団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

その日から、私たちは3人になりました。

2017-05-15 03:37:30 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」という読者投稿欄に、67歳の主婦の方の作文が「いつも3人」というタイトルで
掲載されていました。


 早いもので、もう10年になります。
あなたが来てくれてから。

 当時、主人は人工透析をしていました。
闘病は13年になり、心も体も悲鳴を上げていました。
そんなとき、腎移植の話をいただきました。
待ちに待った朗報でした。
手術は成功しました。
その日から、私たちは3人になりました。

 どこへ行くのも、何をするのも、3人になりました。
3年前には、主人の退職記念に西日本を旅しました。
念願だった道後温泉に行きました。

フェリーで別府に渡り、新婚旅行の地をたどりました。
その後、あこがれの由布院に滞在し、南国鹿児島を目指しました。
夢のような幸せな時間でした。

 苦しい食事制限、水分制限から解き放たれ、人工透析から解放された日常は、
何にも代え難い喜びの日々です。

 あなたは主人の中で力強く、生き続けてくれています。
あなたの鼓動を感じます。
病気がちで、若く亡くなったというあなた。
まだまだやりたいことや行きたいところが、あったでしょう。
これからも私と主人が、あなたのお供をします。
いろいろなところへ出かけましょう。

 春らんまん。この国が美しく輝く季節です。
あなたはどこに行きたいですか。

 以上です。


 いろんな思いが交差する作文ですね。
でも、腎臓を頂いたご夫婦がとても大切にされているのが救いです。
長生きしていただきたいです。









秋桜 山口百恵 コスモス
コメント (16)
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