まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

開幕戦、惜しいというか残念な負け方・・・

2018年03月30日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
30日に開幕したNPBプロ野球。福岡でのホークス対バファローズ戦について、中盤からBSでの中継を観る。バファローズ先発の西はホークス相手に好投を見せていた。

解説は小久保裕紀さん。「キャッチャーが構えたミットがほとんど動かないですね」「(ノーヒット・ノーランをされた)自分の引退試合でのピッチングを見ているようですね」などと、西の投球を褒めるところも。

ただ、打線がどうも・・・。ホークスの千賀がよかったこともあるが、何だか急に元気がなくなったように見える。

そんな中、7回で交代かと思った西が8回にも登板。ちょっと嫌な予感がしたが、案の定、ランナーをためて柳田に決勝の二塁打を許す。で、9回はサファテに手も足もでず2対0で敗戦。これで開幕戦は7連敗。惜しい点差なのだが、それ以上にもったいない、残念な負け方のように思う。

まあ、1試合終わったばかりだし、続く2戦目には田嶋、3戦目には山岡という若い投手が先発する。田嶋は立ち上がりが課題だと思うが、そこを乗り切ればスイスイ行くかもしれない。

気になるのは打線で、打てなければ、勝てない。何とか奮起してほしいものである・・・。
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今季のパ・リーグの順位は・・?

2018年03月28日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
早いもので30日からNPBプロ野球開幕である。

いろいろなところで順位予想が出ているが、パ・リーグではやはりホークス優勝と予想する向きが多いようだ。昨年の勝ちっぷり、選手層を見ているとそう思わざるをえない。昨年に比べてコーチが抜けたとか、川崎が引退したとか、オープン戦負け越したとか言う人がいても、力があるのは明らかである。

で、バファローズはといえば・・「今年は新戦力、若手の台頭で対抗として期待」というのが概ねの予想である。イーグルスとともにAクラスに挙げる人が多い。私もそう思う。ただ、戦力が揃っていて上位予想されたシーズンのほうが、結果下位に沈んだ・・というシーンを何度も見ている。ちょっとしたことで歯車が噛み合わなかったり、再三言われているように監督とバッテリーコーチに問題があるようなないような・・ということもある。

選手の皆さんもそこはよくおわかりかと思うので、自分たちがベストプレーをするつもりで頑張ってほしい。

開幕カードのホークス戦に3連勝、いやせめて勝ち越しでもすれば、春のいいダッシュが切れるだろう。

ちなみに、本拠地開幕カードは行けず、生観戦は4月中ほどの神戸でのファイターズ戦の予定・・(清宮が観られるかと期待していたのだが)。
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第33番「七宝瀧寺」~近畿三十六不動めぐり・13(行者の滝)

2018年03月27日 | 近畿三十六不動
七宝瀧寺の本堂を目指して歩きを進める。道のいたるところにさまざまな祠や仏像があり、山全体が信仰に包まれているのを感じる。

途中にペットの慰霊碑があり、その横には後ろから見る形だが犬の像がある。義犬の墓とされるところだ。犬鳴山の名前の由来にも関係している。その昔、猟師がこの山で狩りをしていた時、お供の犬が突然激しく鳴き出し、狙った獲物を取り逃がした。怒った猟師は犬の首をはねた。するとその首は飛び跳ね、大蛇の首に噛みついた。この大蛇は猟師を襲おうとしており、犬は主人に知らせようと鳴いて、首をはねられても大蛇にかみついて主人を守ったのだ。猟師はこれを悔いて、犬を供養するとして七宝瀧寺の僧になったという。忠義の生き物らしい伝説である。

しばらく進むと観音堂がある。弘法大師空海が彫ったとされる十一面観音が祀られている。ちょうど車道の下をくぐるところで、実は川沿いに駐車場がある。バス停の手前から林道を使えばクルマでアクセスできるところで、この辺りからはクルマでお参りに来た手ぶらの人と、しっかりハイキングの格好をした人が入り交じる。ちょうど、本堂とハイキングコースとの分岐もある。この上の五本松までは2時間のコースとある。

ようやく七宝瀧寺の中心にやって来た。護摩壇の広場がある。まずは入口の鐘楼で鐘を撞く。3回までだと回数に応じた功徳があるが、4回撞くとパーになるという。何事もほどほどにということか。ちなみに私は一度だけ撞く。

護摩壇の向こうには巨大な不動明王像が立つ。身代り不動で、両脇に神変大菩薩(役行者)と弘法大師を従えた横綱のような迫力である。七宝瀧寺の本尊、シンボルはこれだと言ってもいいくらいだ。私も山の中の不動像にうなるばかりである。

七宝瀧寺は斉明天皇の時に役行者が開いたら修行の場で、大峯山よりも早くに開かれたことから「元山上」と呼ばれている。葛城山系での修験道の根本道場として栄えたが、豊臣秀吉の根来攻めの時には焼き討ちに遭った。江戸時代には岸和田藩の保護も受けていたが、明治の廃仏毀釈で修験道は迫害を受け衰退した。その後は少しずつ復興して現在に至るが、昔からの山岳信仰や神仏習合の歴史をよく残していると思う。

この上には水掛け不動やボケ封じ不動といったところがいるが、本堂の中で祀られているのは倶利伽羅大龍不動明王という。役行者が彫ったとされ、その姿は剣に龍が巻き付いたものだという。

本堂の外でお勤めとする。ちょうど内陣では僧侶による祈祷が行われていて、護摩壇で炎が上がっている。

ここでいつものように般若心経、聖不動経、そして不動明王の「のうまくさんまんだ~」の真言を唱えて、一心地。そこでふと、正面の扉に貼られた倶利伽羅大龍不動明王の解説文が目に入ったが、それを読むとこれには独特の真言があるという。「のうまく しっち しっち そう しっち しっち きゃららやくえんさん まま しっち あじやま しっち そわか」・・・どこぞの国の早口言葉かいな。

「しっち」というのが6回出てくる。漢字では「悉地」となり、成就するという意味だそうだ。この真言を6回唱えるとある。六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)つまり身体と心の悩みを消し、願いを成就させようという意味が込められているという。これは結構強力な感じがする。貼り紙を見ながら、たどたどしくながら6回唱える。

ここで近畿三十六不動のバインダー式の朱印をいただき、いよいよ奥の行者の滝に向かう。少し歩くと向こうにその姿が見える。

途中に山道に続く鳥居があるが、この先は行者道。一般の参詣者は入ることができない。ここを訪ねた人のネット記事やブログなどで、自己責任で行者道を歩いたという文章もあるが、無断で入ったら警察に通報するという注意書きもあり、寺としても対応には苦慮しているようだ。どうしても入りたいなら、七宝瀧寺が主催する修験道の1日体験に参加することである。

滝の手前のお堂で手を合わせると、その先が行者の滝である。高さは20メートルくらいだろうが、水量はたっぷりある。滝壺の手前まで行くと、暖かくなったとはいえまだ3月、ひんやりした空気が漂ってくる。今この場で滝に打たれることができたとしても、水の冷たさに悲鳴をあげるのではないかと思う。

そんな中だが、ちょっとでも修行に近づこうと、滝壺の手前で手を合わせて般若心経を唱える。・・・まあこれで、犬鳴山七宝瀧寺の真髄にほんの少し触れたということで・・・。

滝壺の手前には役行者の荒くれた顔の像が立つ。この下が行者くぐり岩となっている。「六根清浄」と唱えながら3回くぐるとある。せっかくなのでくぐる。私の体格でもくぐることができるだけの空間があってホッとした。改めて滝と役行者に手を合わせる。

ここで七宝瀧寺のお参りを納めることにして、次の行き先である。今回は役行者に見守っていただくとしてアプリで出た次の候補は・・・

1.東住吉(法楽寺、京善寺)

2.豊中宝塚(不動寺、中山寺)

3.左京(曼殊院門跡)

4.富田林(明王寺)

5.神戸(大龍寺、無動寺)

6.和歌山(根来寺)

その中でサイコロアプリが出したのは・・・「1」。今回の自然の中とは対照的な、大阪市内の町の中である。京都の市街地が一向に出ないのはどういうことかと思うのだが・・・。

この2つは七宝瀧寺からの帰りに立ち寄ることもできるが、そこはまた日を改めて、大阪市南部編として訪ねることにする。

行者の滝を折り返しにして、この先の山には行かずにバス停に戻ることにする。先ほどの身代り不動の護摩壇の周りが休憩スペースになっており、ここで昼食にする。山の中の札所、こうした場所での昼食はおにぎりが合う感じだ。

来た道を引き返し、バス停近くの温泉地に出る。立ち寄りで入浴して、生ビールの一杯というのもありかと思ったが、なぜかこの時、入りたくなるような建物がなかった。温泉センターというのもあるがどうも古臭い建物だし、他の旅館の昼間の立ち寄り湯も結構料金が高い。真夏で汗をかいたならともかく、この時季は無理に入浴しなくてもいいのではという感じだ。ちょうど、あと数分で泉佐野へのバスが出発するところだった。1時間待つならこれに乗ったほうがいいかなと、そのままバスに乗った。まあ、これでいいのかなと思う。

帰りは日根野で下車。関空・紀州路快速で天王寺まで戻る。

今回訪ねた犬鳴山七宝瀧寺。まだ近畿三十六不動は3分の1ほど回っただけだが、これまで訪ねた札所の中でもっとも自然の風情も味わえたし、神仏のパワーというのか、信仰心の強さというのを感じることができたように思う。家田荘子さんが南海の泉佐野駅で広告に出るのもうなずける。今後滝に打たれることがあるか・・・と訊かれてもまだ答えは出ないが、昔の修験道というのを感じるための入口としての雰囲気は十分に感じられた。

これからの不動めぐりも楽しみである・・・。
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第33番「七宝瀧寺」~近畿三十六不動めぐり・13(滝修行は・・・)

2018年03月26日 | 近畿三十六不動
すっかり春の気候となった3月下旬、およそ1ヶ月ぶりでの近畿三十六不動めぐりである。今回訪ねるのは七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)。もっとも、七宝瀧寺というよりは犬鳴山(いぬなきさん)という名前のほうが知られているだろう。また、これは私も初めて知ったが、犬鳴山という名前の山があるわけでなく、灯明ヶ岳をはじめとした周囲の山の総称である。

この寺には行者の瀧というのがあり、今でも修験者が滝に打たれている。テレビ番組でも芸能人がここで滝に打たれる体験をしてみたりというのがある。ただ、七宝瀧寺のホームページによると、誰でも勝手に滝に打たれてもいいわけではなく、行者と認められた者だけができる。初めてという人は、行者の1日体験などでプロの指導を受ける必要があるが、この体験は毎月第3日曜日限定で事前予約が必要。また滝修行だけの体験は不可で、険しい行者道を歩いたり、崖の上から下を覗き込んだりと一通りこなす。要はさまざまな修行ががあり、滝修行はその中の一つに位置付けられる。テレビでやっていたのはあくまで寺の特別な許可をもらってのことで、行者の資格?がなければ一般の参詣者やハイキング客が滝に入ることはできないし、また行者道を歩くこともできない。

私は犬鳴山に行くのは初めてである。近畿三十六不動めぐりを始めるに当たり、七宝瀧寺が当たったら滝に打たれないといけないのか・・・?と多少ビビっていたのだが、これを知って安心したような、逆に物足りないような気持ちになった。ならば行者体験に参加するか・・とも思ったが、その日の都合が悪い。ただ待っていても先に進まないので、とりあえずは普通に参詣して、今後行者体験に挑むかどうかはまた考えることにする・・。

犬鳴山には南海の泉佐野からJRの日根野を経由する路線バスで行く。バスが1時間に1本のためあらかじめ時刻を確認して行くことになる。今回は行きが南海、帰りがJRとわざと変化をつけてみる。当日乗るのはゆっくりめの泉佐野10時10分発のバス。新今宮から特急ラピートに乗り込む。

ラピートの車体には大阪万博誘致に向けた南海電鉄の応援メッセージが書かれている。関西空港を利用する外国人にも向けたPRである。今年の秋に開催地が決まるそうで、大阪が他の都市をリードしているという情報もあるが、国内全体として万博誘致の気運というのはどれほどなのか疑問視する向きもある。万博もいいがもっと他にお金を使うところがあるのでは?という意見も無視できないだろう。そう言うと、万博で大阪、関西から日本を元気にする、景気を良くするという声が返って来るのだろうが。

ラピートの車内はアジアからの観光客らしいので半数以上の席が埋まっている。日本語、英語、中国語、そして韓国語の字幕が入れ替わり流れる車内案内を眺めながら進む。特にハングルはどう読むのやら、駅名を見ては「この文字はこう発音するのか」と暗号を解いているようだ。

新今宮から25分で泉佐野に到着。高架のホームから下りる。

コンコースにはこのような広告がある。作家の家田荘子さんである。作家としてだけでなく高野山真言宗の僧侶としても活動しており、四国遍路や近畿三十六不動めぐりのPRにも力を入れている。四国遍路では公共交通機関を活用する「つなぎ遍路」を提唱し(私の四国めぐりも、このおかげでずいぶん気が楽になっている)、近畿三十六不動では霊場会のホームページで各寺院の紹介文を書いている。それにしても広告になるとはね。それだけ、三十六不動の中でも家田荘子さんが特にお薦めということだろう。

駅前のバス乗り場には犬鳴山に向かう人の列ができている。並んでいると着物姿の力士が駅に入っていくのを見かける。こんなところにも大阪場所の宿舎があるのだろうか。難波まで南海電車1本で行けるから意外に便利なのかもしれない。

バスは立ち客も出る賑わいである。参詣というよりはその奥へのハイキングらしい客もいれば、どこの国の方か、日本人も交えて英語で会話するグループもいる。賑やかな会話が飛び交う中、日根野で何人か乗客が入れ替わり、犬鳴山に向かう。少しずつ上り坂になり、周りに緑が増えてくる。

泉佐野から35分で犬鳴山のバス停に到着。七宝瀧寺へはここから1.5キロほどの道を歩く。30分ほどかかるとあるが、この距離が長くなく短くない、ちょっとしたハイキングコースとしても人気があるところだ。まずは温泉街を抜ける。日帰り温泉もやっているようで、場合によっては帰りに入るのもいいだろう。

川沿いの道になり、神域というのか、しめ縄が下がる石の門に出る。ここから犬鳴山七宝瀧寺である。一礼して中に入る。

少し歩くと役行者の像に出迎えられ、「従是行者道、願有佛守護」と記された石の柱を抜けると、一の滝とも呼ばれる両界の滝に出る。両界とは密教の金剛界、胎蔵界を指すが、この辺りはかつての修行の伝説が残る奇岩もあちこちにある。また滝の向こうの岩肌に不動明王の眷属三十六童子の像があるのも見える。一方で、この後も含めて滝や川はあくまで修行の場であり、飛び込みや水浴びを禁じる立て札が見られる。

行者迎えの門と呼ばれる朱塗りの瑞龍門をくぐる。ここまで何段階かの門をくぐり、少しずつ深みに入って行く感じがする。この先には不動明王の護摩場や虚空蔵菩薩を祀るお堂もある。この一角はちょっと荒れ果てたような雰囲気だが・・。

この後もさまざまなお堂や石像に出会う。長い歴史の中でさまざまな信仰が入り交じっているように感じる。本当にこれら一つ一つに手を合わせて祈りを捧げていると、本堂にたどり着くまでどのくらい時間がかかるだろうか。

一つ残念だったのが、修験資料館。残念だったのは中身ではなく、入れなかったこと。修験道のことを少しでも知るのに面白そうだったし、七宝瀧寺のホームページで特に休館日もなかったので訪ねることにしていたが、こちらの札では、休館がいつではなく、3月の開館がいつという案内だった。開くのは週1日、それも週によって土日が替わる。私が訪ねた時で言えば、前日の土曜日なら開いていた。開館日以外の見学は事前予約だという。季節によって開館日が異なるのかもしれないが、これにはがっくり来た。まあ、そこは役行者のからくりかと納得させる。

気を取り直して進むと出たのが、塔の滝。ここまでの滝と同じく、高低差で見るものを圧倒させるものではないが、自然の営みを感じさせる優しい雰囲気である。この塔の滝は毘沙門天や不動明王をはじめとして、さまざまな信仰が集まっている。参道から最近整備された石段を下ると滝の近くまで行くことができる。これもうなるところだ。

ちなみにこの塔の滝の復興にはさまざまなところからの支援があったようだ。宗派を越えて、犬鳴山には支援をしたくなるような何かがあるのだと感じる。

ここは本来なら一気に書き進めるところなのだろうが、ブログとしては参道の途中で息切れかもしれない。本堂を前にした続きは、申し訳ないですが次の記事にて・・・。
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第22番「総持寺」~西国三十三所めぐり2巡目・22(JR新駅と「西国観音曼荼羅」)

2018年03月24日 | 西国三十三所
今年2018年がちょうど西国三十三所草創1300年の記念の年ということで、2年前から始まっている各種行事の数も増えて、新たな取り組みが行われるようになっている。その一つに「西国観音曼荼羅」というのがある。

今年の初めに送られてきた西国三十三所の先達委員会からのお知らせによると、「掛け軸に替わる納経集印の新しいカタチ」として始めるものとある。専用の八角形、八色の用紙に朱印をいただき、33揃うと曼荼羅用の台紙に貼りつける。これを額に入れると、掛け軸のように床の間でなくても、洋間の壁に掛けることができる。三十三所を普段から身近にというものだ。

実はこれ、現在は先達のみが受けることができる。お知らせに同封されている引換券を持参すれば、33枚の八角形の用紙と台紙をいただくことができる。ただしこれはどこの札所というわけでもなく、地元の葛井寺では配布していない。先達委員会の札所として、紀三井寺、施福寺、岩間寺、革堂、総持寺、圓教寺、成相寺、松尾寺となっている。気のせいか、山の上にあるところが多いように感じるのだが・・。

この中で大阪から近いところとなると総持寺である。納経所が独立した建物になっており、西国関連のものも豊富に揃っている。2巡目としては参拝済みだが、今回は○巡目とカウントしない形で、この用紙をいただきに行くことにする。

総持寺に行こうと思ったのは、3月17日のダイヤ改正にて、新たにJR総持寺駅ができたこともある。新駅訪問も兼ねてちょっとの時間出かけてみる。

JR総持寺(頭に「JR」がつくのが正式名称)は普通しか停まらないので、快速を手前の茨木で降りる。茨木の駅名標にも隣に「じぇいあーるそうじじ」と書かれている。次の普通に乗り、直線区間を走って次のJR総持寺で下車する。

複々線の真ん中のスペースに島式ホームをはめ込み、線路を少し広げたような造りである。直線区間の真ん中ということで、ホームの端には撮り鉄の姿もちらほらと見える。ホームには高槻方面、大阪方面それぞれの列車を待つ人も結構いて、開業してまだ1週間だが自然に町中になじんでいる感じだ。周りは元々住宅やマンションも多く、病院や大学キャンパスもある。新駅の需要は元々あったところのようだ。ホームの両側には可動式のホームドアが設置されており、JRとしても今後ホームドアの設置駅を増やす上でのモデルケースとするそうだ。

ホームの上から瓦の屋根が見える。位置関係からしてあれが総持寺である。結構近いものだ。

ホームから改札方面に向かう。総持寺の山門と、総持寺の伝統行事である包丁式のイラストが描かれている。自動改札に向かうが、この時間は駅員が不在とある。ご用の方はインターフォンでオペレーターを・・とある。一般の利用客にはこれで事足りるのだろうが、私としてちょっと気になるのが、JRの西国三十三所のキャンペーン。こちらは、札所最寄のJR駅で(一部は近鉄などの私鉄や、札所の境内で)スタンプを押してもらい、その駅数に応じてプレゼントに応募できたり、全部集まったら散華台紙などとの引き換えができるものだ。総持寺の場合は寺から20分ほど歩いた摂津富田駅が最寄り駅だったが、JR総持寺駅ができたことで当然最寄駅はこちらに移る。で、駅員がいない、スタンプを押してもらえない・・・というのは、クレームにならないかが心配である(最近訪ねた四国八十八所でも、納経所に昼休みの時間帯があるというのでちょっとしたもめごとになっている札所があったが・・)。もっとも、これまで通り摂津富田でスタンプは押してもらえるとあるので、駅員がいなければ電車で1駅移動するだけで済む。

ここから総持寺に向かう。駅の玄関も総持寺の山門をイメージした造りだという。駅前にはエレベーターのメーカーであるフジテックの建物がある。線路に沿って歩くと府道に出る。ここを渡ることができれば近いのだが横断歩道はなく、100mほど先の交差点で渡ることになる。そこでまた線路のほうに戻り、茨木病院の横を歩くと寺に到着する。駅から徒歩5~6分というところで、阪急の総持寺と同じくらい、あるいはそれより少し近い距離に感じる。

山門をくぐる。先ほどまで彼岸の法要を行っていたようで、境内にはそこそこの人が訪ねている。元々拝観料を取るわけでもなく、駅から近い町中の寺ということで、気軽に訪ねる人の多いところ。

せっかく来たのだからと、西国先達の輪袈裟を取り出し、本堂にてお勤めとする。この後は大師堂や、西国・四国のお砂踏み、その他のお堂を回る。すっかり春の景色となり、池の鯉や亀の元気そうな動きも見られる。

一通り回ったところで納経所に向かう。奥には「西国観音曼荼羅」の見本が掲げられている。額に入れるといっても、台紙は縦80cm、横77cmのサイズというから結構大きい。外で見ればこんなものかと思うが、もし部屋の壁に掛けるとなると結構大きく感じるだろう。

引換券を差し出すと係の人はすぐに対応してくれて、まず台紙が収められた筒を渡される。この台紙を使うのは33枚の用紙すべてに朱印が入った後のことになるので、それまでは広げずに筒に収めたままにしておく。そして、10cm四方くらいの小箱を渡される。この中に札所番号が書かれた用紙が33枚入っている。

せっかくなので、総持寺の朱印をいただくことにする。「その中から22番を出してください」と言われ、取り出して渡す。朱印、墨書していただいた後で、「この用紙は乾きにくいので、ドライヤーを当ててください。ただ、風で飛ばないように気を付けて」と返される。1巡目では掛け軸に朱印をいただいており、その頃のことを思い出す。この用紙の場合は当て木は役に立たず、片手にドライヤーを持ち、もう片手で用紙を押さえて乾かす。その後で念のために当て紙をして小箱にしまう。

さて、西国めぐりの2巡目は残り12所残っているが、2巡目でこの曼荼羅の用紙を持って行くか。1巡目では掛け軸への朱印、2巡目ではご詠歌護符(これは先達としてついてくる)とカラーの本尊御影をいただいている。総持寺ではサンプルの意味もあって曼荼羅の用紙への朱印をいただいたが、途中から他のところを集めるのは中途半端なようにも思う。この流れだといずれは3巡目を行うことになるだろうから、曼荼羅用紙はそれに合わせて行うことにしようか。

総持寺参りはこれで終わり、帰りは経路を変えて阪急の総持寺に向かう。こちらも普通のみの停車で、隣の茨木市で特急に乗り換えるのはJRと似たような位置づけだが、JRの新駅ができたというのは阪急にとってはこれから影響が出るだろうか。私も次に総持寺を訪ねる時は、阪急にするかJRにするか、迷うところである・・・。
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大阪地下鉄御堂筋線開業85周年~4月からは大阪メトロ

2018年03月21日 | ブログ
この4月1日、大阪市営地下鉄が民営化され「Osaka Metro(大阪メトロ)」の愛称に生まれ変わる。また大阪の市バスも「大阪シティバス」に変わる。日本の公営交通が完全に民営化されるというのは初めてのケースだという(東京メトロの前身は特殊法人の「営団」)。

最近でこそ地下鉄駅構内にPRのポスターが出たり、ニュースでも取り上げられるようにもなったが、突然に運行形態が変わるわけでもないことから、利用者にはそこまで浸透していないのかなとも思う(私の周りでも、民営化されること自体知らないという人のほうが多かった)。これまで通り大阪市民、あるいは大阪市内を移動する人たちの足として機能してくれればいいのだが、気になるのは赤字路線もかかえるバスのほう。利用客が少ないことを理由に減便、あるいは路線廃止ということになっては困るところだ(一時期、橋下市政の中でそうした動きがあったものだから・・)。

さてそんな中、大阪に初めて地下鉄ができて今年が85周年という。最初に開業したのが御堂筋線の梅田~心斎橋で、1933年5月20日のことである。それを記念して、梅田、淀屋橋、本町、心斎橋の4駅で地下鉄の歴史や車両模型の展示が3月1日~5月31日まで行われている。

また、3月21日~31日にはクイズラリーが行われるとあった。たまたま市内に出ていたこともあり、どんなものか参加してみることにする。

心斎橋駅のホームに降り立つ。改札口でクイズラリーの解答用紙を受け取る。御堂筋線と長堀鶴見緑地線との乗り換え口には、大阪の市電、地下鉄の歴史展示のパネルがある。大阪に初めて市電が走ったのが1903年のことである。こちらでクイズの第1問。クイズの中身はここでは書かないが、この後の駅でのクイズも含めて、周りを見渡せば答えがわかる3択問題である。

続いては本町駅へ。こちらでは中央線の模型や鉄道部品も展示されている。

淀屋橋駅では、京阪電車との乗り換え通路の両側に、御堂筋線の写真パネルが飾られている。工事中の様子や昔の乗車風景などが紹介されている。

そして最後には梅田駅。ここでも模型や鉄道部品の展示があり、クイズの解答用紙を手にした鉄道ファンの姿も結構見かける。これでクイズの解答も出揃った。

解答用紙は各駅の駅長室に提出する。無事に全問正解で、参加賞を渡される。御堂筋線開業85周年の台紙に、4駅の「試し刷り券」がセットになったものである。「試し刷り」だから入場券や乗車券として使うことはできないが、まあ、その駅のオリジナル券といっていいだろう。ちょっとした記念になる。

市営地下鉄114年の歴史に幕・・・とは言いながらも、三江線のように廃止になるわけではなく、事業主が新会社に移行するだけのことである。新たな「私鉄」ということでどのような展開が見られるか、期待したいところである・・・。
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貴乃花親方も大変やね

2018年03月19日 | ブログ
大相撲の春場所は横綱鶴竜と平幕魁聖が9戦全勝、2敗で7人が追う展開。何だか先場所に似ている。横綱の相撲も連日ヒヤヒヤもので、これから三役、大関との対戦でバタバタ行かないとも限らない。魁聖の平幕優勝なんてことになったらどうなることやら。

さてそんな中で、貴乃花親方が大阪府立体育会館に何分間滞在したとか、相変わらずそちらのほうが話題になっているが、ここに来て親方も全く予想していなかったであろうトラブルが起こった。新十両、双子の兄弟関取で注目の貴公俊の付き人への暴行である。これは部屋での稽古中というものではなく、本場所の支度部屋、他の力士も大勢いる中での出来事である。原因は貴公俊の入場が付き人の勘違いで遅れて、土俵下の審判長から注意を受けたのに腹を立ててのことだというが・・・。

これが大きな部屋ならわからないでもない(暴力を支持するという意味ではないが)。ただ、貴乃花部屋で起こったのがよろしくない。この部屋は力士数の割に関取は多く、力士同士が師匠のガチの相撲道の教えで切磋琢磨しているイメージがある。親方の言動はさておき、叩き上げの関取が育っていることは評価できる。ただそんな中で、入門から関取~付き人という関係ではなく、つい先ほどまではお互い関取目指して稽古してきた間柄だろう。ましてや、親方がああいう状態である。部屋の力士が何かやらかすと他の部屋より騒がれることになるのはわかっていたはずではないだろうか。

貴公俊は今場所は親方が謹慎の意味で休場となるため、来場所はまた幕下に下がるだろう。他にも処分が下るかもしれない。ただまだ若い力士、今回のことはきちんと反省して、また関取に上がってほしい。

それにしても、このタイミングでのトラブルとは、貴乃花親方も大変なものだ。一部マスゴミのあることないことの報道ではなく、「現行犯」だけに・・・。
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新名神神戸区間開通は渋滞解消につながるのか?

2018年03月16日 | ブログ
3月18日、新名神高速道路の川西インター~神戸ジャンクションの間が新規に開業する。先に開通していた高槻ジャンクションと神戸ジャンクションとの間にもう1本ルートができる形となり、山陽道・中国道と名神・新名神の間の輸送力強化にもつながる。

これにはホッとしている。日曜日の夕方の山陽道・中国道方面から宝塚トンネルにかけての渋滞は避けて通ることができず、何とかならないのかという声が大きかったところである。宝塚、尼崎から大阪市街方面に向かうクルマは従来通りの宝塚トンネルルートを通ることになるが、高槻から京都方面に抜けるクルマは新ルートを通ることができる。また途中に新設される宝塚北サービスエリアは西日本最大級の規模で、さまざまな楽しみ方もできるそうだ。

実は開業当日の18日の夕方、中国道を大阪方面に抜ける予定である。あの辺りでゴルフをする人たちが渋滞に拍車をかけているのではないか・・というのはさて置き、新区間開業でクルマの流れがどう変わるのか見てみたい。私は帰る方向からして元ルートをそのまま走ることになるが、予想では、道路を広げたとしてもそれにともなって交通量は増えると見ており、結局どちらのルートでも渋滞は発生するのではないかと思う。その中でも、例えばこれまで10キロ以上が当たり前の渋滞が5キロになっただけでも「効果あり」という評価になるのだろう。

ゴルフの成績については、相変わらずのヘボゴルファーということで見逃していただくとして、この新区間開通が関西の高速道路網にどのような影響をもたらすのかは注目したいと思う・・・。
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「書き換え」でも「改ざん」でもどっちでもいいけど・・・

2018年03月14日 | ブログ
ちょうど1年くらい前だったかな、森友学園の問題が世間を賑わすようになったのは。

一度は収束したかのように見えるこの問題が再燃しており、財務省が決裁文書を書き換えた(ここで、「書き換え」「改ざん」という言葉の意味の違いについては置いておくとして)ことが問題になっている。誰が、何のために・・・という話になった時に、また安倍首相夫妻が出てきた。何だか1年経過して話が振り出しに戻り、かつ疑惑の闇の深さが浮き彫りになった。

このために、先ほどまであれほど世間を賑わせていた働き方改革法案の話は完全に隅に追いやられ、ましてや憲法改正のことなんか話題にも上がらなくなった。

一方世界では米朝噺を高座で一席・・・もとい米朝首脳会談を5月までにやろうとか動いている。習近平も独裁の道を確立しつつある。その中で日本は・・・。

官僚も政治家も完全にどうかしてしまっている。いっぺん、ぶっ潰してやらなければならないなと。特にこのところの対応には失望・・・。
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大相撲平成30年春場所初日観戦~やはり春場所は荒れる・・・混戦になるのか?

2018年03月13日 | ブログ
春場所観戦の続きの記事である。先の記事ではまだ三段目の取組のところだったが、この後で残り時間を埋めていく感じとなる。三段目くらいになると体格もかなり立派になるし、若手とベテランがまじりあって独特の面白さがある。階級社会の中で、関取と呼ばれない幕下以下の力士は「その他大勢」の扱いをされているが、三段目、幕下まで来ると、ライバル争いはより熾烈になるものの、チャンスがあればすぐに関取になれるくらいの位置である。特に幕下くらいになると、つい先ほどまで幕内の第一線で活躍し、上位からも白星を挙げたことのあるベテラン力士が並ぶ。関取復帰をかけた争いと、一方では若手力士のアシスト、また逆に若手力士の強大な壁となりながら相撲人生を続ける者も多い。

14時を回ったところで十両の土俵入りが始まる。新十両として貴乃花部屋の双子関取となる貴公俊(たかよしとし)や、白鵬の内弟子である炎鵬らに大きな拍手が起こる。もうこの辺りになると会場も多くの客が入っており、私の周りの席もびっしり埋まるようになった。

その中で一際大きな声援を受けていたのが貴ノ岩。例の鳥取での暴行事件の被害者で、その後本場所には来ずに休場を続けていたが、この日初めて出場。十両の最下位の番付だが、この場所勝ち越しでもすれば幕内復帰への可能性も少し広がることになる。

その貴ノ岩は十両の取組の半分を過ぎたところで翔猿(とびさる)との対戦となる。さてどのような結果になることやらで注目するが、序盤の翔猿の攻めをうまくかいくぐって寄り倒しで勝利する。(ちなみに、貴ノ岩は2日目も勝利して2連勝としている)

一方で気がかりなのは照ノ富士。ケガ、病気のためにとうとう十両まで落ちてしまった。こちらも元幕内の臥牙丸との巨漢対決となったが、元気なく上手投げで敗れる。この場所踏ん張れないようならズルズルと行ってしまいそうな気がする・・。(照ノ富士は2日目に勝利し、昨年秋場所以来の白星を手にしたが、この先まだまだ我慢のしどころだ)

照ノ富士の一番の後、いったん間が空く。東西の花道から、八角理事長、今場所一人横綱の鶴竜、そして大関、三役力士が入ってくる。初日の協会挨拶である。その前に、初日がちょうど3月11日ということもあり、東日本大震災の犠牲者への黙祷が行われる。かつて2012年、震災からちょうど1年後の春場所を観戦した時、全幕内力士が土俵下に勢ぞろいして黙祷を行ったのを思い出す。その後で理事長挨拶となったが、やはり2横綱の休場は残念だとしながら、一連の相撲協会をめぐる騒動には触れなかった。客席からは「貴乃花に負けるな!」との声も飛ぶ。そういえばその貴乃花親方は、春場所に姿を見せていない。初日は「無断欠勤」のような形となり、2日目にFAXで「全休」を伝えてきたという。このところの内閣府への「告発」とか、この動きもまた不穏なものである。

さて取組再開となり、十両の最後には安美錦と豪風という、幕内復帰を狙う両ベテランが登場。最後は豪風がはたき込みで勝つ。

幕内の土俵入りである。館内は大いに沸く。優勝争いは混戦が予想されるところだが、名前が挙がるとすれば横綱大関、そして栃ノ心あたりだろうが、また平幕優勝もあるのではないかという予想もまったく的外れではないところが難しい。

そして横綱鶴竜の土俵入り。場所前は3横綱ともすべて休場かとも言われていたが、万全ではないが鶴竜は出場に踏み切った。これ、テレビで見るだけなら、3横綱休場、土俵入りなしも仕方ないかなと思うが、やはり観戦に来たならば横綱の土俵入りは見たいところである。まずはよかった。

中入の時間には初場所優勝の栃ノ心が賜杯、優勝旗を返還する。周りの人がプログラムを見て「賜杯返還って、昨年の春場所の分?それやったら(昨年優勝した)稀勢の里が来るんかなあ」と言っていた。あ、そういう解釈をしている人もいるということか。賜杯が本場所の数だけあって、春場所なら春場所、秋場所なら秋場所でそれぞれ授与されて返還すると。

中入り後は碧山と十両の旭大星の取組から始まる。いつも思うのだが、テレビだと仕切りの間の時間が長く感じることがあるが、現地で観戦すると制限時間いっぱいまであっという間に過ぎるように思う。土俵の上以外の周りの観客の様子を見たり、行事や呼出の動きを見ていることもあるだろう。

交野出身の勢が登場すると、向正面上段のイス席から「勢」と書かれた黄色のうちわが一斉に上がる。大きな声援に応えて蒼国来を寄り切りで破る。

その後も取組が次々に進み、電光掲示板の勝敗を表示する赤ランプの数もあっという間に増える。幕内後半になると貴景勝も登場するが松鳳山に力負け。

力相撲といえば逸ノ城と琴奨菊。以前の「琴バウアー」を封印した琴奨菊ががぶって寄りたてるが、これをこらえた逸ノ城が一気に寄り返す。幕内に上がって来た当時の力強さが戻った逸ノ城も優勝争いで手ごわい存在になりそうだ。

そして栃ノ心が登場。場所前に足を痛めたそうだが、宝富士相手にがっちりとまわしを取って吊るように寄る。こちらも力強い取組を見せてくれそうだ。(ただし、2日目は玉鷲に敗れた)

心配なのが大関。まずは大歓声に迎えられた豪栄道。こちらも、先ほどの勢と同じく向正面の上段イス席から黄色のタオルなどが掲げられる。また一時自然と手拍子が起こる。逆にそれで硬くなったかどうかはわからないが、玉鷲に上手く攻められてあっさりと土俵を割る。また続く高安は遠藤との一番。こちらも遠藤に上手く取られて土俵を割ってしまう。どうも初日から波乱の予感である。(2日目は豪栄道は荒鷲に勝ったものの、高安は逸ノ城に敗れて連敗となった)

両大関が敗れてプレッシャーがかかるのは結びの一番の鶴竜。相手は馬力のある千代大龍。これも敗れるようなら座布団が飛ぶのかどうかと、見たいような見たくないような気持ちだったが、ここは落ち着いた取組で危なげなく勝利。まずは初日横綱が締めた形になって何とか大崩れは防いだ形になった。(鶴竜は2日目も遠藤を破り連勝スタート)

弓取式は中川部屋の春日龍が務め、まずは初日が打ちだし。朝8時から10時間近く体育会館の中で過ごした形になったが、時間が経つのがあっという間に感じた。途中いろいろな席で見てみたり、食事などもしていたこともあった。もっと楽しむなら、例えば支度部屋の前まで行って幕内力士も間近で見てみてもよかったかなと思う。今場所行ける機会はこの日だけだったので、また来年を楽しみにしたい。

土俵の外ではまだ貴乃花問題がくすぶっているところではあるが、ここは本場所、土俵の上では幕内だけではなく序ノ口から始まる若い力士たちが関取を目指して連日熱戦(彼らには「7番」しかないと言ってもいいだろう)を繰り広げている。もしラッキーにチケットを確保された方は、ぜひともこうした下のほうの取組も見てほしいものである・・・。
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大相撲平成30年春場所初日観戦~久しぶりの相撲観戦の雰囲気

2018年03月11日 | ブログ
このところ土俵の外での騒ぎがいろいろ出ている大相撲だが、3月11日、春場所が初日を迎えた。相撲観戦の人気のほうは土俵外の騒ぎとは無縁、どころか逆にこれまで以上に注目されている。チケットの確保も結構厳しくなっている。私も過去に、前売りの一般発売の開始日を一日遅く間違えてしまったことがある。それに気付いたのは、前売り開始日の夜のネットニュースか何かで「全日程の前売り券が完売した」という記事に触れたことだった。

今年は日程も押さえて、何とかチケットを確保することができた。実質1日まるまる行ける日として初日の11日を選択する。

朝の8時前、会場となるエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)に着く。外の歩道まで行列ができている。当日券となる自由席券を買い求める列だが、確か300席程度しかなかったのでは。入場口には無事に自由席券を買えた客もすでに多く並んでおり、この分だと外の列に並んでいても自由席券を買えない人が相次ぐのではないかと思う。事実、8時15分の開場前に完売となり、窓口も閉められた。この自由席、朝何時くらいから並んでいれば確保できるものだろうか。(後で、客同士の会話を聞く限りでは、6時くらいに並べば何とかなるのではないか・・・ということが言われていたが、もちろん100%保証というものではないだろう)

時間となり入場する。私は指定席のため慌てて関取、もとい席取りに走ることもなく、まずは玄関に飾られた賜杯、優勝旗や各賞のトロフィーなど見る。そして一度自分の席の位置を確認した後で、土俵溜に向かう。こちらのほうもすでに結構な数の人が座布団に腰かけている。ただどう見ても土俵溜の席の主ばかりではない。当然、自分の指定されたエリア、座席で観戦するのがルールだが、こと相撲の本場所観戦においては、幕下以下の取組では土俵溜や枡席も、本来の席の主が来るまでは座っていても特にとがめられることはない。まあ黙認というところか。

しばらく土俵周りに静寂が訪れ、8時35分、拍子木と共にまずは審判団が入場。そして序ノ口の1番目、2番目の力士が入ってくる。初日のため前相撲は行われない。

最初の取組、いわば「春場所の開幕カード」は、謙豊に対して服部桜(西方力士)。特に服部桜に対して「がんばれ!」「勝てるぞ!」と早速声援が飛ぶ。というのもこの服部桜、1月場所まで通算1勝96敗1休という成績の持ち主で、現在74連敗という大相撲ワースト記録を更新しているとして、知る人ぞ知る力士なのである。敗戦の中には「無気力相撲」と判定されたものもあるが、双葉山の連勝記録「69」の真逆を行く、誰にも真似ができない記録と言ってもいいだろう。なお、茅ヶ崎の出身だそうだが、ウィキペディアの記載によると野球はオリックス・バファローズファンなのだという。これは応援しなければ?

しかしこの開幕カード、立ち合い当たったものの、巨漢の相手に寄られてあっさりと土俵を割る。「自分から土俵割ったらあかんやろ!」というヤジも飛ぶ。自分から土俵を割ったかどうかはさておき、これで連敗記録が75に伸びた。さてこれからどうするか。

序ノ口といえば、先場所ともに前相撲ながら話題になった納谷(大鵬の孫、貴闘力の子)と豊昇龍(朝青龍の甥)がいるが、いずれもまだ7番勝負とあり、出番は2日目以降となるようだ。そんな中で序二段へと進み、こちらも少しずつ座る場所を変えて観戦する。ほとんどが四股名も初めて目にする力士たちだが、将来の関取を目指して1番1番勝負する姿というのは面白いものである。

客席が沸いたのは、朝阪神という力士。元は朝塩本という四股名だったのが、この春場所前に改名したという。大阪出身で熱心なタイガースファンとのことで、客席からも「阪神!阪神!」の声援が飛ぶ。そうなるとあまのじゃくが必ず一人はいるもので「巨人!」と叫ぶ御仁もいる。この時は笑いが起こったが、その後調子に乗ってか「ヤクルト!」と叫んだ時は反応がなかった。要はウケなかったということだが・・・(実は私、阪神に対抗して「オリックス!」と叫んだろうかと喉元まで出ていたのだが、そのまま呑み込んで腹にしまっておいてよかった)。取組は朝阪神が相手を土俵際まで追い込んだが、土俵際で投げを打たれて「逆転サヨナラ負け」。

土俵溜での観戦は迫力あり、場所を変えながら楽しんでいたが、結構早い時間から本来の席の主たちが相撲案内所(茶屋)のお兄さんの案内でやって来る。日曜日ということもあるのだろうが、番付が下の力士のうちからナマで観戦しようという向きも結構あるようだ。まだ序二段から三段目に差し掛かるところだが、もう早めに自席に行き、ビールでも飲みながらゆったりと観戦することにしよう。

2階のイスA席だが、土俵までの距離は近く感じる。近くで観戦している人は話から関東の方のようだが、「A席でも国技館のA席より全然近いね」などと言っている。私も以前に国技館のイス席で観戦したことがあるが、2階席の上のほうの席だと本当に2階から見下ろす感覚だったのをおぼえている。一方で府立体育会館は座席が少なく、土俵までの傾斜も緩く感じる。そんなところで焼鳥などつまんでビールで流し込み・・・。

三段目の途中、「大阪府藤井寺市出身」という放送が聞こえ、改めて「えっ?」と土俵を向く。三段目の春日岫(かすがみね)という力士。春日山部屋から、以前にあった名跡継承の問題もあり、現在は中川部屋に所属。戦績を検索すると年齢がもう30代後半であるが、最高位はまだ三段目だという。逆に、相撲教習所での若手コーチ役を務めているのだとか。藤井寺市出身の力士と聞いて思い出すのは、昭和から平成の初期に幕内で活躍した、現・若者頭の花ノ国だが、現役にこうしたベテランの力士がいるとは知らなかった。この日は惜しくも敗れたが、これからも長く相撲を取ってほしいものである。

・・・取組がまだ三段目までしか進んでいない場面だが、ここまでで結構長くなったので、一旦終了とする。次回、日ずれのため観戦記としての新鮮味は大きく落ちることになるが、やはり番付が上の力士たちは違う!というところを書いていきたいところである・・・。
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BCリーグ&四国アイランドリーグ公式戦日程発表

2018年03月10日 | プロ野球(独立リーグほか)
NPBのオープン戦がいろいろ行われる中で、もう一つのプロ野球である独立リーグの日程が発表された。BCリーグが4月7日~9月9日(前後期続けて)、そして四国アイランドリーグは3月31日~6月3日(前期)、7月28日~9月17日(後期)である。

BCリーグについては、例によって関西に近い、日帰りでも行けるところを中心に観戦を考えている。となると、滋賀、福井、石川南部までが範囲になる。特に滋賀については関西の球団でもあり、今季は頑張りを期待したい。また、BCリーグといえば前巨人の村田修一選手が栃木に入団したが、栃木球団が滋賀に遠征に来るのはシーズンの最終盤。もし村田が今季中にNPBに復帰するなら7月末までに決まる必要があり、滋賀でその姿を見ることになるのかならないのかは微妙なところだろう。

さて、四国である。現在、四国八十八所めぐりは今治を過ぎ、伊予西条に差し掛かっている。これまで、札所めぐりと合わせた試合観戦を徳島、高知、愛媛各県で1試合ずつ行って来たが、残る香川、あるいはその前の愛媛東部での開催日程が気になっていた。6~7月がインターバルで公式戦がないことも考え、野球日程から札所めぐりのスケジュールを組んでしまおうというものである。愛媛東部は次回、あるいはその次でクリアする見込みで、GWの辺り、また香川は夏休み期間かなと思う。ただ、高松にはまだたどり着かないだろうから、香川西部がベストとなる。いつもは盆の時季をずらして夏休みを取っていたが、試合日程によってはど真ん中に休みを持ってきてもよい。

そして日程表を見ると・・・試合が見つかった。夏休みは丸亀にベースキャンプを置いて、札所と球場めぐりである。一方悩みどころはGWで、他の予定との組み合わせをどうしようか考える必要が出てきた。また次の四国めぐりの記事は、こうしたところから書き始めることになるだろう。

いずれにしても、これだけは言える。その日だけは天気が持ってくれますように・・・。
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三寒四温・・・にやられたかな

2018年03月09日 | ブログ
3月4日に神戸に野球を観に行って、20度を超える気温で選手たちも半袖、観客の私も薄着という試合になった。

まあ、その日は良かったのだが、翌日5日は朝から冷たい雨。この時季ならではの天気の急変、三寒四温である。

また一方、私のほうも連日の「巡業」というのか、関西各地の大学で開催の合同企業説明会への参加である。自社または自社で手配した会場で単独で行うのを「本場所」とすると、各大学に向かうのはさしずめ「巡業」かな・・・と勝手に思ったりする。日曜日から春場所が始まるからというわけではないが、なぜか相撲に例えてみる。

ただどうも、ここに来て体調を崩した。まあ、休むほどのことではないし、仕事に穴を開けては行けないのでここまで何とか来たが、さすがにブログを更新しようというところまでは行かなかった。

今週、来週がピークということで、もうひと頑張り。それにしても、あの4日の暖かさは一体何だったのだろうと思う。むしろ今くらいの寒さが普通なのかもしれない・・・。
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河川津波

2018年03月05日 | ブログ
3月11日は東日本大震災からちょうど7年。このところ、東北の復興がどうなっているのかという話題が以前ほど報道されなくなったと思うのだが、さすがにその日が近づいてきたこともあってか、4日夜のNHKにて「河川津波の脅威」というのをやっていた。

津波と言えば海辺のもの・・・と思うのだが、あの震災の津波では、海辺だけではなく、河川を伝って内陸部の堤防が決壊、あるいは堤防を超える高さの水による被害が大きかったことが改めて紹介されている。

内陸の津波被害でもっとも悲劇として伝えられているのが、石巻市立の大川小学校だろう。多くの児童、教師が犠牲になり、その後、津波の避難対応に問題があったとして、遺族が裁判を起こしたところである。

以前、被災地を回った時に大川小学校の建物も見たのだが、確かにすぐ横は北上川の広い流れはあるものの、海が見えるわけでもなく、判断が遅れた、誤ったのも責められないのではと思った。番組では、この近くの住民で何とか津波から逃れた人や、家族を亡くした人のインタビューがあったが、やはりまさかという思いはあったそうである。

今回これを記事にしたのは、大阪はどうかということもあったからである。東北の被害の振り返りだけなら何の気なしに見ていたところ、大阪となると他人事ではない。これから起こりうることだ。

最新の想定では大阪の市街地が河川津波で大きな被害が懸念されるとのこと。番組ではちょうどJR大正駅からドームへの辺りが水に浸かるCGが紹介されていた。もし大正ドームで野球を観ている時に地震が来たらどうするか。まあ、この場合はドームの中にいればまだ安全だろう。しかし、観戦後に大正駅前の赤提灯で飲んでいる時に津波が来たらどうするか。大正駅のホーム・・・で大丈夫なのかな?

関東大震災はちょうど昼時、阪神淡路大震災は早朝、東日本大震災は昼下がり、そして熊本地震は深夜に起こっているが、例えば南海トラフ地震が朝や夕方のラッシュ時間帯や、飲み屋が賑わっている時間帯に発生したらどうなるのだろうか。これまでは、地震のほうであえてそこを避けていたのではないかとさえ思うほどだ。

他には、堺市でアプリを使った避難経路シミュレーションをやっていた。海から離れようと避難したが、川に沿って歩いたために川からの水に浸かってジ・エンドとなった。このため、避難経路を川から離れたルートに変えてみたところ、無事に避難所に着いた。

私の職場も大阪市内の海辺で、周りを堤防で囲まれているとはいえ、万が一の時は垂直避難しかできない位置である。

・・いろいろと並べてみたが、改めて、過去の教訓を活かす取り組みや、新たな対策が求められていることだと念押しされているようだ。一人一人が、自分の身を守る意識を高めたほうがよいと思うのである・・・。
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オープン戦観戦記(バファローズ対ベイスターズ@神戸)

2018年03月04日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
今年も「球春到来」、各地でオープン戦が開催されている。また、3月3日と4日は野球日本代表(侍ジャパン)の試合も行われる(シーズン前というこの時季に、WBCや五輪に直接関係しない試合を行うことに、サンデーモーニングの張本さんが「喝」を入れていたが、それはそれでわかる)。

3日は業務のため、4日の神戸でのバファローズ対ベイスターズのオープン戦を観戦。昨年はリーグ3位から日本シリーズに進出してホークスを苦しめたこともあり、今年はリーグ優勝の呼び声もあるベイスターズ。普段なかなか観戦することのない相手だけに楽しみである。

春のオープン戦は天候が不安定なことが多く、時には肌寒い中での観戦となるのだが、この4日は最高気温が20度を超える暖かさ。自宅を出た時は上に羽織るものがあったが、球場に着く頃には上着はいらないくらいだった。中には早くも半袖姿の人もいる。

オープン戦ということもあり、ライブ指定席の前の方の席も安く確保できた。選手も近く、見やすい。開門が試合開始1時間前ということもあり、両チームの打撃練習はもう終わっており、ちょうどバファローズの選手たちが守備練習の最中。その後でベイスターズの守備練習となる。

スタメン発表となる。今季からスタジアムDJが交代したようで、今度の人は落ち着いた感じの声である。前任のDJがあまり好きではなかったのでこれは良いことである。

バファローズの先発はドラフト1位の田嶋。左腕で150キロの速球を持つ社会人No.1の評価を得た投手である。先発ローテーション入りも期待されており、まずはこの投手が見られるのが楽しみである。立ち上がりの1回表、先頭の桑原が三塁ベースの横を破る二塁打を放つ。続くタイガースからFA移籍の大和の内野ゴロで三進し、ソトの内野ゴロの間にベイスターズが1点を先制する。まあこれは仕方ないだろう。

ベイスターズの先発は熊原。1回裏、バファローズの先頭は宗。今季は1軍定着が期待されている。こちらも三塁ベースの横を破る当たり。俊足を飛ばして二塁に進むが、ベイスターズ左翼の佐野が打球の処理にもたついている間に三塁に行き、そのまま本塁に突っ込んでくる。記録はランニングホームラン。いやいや、お疲れ様。その後も二死一・二塁とするが追加点は奪えなかった。この後もランナーを出すが得点には至らない。

田嶋は2回、3回と三人ずつで退けるが、4回先頭の大和が四球で出塁する。ソトが凡退し、ロペスは平凡な二塁ゴロ。これで併殺でチェンジ・・というところで、二塁の大城がお手玉。続く宮崎は中堅へのフライだが、宗から内野への返球がそれてランナーはそれぞれ進塁する。ここで、1回に打球処理にもたついて宗にランニングホームランを許した佐野が一塁の横を破る2点タイムリーを放つ。3対1、続く神里にもヒットが出たところで田嶋は交代となる。チームとしては4回、あるいは5回まで予定していたのかもしれず、ヒットも3本しか許していない中での交代というのは少しもったいないような気もする。

5回裏、吉田正がライトへの強烈な二塁打でチャンスを作り、途中出場のドラフト8位・山足がレフト前にヒット。これで3対2と追い上げる。

バファローズは4回途中から澤田、6回比嘉、7回大山と好投を見せる。中継ぎ陣も層が厚くなったように見えて、こうしたところも競争である。

7回裏、先頭の宗がライトへの二塁打を放つ。送りバントの後、途中出場の小田が二塁・大和へのゴロ。本塁に返球されるが宗の足が早くホームインとなり、3対3の同点となる。この試合は宗の足が目立ち、今後に期待を持たせるものを感じた。

試合は8回、バファローズ5人目の黒木からソトがタイムリーを放ち、4対3となる。その後はベイスターズが砂田、国吉、最後は進藤の継投でそのまま逃げ切った。バファローズとしてはベイスターズを上回る10安打を放ちながらも、もう一押しが足りなかった。また走塁、守備でもミスが見られた。これが公式戦での課題とならないよう、残り試合で立て直してほしいものである。

さて、この試合であった場面。6回裏、バファローズが二死三塁となり、打席には途中出場の武田が向かう。ところが、打席に立つか立たないかというところで、足の防具を外して一塁に向けて歩く。周りで「ボーク?」と口にした人がいたが、それが今季から導入された「申告敬遠」というものだった。時間短縮とか、敬遠球の暴投のリスクを避けるために導入されたというが、スタンドで見る中では何が起こったのかがわかりにくい。場内アナウンスまではいいとしても、申告敬遠なら申告敬遠で何かジェスチャーでもあっていいのではと思う。後・・・これでどのくらい時間短縮になったのやらという感じである。

この試合は両チーム合わせて10人の投手が出て、それなりに投手交代によるインターバルも多かったし、お互いの攻防もそれなりにあったが、試合時間は3時間かからなかった。とすると、試合時間が長いというのは、実際の試合「以外」のところにあるのではないかと、この日の試合を見る限りでは思う。ただ、それも含めての「興行」なわけで、一概には言えない。今季は判定に対する「チャレンジ」制度も導入されるとあり、そんなことで試合が所々中断すればまた長くなってしまうだろう・・。

最後におまけ。今季もゴールデンウィーク期間中に「KANSAI CLASSIC」が開催される。近鉄バファローズ対南海ホークス、そして阪急ブレーブス対西武ライオンズという組み合わせで、今年は近鉄、南海、阪急のビジターユニフォーム、そして西武の以前のホームユニフォームが登場する。こちらも今から楽しみ・・・。
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