中日新聞の「妻と夫の定年塾」西田小夜子さんのコラムで今回のタイトルは「聞き役」です。
この頃疲れやすくなったなあと、雅美さんはため息をつく。
64歳だし、まだまだ元気だと自分では思うが、姉から、
「人のことより、あなた自身を大事にしないとダメよ」と注意された。
姉の言う通り、雅美さんは、他人に親切で優しい性格だった。
困っていることや、つらい話でよく相談を受ける。
だが、深刻な悩みなどを延々と聞かされると、最近は疲れ切ってしまう。
定年退職した夫への不満を、1時間も電話でこぼす友達がいる。
「定年まで我慢してまじめに働いてきたんだ、
これからは自由にさせてくれって言うの。
その自由が私には大問題なのよ。
特に嫌なのが、昼ご飯だわ。今まで私は時間も気にせず、
ゆうべの残り物でも何でも好きなように食べていたの。
ところがあの人ったら、きっかり12時に温かいごはんとみそ汁と、
おかずや漬物も要求するのよね。
外出が嫌いで、毎日テレビざんまいの夫を見ると
気が変になりそう」
雅美さんはフンフンと話を聞き、やっと電話が切れると、
むしょうに腹が立ってきた。
「ありがとう。時々私の愚痴、聞いてね」と言われたが、もう嫌だ。
姉の言葉通り、他人のことより自分を大事にしたい。
雅美さんも夫への不満はあるが、自分で何とか解決してきた。
優しさや親切は人助けになるが、長電話はくたびれるので10分以内に、
と決めた。
以上です。
確かに長電話は疲れますね。
私はどちらかと言うと話したくてたまらない方なので、聞き役に回ることは
滅多にないですが、聞き役の方は疲れるでしょうね。
いつもの喫茶店で隣りのテーブルに座ったご婦人の二人連れも、
どちらか一方のご婦人の方が喋りづめのことが多いです。
聞き役の方はおそらくいつも聞き役になるんだろうなぁと思うと、
疲れるだろうなぁと同情してしまいます。(苦笑)
君をのせて 沢田研二(田中裕子と)
この頃疲れやすくなったなあと、雅美さんはため息をつく。
64歳だし、まだまだ元気だと自分では思うが、姉から、
「人のことより、あなた自身を大事にしないとダメよ」と注意された。
姉の言う通り、雅美さんは、他人に親切で優しい性格だった。
困っていることや、つらい話でよく相談を受ける。
だが、深刻な悩みなどを延々と聞かされると、最近は疲れ切ってしまう。
定年退職した夫への不満を、1時間も電話でこぼす友達がいる。
「定年まで我慢してまじめに働いてきたんだ、
これからは自由にさせてくれって言うの。
その自由が私には大問題なのよ。
特に嫌なのが、昼ご飯だわ。今まで私は時間も気にせず、
ゆうべの残り物でも何でも好きなように食べていたの。
ところがあの人ったら、きっかり12時に温かいごはんとみそ汁と、
おかずや漬物も要求するのよね。
外出が嫌いで、毎日テレビざんまいの夫を見ると
気が変になりそう」
雅美さんはフンフンと話を聞き、やっと電話が切れると、
むしょうに腹が立ってきた。
「ありがとう。時々私の愚痴、聞いてね」と言われたが、もう嫌だ。
姉の言葉通り、他人のことより自分を大事にしたい。
雅美さんも夫への不満はあるが、自分で何とか解決してきた。
優しさや親切は人助けになるが、長電話はくたびれるので10分以内に、
と決めた。
以上です。
確かに長電話は疲れますね。
私はどちらかと言うと話したくてたまらない方なので、聞き役に回ることは
滅多にないですが、聞き役の方は疲れるでしょうね。
いつもの喫茶店で隣りのテーブルに座ったご婦人の二人連れも、
どちらか一方のご婦人の方が喋りづめのことが多いです。
聞き役の方はおそらくいつも聞き役になるんだろうなぁと思うと、
疲れるだろうなぁと同情してしまいます。(苦笑)
君をのせて 沢田研二(田中裕子と)