団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

好きだった彼と愛した夫

2017-11-23 05:21:43 | 日記
中日新聞の「くらしの作文」に「生涯の友」というタイトルで、
75歳の女性の作文が載っていました。


 「男と女の友情なんてあり得ない」と周りの人は言うけれど、
私と彼はベストフレンドであった。

 その彼が逝ってはや一年。
命日に故郷に向かい手を合わせると、過ぎし日の
さまざまなことが思い出される。

 幼いころは一緒に野山を駆け回り、
長じてからは誘い誘われあちこち行き、
話せば考えさせられること、
教えられることが多く、
女友達とはひと味もふた味も違っていた。

 好きだった彼は商家の長男だったので、
愛しては駄目とブレーキをかけた。
自営業で母の苦労を目にしていただけに
「絶対にサラリーマンと一緒になる」と、
幼いころから心に決めていたからだ。

 彼はそんな私の気持ちに気付き
「お互い結婚したら、家族ぐるみの
付き合いができたらいいな」と言ってくれた。

 結婚しても友情を育んだが
「男と女の友情なんて、俺には信じられん」と
夫が焼きもちを焼き、家族ぐるみの付き合いは
できなかった。

 でも晩年は私たちの関係を
「うらやましい、大切にしろよ」とまで言うようになり、
3人で会うと私をそっちのけで、男同士で話が弾み、
酒を酌み交わすまでになった。

 好きだった彼と愛した夫。
今ごろはあの世とやらで、酒盛りでも。
ちょっと焼けるなあ。


 以上です。


 文面から察すると、ご主人が先に亡くなられていて、
彼が一年前に亡くなったようですね。

 このご婦人、私から見るといい気なもんだなぁと思います。
彼の奥様が出てきていませんが、おそらく3人のお付き合いを
あまり快く思われていなかったのでは?

このご婦人は「好きだった彼と愛した夫。」と書かれていますが、
この違いが私にはわかりません。(苦笑)
どう違うのかな?

 「好きだった彼は商家の長男だったので、
愛しては駄目とブレーキをかけた。」と書かれていました。
私は商家の長男です、こんなことを言う女性と
友人として付き合うのはまっぴらです。
彼の気持ちが理解できません。

 そう言うわけで、この女性に好感が持てないです。






PRIDE - 今井美樹(フル)
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誕生日を祝ってもらえる境遇に感謝。

2017-11-21 06:18:50 | 日記
 先週録画した「探偵!ナイトスクープ」を見ました。

 39歳の時に誕生日を祝ってほしいと「探偵!ナイトスクープ」に依頼された男性の3年後を調べてほしいとの
依頼が視聴者さんからあり、前回訪問した田村探偵が再び尋ねられました。

 残念ながら本人は広島の祭りを観に出かけていらっしゃっていて留守なので、お母様が応対されました。
39歳の時に田村探偵がケーキでお祝いされたのですが、40、41歳の時は誰にもお祝いをしてもらわなかったとのことでした。
今日42歳の誕生日は電話で田村さんがお祝いされました。

 私は運よくかみさんに毎年誕生日を祝ってもらいますが、子供時代はともかく、
中学生以降結婚するまで誕生日を祝ってもらうことはなかったと思います。

 かみさんと出会う前にも女性と付き合ったことはありますが、話が合いませんでした。
どうしたら話が噛み合うんだろうと考えたことも度々ありますが、かみさんとはそんなことを考えなくても、
話が合いました。
運がいいとしか考えられないです。

 かみさんに出会わなかったら、この男性のように39歳まで誕生日を祝ってもらうことがなかったように
思います。
そう考えると、人ごとのように思えなかったです。(苦笑)








誕生日を祝ってほしい、探偵!ナイトスクープ 2017年11月10日

残念ながら再生できないようになっていました。



↑に代わって音楽を
ありがとう - いきものがかり
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今の犬は幸せですよね。

2017-11-20 06:02:47 | 日記
中日新聞の読者投稿欄に「『犬にも考え』知った日」というタイトルで88歳の男性が投稿されていました。



 会社を定年退職した4半世紀以上前のことだ。
健康維持のために犬を飼って散歩することにした。
ところがこの犬は病弱だった。
せっかく飼い始めたのも何かの縁だと思って、
動物病院へ通いながら散歩した。
毎日同じ道を一緒に歩いていると、かわいさが募ってきた。
犬も私を慕ってくれているようにみえた。

 あるとき、別の道を歩こうと思って道順を変えようとしたら犬が悲鳴をあげて抵抗した。
犬自身が病弱であることに気づいていて、このまま捨てられると感じたのだろうか。
そこで、いつもの道へ戻って一緒に歩き始めると、安心した表情をみせた。

 知識や理性を持って行動しているのは人間だけだと
私は思い上がっていたが、
犬にも感情や考えがあることを知った。
犬は11年間生きた。
ともに散歩した道を、私は今一人で歩いている。
当時を懐かしみ、犬の冥福を祈りながら。


 以上です。


 この男性、いつも散歩をともにした愛犬が大好きだったのでは。
今の犬は幸せですよね。
散歩には連れて行ってもらえるし、食べ物も下手すると人間より美味しいものを
いただいていますし。
病気をすれば、金のかかる動物病院へ連れて行ってもらえるし。

 子供の頃飼っていたうちの犬が、かわいそうになります。
庭がなかったので、うちの陽の当たらないトイレの近くにいました。
食事は朝の残りの味噌汁のぶっかけごはん、具合が悪ければ家庭にある人間用の薬を
飲ませることもあったかな。
生まれた時期が悪かったかな?
でも雑種だったから、今の時代でも大切にされないかも。

 この男性が書かれたように、犬も感情や考えはあると思います。






So In Love (Patti Page)
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悲しみを突き抜けて、 「ありがとう、バンザイ」と心の中で叫んでいた。

2017-11-19 06:04:05 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」という読者投稿欄に、74歳の主婦の方が投稿されていました。
タイトルは「携帯電話」です。



 3年後の東京オリンピックで使う金メダルは、使用済みの携帯電話などを集めて作られることをテレビで見た。

 私は思い出の言葉がいっぱい詰まっている、今でも捨てられない携帯電話がある。

 主人は70代で肺気腫になり、呼吸困難で2度も危篤状態になった。
それでも乗り切ることができ、あの時の主人の強さに家族で感動した。

 そのうち、小さな声しか出せなくなり、用事はすべて携帯電話を使うことにした。
草取りや洗濯をしていると「ちょっと頼む」、トイレからも「ちょっと頼む」の一言で急ぐ私。
主人の命をつなぐ大事な通信機器となった。

 主人の2度のあの苦しみを見てきた私と家族は、いつかは必ず訪れる別れの時が、
どうぞ穏やかでありますように、と祈り続けてきた。

 昨年6月11日、いつもとなんら変わらない朝、
二人でしゃべっていたとき、主人のうつろな目に気づき
慌てて横にしてやると、苦しむこともなく、
眠るような最期で、まるでドラマのようだった。

 慌ただしく過ぎ行く通夜、告別式。
主人の遺影を見上げた私は、悲しみを突き抜けて、
「ありがとう、バンザイ」と心の中で叫んでいた。

 今の私は、この携帯電話を金メダルに変えて、主人の首にかけてあげたい。

 以上です。


 奥様の思い描かれたように、ご主人が苦しむこともなく、
穏やかに眠るような最期であってよかったと思いました。
ご主人の命をつないだ携帯電話を捨てるのは、無理ではないかと思いました。

 







テレサ・テン 別れの予感、つぐない、愛人、時の流れに身をまかせ
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感謝することはあっても、恨みに思うことはない!

2017-11-18 06:13:49 | 日記
昨日 手と足の爪切りをしました。
10日に一度ぐらい切りますかね。
面倒と思いながら切りました。

 爪を切った後、かみさんが「爪が落ちていないかよく見てね、いつも私が爪を踏んづけるから。
あなたの恨みがそうするのね」と言いました。(苦笑)

 どう言うわけか切った後の爪の残りをかみさんが踏んづけることが多いです。
私は踏んづけたことがないです。
新聞紙を開いてそこで爪切りするのですが、飛びすぎて新聞紙に収まらず畳に落ちてしまう
爪があるようです。

 私はかみさんに「恨みに思ったことなんてない!腰を痛めて入院した頃を思い出して感謝することはあっても」と、
言いました。

「ほんと!そう言えばあなたのお母さんが『〇〇(私の名前)は、家にいた頃は腰が悪くなかったのに』と言われていたわ」と、
言いました。
「私は何も言わなかったのに」。

 きっと母親は2度も私が腰で入院してかみさんに迷惑をかけたのを申し訳ないと言う気持ちと、
結婚前は腰が悪くなかったと言う言い訳をしたかったように思いました。
結婚前の息子の体は、万全でしたと言いたかったのかな?
何かお袋がいじらしいです。

 今は心臓が悪いです。
子供の頃、心臓弁膜症を患っています。
関係あるかどうかわかりませんが、お袋がいなくてよかったです。







薬師丸ひろ子 Woman ~Wの悲劇より~
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