団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

寄付は必要ではなく、温かい言葉やコーヒーを一杯くれれば、十分なんだ

2017-05-27 04:00:51 | 日記
 昨日の中日新聞朝刊に「救助のホームレス 称賛」という記事が載っていました。
タイトルは、英テロ「助けに行くのが本能」





【マンチェスター=小嶋麻友美】英中部マンチェスターの自爆テロ事件で、救助に走ったホームレスの男性二人への称賛が広がっている。
二人の生活を助けようと、インターネット上で寄付サイトが開設された。 
 英PA通信によると、現場のコンサート会場で来場者らに小銭を求めていたクリス・パーカーさん(33)は
白い光と煙を目にし、自身も爆風に吹き飛ばされた。
 両足を失った女の子を売り物のTシャツでくるみ、
頭や足に傷を負った六十代の女性は介抱のかいなくパーカーさんの腕の中で亡くなった。

「涙が止まらない。特にショックなのは子どもの(多い)コンサートだったことだ」と語った。
 近くで寝ていたスティーブ・ジョーンズさん(35)も子どもたちの元に走り、
顔や腕からガラス片などを抜いた。

 英民放ITVに「僕はホームレスだけど人間だ。誰かが困っていれば助けに行くのが本能だ」と振り返った。

 二十五日までにパーカーさんの支援に約四万五千ポンド(六百五十万円)が寄せられた。
ジョーンズさんには住居提供の申し出があり、ITVに「刑務所に入り、ドラッグもやった。
でもこの機会にもう一度人生をやり直したい」と感謝しつつ、
「正直、寄付は必要ではなく、温かい言葉やコーヒーを一杯くれれば、十分なんだ」と目を潤ませた。

 以上です。


 
 スティーブ・ジョーンズさんの写真を拝見して、この男性がホームレス?と思いました。
若かりし頃の映画俳優 ポール・ニューマンを思い起こしました。

ホームレスなってしまった方には、いろんな事情があるでしょうね。

 「僕はホームレスだけど人間だ。誰かが困っていれば助けに行くのが本能だ」。
会場近くで寝ていたホームレスさんですが、いざ人が困ったら助けに行く!
本能と言われていますが、正義感が強い方だと思いました。

>「正直、寄付は必要ではなく、温かい言葉やコーヒーを一杯くれれば、十分なんだ」


 チャップリンの映画の中に、「人生には勇気以外の何物も必要じゃない。それに想像力だ。
・・・・・・そうそう、そのうえに、お金をちょっぴりな」という名言があります。
それを思い起こさせる、素晴らしい言葉のように思いました。

 スティーブ・ジョーンズさんの、人間としてのプライドを感じました。





Diana Ross If we hold on together
コメント (2)
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