団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

聞き役の方は、いつも聞き役なのでは。

2017-11-17 06:06:42 | 日記
中日新聞の「妻と夫の定年塾」西田小夜子さんのコラムで今回のタイトルは「聞き役」です。


  この頃疲れやすくなったなあと、雅美さんはため息をつく。
64歳だし、まだまだ元気だと自分では思うが、姉から、
「人のことより、あなた自身を大事にしないとダメよ」と注意された。

 姉の言う通り、雅美さんは、他人に親切で優しい性格だった。
困っていることや、つらい話でよく相談を受ける。
だが、深刻な悩みなどを延々と聞かされると、最近は疲れ切ってしまう。

 定年退職した夫への不満を、1時間も電話でこぼす友達がいる。

「定年まで我慢してまじめに働いてきたんだ、
これからは自由にさせてくれって言うの。
その自由が私には大問題なのよ。
特に嫌なのが、昼ご飯だわ。今まで私は時間も気にせず、
ゆうべの残り物でも何でも好きなように食べていたの。
ところがあの人ったら、きっかり12時に温かいごはんとみそ汁と、
おかずや漬物も要求するのよね。
外出が嫌いで、毎日テレビざんまいの夫を見ると
気が変になりそう」

 雅美さんはフンフンと話を聞き、やっと電話が切れると、
むしょうに腹が立ってきた。
「ありがとう。時々私の愚痴、聞いてね」と言われたが、もう嫌だ。

 姉の言葉通り、他人のことより自分を大事にしたい。
雅美さんも夫への不満はあるが、自分で何とか解決してきた。
優しさや親切は人助けになるが、長電話はくたびれるので10分以内に、
と決めた。


 以上です。


 確かに長電話は疲れますね。
私はどちらかと言うと話したくてたまらない方なので、聞き役に回ることは
滅多にないですが、聞き役の方は疲れるでしょうね。

 いつもの喫茶店で隣りのテーブルに座ったご婦人の二人連れも、
どちらか一方のご婦人の方が喋りづめのことが多いです。
聞き役の方はおそらくいつも聞き役になるんだろうなぁと思うと、
疲れるだろうなぁと同情してしまいます。(苦笑)









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コメント (18)
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