団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

泣きながら必死に食べる私を、母は見て見ぬふりをしてくれた。

2017-05-09 04:21:29 | 日記
 先日の中日新聞の読者投稿欄に、「母の肉じゃが一口、涙」というタイトルで26歳の主婦さんが
投稿されていました。



 故郷の広島県で小学校教諭を始めた4年前、仕事に追われ毎日遅くまで働いた。
心も体もくたくたになり帰りの車内で涙することもよくあった。
腫れた目の私を母は「お帰り」とただ笑って迎えてくれた。

 ある日、正直おなかはあまりすいていなかったが、
母が出してくれた肉じゃがを一口食べた。
気付くと涙がこぼれていた。
「ああ、おいしい」。
ごはんがこんなに温かくて、おいしいなんて。
普段と同じごはんのはずなのに、なぜだか特別な味がした。
泣きながら必死に食べる私を、母は見て見ぬふりをしてくれた。

 食べることは生きることにつながる。
宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」で主人公の少女千尋が
もらったおにぎりを食べて泣くシーンを見ると、あの頃の私と重ねてしまう。
名シーンといわれるのは、きっとみんなもその味を知っているからだ。

 結婚して4月に愛知県に来た。
母が私に愛情を注いでくれたように、
私も家族が仕事から帰ってきたら、
温かくておいしいご飯で迎えてあげたい。


 以上です。


 「普段と同じごはんのはずなのに、なぜだか特別な味がした。
泣きながら必死に食べる私を、母は見て見ぬふりをしてくれた。」

 このような経験はしたことがないですが、わかるような気がします。
心身ともに疲れ果てていた時、お母さんが作ってくださった温かいご飯と
肉じゃがに助けられたなんて。
母親の愛情ってありがたいですね。

 私の母親は商売をやっていましたし、料理上手ではなかったです。
たまたま中学生の時、母親が弁当を作ってくれました。
弁当箱にクジラの焼いた肉が1枚入っていました。
ご飯とクジラの肉1枚でしたが、忙しい最中に作ってくれたことが
うれしかったです。
弁当箱のご飯とクジラの肉1枚が、今でも目に浮かびます。(笑)







コメント (8)
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