感じられるものだろう。
65年という時間でさえも、その俳優にとっては「たった」。
悲しみを忘れるには、十分な時間でなかった。

 子供の日である。
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する」のがその趣旨だが、
それとは程遠い子どもを巡る日本の現状である。
虐待やいじめは後を絶たず、子供が犠牲となる事件も相次ぐ。
子どもの痛みは増えている印象さえある。

 こどもの安全安心と心と心の安寧のため大人に何ができるかを
絶えず考え続けたい。
すべての子の「65年後」のためである。


 以上です。



 屈強なタフガイの印象のあるアカデミー賞俳優はしょんぼりとこう言い訳した。
「失礼。たった65年前の出来事なので・・・」

このエピソードには、泣けてしまいました。
ジーン・ハックマンさんは、私は「スーパーマン」の敵役で印象に残っています。





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コメント (10)
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