中日新聞の「ホンネ外来」という欄に「退院の事情 さまざまなのに・・・」というタイトルで、愛知県の60歳の女性が投稿されていました。
十一月二日付の本欄で、母を亡くして退院手続きをした際に、病院職員の声掛けに傷ついたという投稿を読みました。
二年前、私も同じような経験をしたことを思い出しました。
夫は、ステージ4の胃がんと診断されました。
総合病院への入退院を繰り返しながら抗がん剤治療を受けていましたが、少しずつ悪化し、自力で起き上がれなくなりました。
主に末期がんの患者が緩和ケアを受ける「ホスピス」への転院を決めました。
ショックを受けつつ、悲しみの中、退院手続きをしていたときです。
自動支払機の前に立つと、案内役の職員から「ご退院おめでとうございます」と言われ、言葉が出ませんでした。
その方は私を気遣って声を掛けてくれたと思います。
でも、誰もが完治して退院するわけではありません。
それぞれに事情が違い、かえって傷つくこともあることを知ってほしいです。
粛々と案内業務をしていただければ十分だと思います。
以上です。
投稿者さんの言われる通りです。
退院するといっても、それぞれ事情があります。
投稿者さんのご主人のように「ホスピス」への転院をされる方もいらっしゃるでしょうし、治らないからせめて死ぬのはご自宅でという方もいらっしゃるでしょう。
病院の職員さんも、退院される患者さんにはいろんな諸事情があるということを念頭において対応していただきたいです。
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