団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

実は私も玄関の鍵をなくして捜し回ったことがあります。

2019-06-17 02:03:15 | 日記
 中日新聞の「気まぐれ定年塾」という欄に「鍵がない」というタイトルで作家の西田小夜子さんが投稿されていました。




 大人だって、動物園は面白い。
祥代さんは前日遊びに来た娘と孫を連れ、町外れの動物園へ行くことにしていた。
歩いても20分ほどで着くが、暑いのでタクシーを呼んだ。

 準備が整い、「おっと、鍵を忘れた」と寝室に戻った。
定位置のコーヒーカップの中に鍵がない。
時々、ポケットに入れたまま忘れることがあるが、すぐ見つかる。

 鍵はどこにもなかった。

 「何で。どうして」と息苦しくなってくる。
15分くらい捜し回った。
こんなことは初めてだ。
タクシーが来た。

 娘に「鍵を見つけたいから先に行ってて。気持ち悪いもんね。
家の中にあるに決まってるし」と頼んだ。

 予備の鍵はあるけれど、不安がこみ上げる。
玄関と裏口のドア、門の入り口と、三本の鍵は金属の輪にがっちりと束ねられ、
色とりどりの小さな鈴で飾ってあった。

 1時間、2時間と捜し回っているうち、娘と孫が帰って来た。
おいしいランチを楽しみにしていただろうに、祥代さんは食欲がない。
娘がスーパーでお弁当を買ってきて、孫と二人で食べた。

 3日目の夕方、娘は迎えに来た夫の車で帰ってゆく。
新しく鍵を作るしかない、と祥代さんは思う。

 玄関の靴入れ棚から、白いハイヒールを出した時だ。
3本の鍵束がかわいい鈴の音とともに登場した。
ヒェー、靴に鍵。
何が何やら、と祥代さんは腰を抜かした。


 以上です。



 実は私も玄関の鍵をなくして捜し回ったことがあります。
喫茶店から自宅に帰って、玄関を鍵で開け、いつものプラスチックの箱に鍵を戻そうとして、
ズボンのポケットを探したところ、鍵が見つからないのです。
今使ったばかりなのにないのです。

 再び玄関まで戻り、探し回りましたが見つかりません。
周りも探しましたが、見つかりません。
思い当たるところがなく、もう一度外へ出て廊下周辺を捜そうと思い、
靴を履こうとしたら、なんと靴の中に鍵がありました。

 どうやら玄関を鍵で開け、ポケットに仕舞おうとしてそのまま落ちてしまって、
偶然脱いだ靴の中に入ってしまったようです。
このお話と同じ結果でした。(苦笑)








愛のくらし テレサ・テンTeresa Teng
コメント (6)
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