まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

BCリーグ観戦記~滋賀対栃木@湖東(試合前編 本日は村田修一デー)

2018年09月06日 | プロ野球(独立リーグほか)
9月2日、西国三十三所めぐりの観音正寺参詣後、八日市駅に向かう。ここから11時20分発の東近江市のコミュニティバス湖東線に乗るが、バスを待つ間にも湖東スタジアムに向かうらしい人の姿も見える。旅行のキャリーバッグを持っている人もいる。栃木ゴールデンブレーブスは前日丹南(越前市)で福井ミラクルエレファンツと対戦し8対1で敗れたものの、栃木の1点は村田修一のホームランによるものだった。栃木ファン、村田ファンの中には泊りがけで丹南と湖東の観戦という人もいるのだろう。

時間となり、コミュニティバスの小型車両が到着する。定員26人という表記があるが本当に26人乗れるのかという車両で、バス停前にいた人、駅の待合室にいた人で満員となる。「湖東スタジアムへはこれでいいですか?」と訊ねる客も多く、乗客のほとんどがスタジアム行きの客のようだ。運転手も「湖東スタジアムへ行かれる方は湖東支所で降りてください」と放送する。13時試合開始の1時間少し前に着くから手頃な便だと思うが、これが「村田修一のいない栃木戦」だったらバスが満員になるくらいの客は来るだろうか。

バスは東近江市役所や滋賀学園前を通り、愛知川を渡る。湖東支所までは20分ほどで到着した。果たしてほぼ全ての客が降りる。スタジアムは5分ほど歩いたところにあるひばり公園の中にある。コミュニティバスはこの近くを循環するルートとなっており、帰りはひばり公園の前から乗ることができる。

公園の入口が駐車場で、栃木のチームバスも停車している。金色のボディが目立つが、年に一度のこととは言えはるばる栃木からバスで遠征とは大変だ。

スタジアムは公園の奥にある。入口で入場券を買って中に入ると、スタンドはBCリーグ、また滋賀ユナイテッドの試合にしてはすでに結構な入りで、スタンドの中央部もそこそこ埋まっている。この後からも観客が増え、中央のオレンジのシートは9割以上埋まった。やはり多くが村田の姿を観よういう人たちだろう。ジャイアンツやベイスターズの帽子やタオルをまとった人もちらほらと見える。

グラウンドでは栃木の選手が練習中で、ベンチには早くもユニフォームに着替えた村田の姿も見える。

滋賀もこれをビジネスチャンス?と捉えていて、この試合はさまざまなイベントを仕掛けてきた。村田引退を受けて栃木が作成した「男・村田修一FINAL ROAD記念Tシャツ」を販売し、購入した人のなかから抽選で3名に村田との写真撮影やサインがいただけるという。また試合前には村田と滋賀の4番・ジョニーによるホームラン競争が行われる。これは見ものだ。

スタメン発表。村田は4番・DHでの先発出場である。

その後にホームラン競争。進行は吉本の「滋賀県住みます芸人」のファミリーレストランのコンビが務めるが、本番前に「素人がホームランを打つのがどれだけ難しいか」ということを実演する。トスを上げてもらってバットに当てるが、内野フライかボテボテのピッチャーゴロ。

そして村田、ジョニーの登場。日本語もペラペラなジョニーが「(10スイング中)8本は打ちたいですね」と大きく出れば、一方の村田は「こういうのってあまり得意じゃないんで・・・1本打てたらいいと思います」とえらい謙虚に答える。

ジャンケンで先攻はジョニー。BCリーグ3球団で通算59本塁打のパワーを見せたいところで、惜しい当たりも結構あったのだが外野のフェンスを越えたのは結局1本だけ。「力入っちゃったネ」と苦笑いだ。

そして後攻の村田。スタンドから大きな拍手があり、客席の最前列にはカメラやスマホを持った人たちがその姿を捉えようと集まってくる。こちらはNPB通算360本塁打の実力者、スイングにも余裕が見える。そのうち、カチンという当たりとともにレフトスタンドの奥の森の中に打球が吸い込まれる。そして2本目はいったんファウルの判定だったが、栃木ベンチからの抗議?によりホームランに認定。その後ももう1本放ち、合計3本。そのたびにスタンドから大きな拍手が起こる。結果は3対1で村田の勝ちとなり、賞品として近江米がプレゼントされた。村田にとっては最初で最後となる滋賀での試合だけに、花を持たせたわけではないだろうがいい思い出になったかな。

この後は両チームの選手たちが登場する。滋賀は途中休養の松本匡史監督に代わり、マリーンズの抑え、コーチだった成本年秀コーチが監督代行を務める。一方の栃木は元ホークスの辻武史監督。他にコーチ兼任選手で元スワローズの飯原もいる。

13時に試合開始。こちらのほうは終盤までもつれる展開に・・・。
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