四国アイランドリーグの試合を川之江で観戦するために一部日程を変更した四国八十八所めぐり。30日に行われた愛媛マンダリンパイレーツ対高知ファイティングドッグスは、パイレーツが5対2で勝利した。パイレーツのペレスが2本の本塁打を放つ活躍を見せ、四国中央市の子どもたちを喜ばせていた。
野球の試合(ニュース性がある)ということで、この観戦記を先に書こうかとも思ったが、ここは時間軸に従って、八十八所めぐりの紀行文の一つとして書くことにする。このため、かなり後に登場することになるのでご了承のほどを・・・。
さて話は29日。この日は前回のゴールとなった予讃線の伊予小松駅を目指す。伊予小松から伊予西条方面に戻る形で63番の吉祥寺と64番の前神寺を回る。出発に選んだのは新大阪7時15分のさくら545号。岡山からは8時32分発のしおかぜ3号に乗り継ぐ。自宅からは始発ではなく6時すぎに出れば間に合う時間帯ということで指定席を買っていた。始発で出るより多少ゆっくりできたな・・・と余裕をかましたのだが、4日前の25日、近鉄南大阪線の大和川橋梁の線路異常で不通になったのを思い出す。不通となった当初は、復旧までかなりの日数がかかるのではとも言われていた。だとすれば、連休のお出かけにも影響が出る、ひょっとすれば予定した列車にも間に合わないかもしれないかなと心配だった。そこを半ば突貫工事で1日半でとりあえず復旧させたのはありがたいことだった。
予定通り新幹線に乗り、岡山に到着。在来線のコンコースでは、瀬戸大橋開業30周年記念のパネルが掲げられていた。もう30年経つのか。その昔、初代のマリンライナーの車両に乗ったのを覚えている。グリーン車の車両がパノラマ式で、全席が横に向けられる構造で橋からの景色を見たものである。
この日も特急しおかぜは晴天の瀬戸大橋を快走する。これから八十八所に向かうわけだが、この八十八所巡拝に多くの人が訪れるようになったのも瀬戸大橋をはじめとした本四連絡橋ができてからではないだろうか。特に瀬戸大橋は唯一の鉄道ルートとして四国外からの巡拝者を多く渡してきたことになる。
宇多津では高松からのいしづち3号を併結。8両となって讃岐から伊予にかけて走る。多度津を過ぎてからの海岸線は穏やかである。
川之江に到着。今回、29日の夜は川之江に宿泊する。30日の朝に65番の三角寺に参詣し、その足で野球場に向かうコースである。ここはまず停車してすぐに発車し、次の伊予三島との間では製紙工場や貨物専用駅を過ぎる。
10時18分、伊予西条に到着。ここで下車して、10時29分発の各駅停車に乗り換える。駅のすぐ横に建つ四国鉄道文化館は子ども連れで賑わっている。ちょうど29日は鉄道イベントが行われているそうだ。この文化館の見学は、次回の横峰寺、石鎚山シリーズの時に行う予定だ。
一方で、各駅停車を待つ客も多い。そのホームだが、以前には打ちぬき水の湧水があったと思うが撤去されている。確かあったよなと思いつつホームをうろうろしていると、どの列車に乗るのか迷っている客に見えたのか、地元らしいおっちゃんが「次の伊予市行きは、今向こう(松山方面)に行ったやつが折り返して入ってくる。ワンマンやから入口は後ろの一ヶ所しかないで」と声をかけてくる。いや、それはわかっているのだが・・・お声掛けはありがたく受ける。
1両ということもあり座席もほどよく埋まる。中には白衣姿の人や登山ルックの人も目立つ。進行方向左手に石鎚山系の山々を見ながら走ること3駅、伊予小松に到着。白衣姿や登山ルックの人もここで下車する。これから横峰寺を目指すか、あるいは61番の香園寺から東に向けて歩いて行くか。伊予小松には10時38分に着いたが、この列車、前回この駅でゴールした後に今治まで乗った便である。ちょうどその時間帯からスタートするというのも、前回とつながった感じがする。
かつての駅務室を公文式の教室として活用している伊予小松の駅舎。駅前にて金剛杖をケースから取り出し、笈摺を羽織って巡拝モードに変わる。駅の西に62番の宝寿寺の境内が見えるが、ここは前回巡拝済みとしてお参りすることなく、今回のターゲットである吉祥寺を目指す。まあ、前回の時にあまり良い印象に残らなかった札所でもあるから、別にいいか・・・という思いも少しある。
吉祥寺へは国道11号線に沿ってそのまま歩けば着くのだが、駅前から国道11号線を横切り、そのまま南へ伸びる道を歩く。少し遠回りになるが、伊予小松の歴史にちょっと触れてみようということで・・・。
野球の試合(ニュース性がある)ということで、この観戦記を先に書こうかとも思ったが、ここは時間軸に従って、八十八所めぐりの紀行文の一つとして書くことにする。このため、かなり後に登場することになるのでご了承のほどを・・・。
さて話は29日。この日は前回のゴールとなった予讃線の伊予小松駅を目指す。伊予小松から伊予西条方面に戻る形で63番の吉祥寺と64番の前神寺を回る。出発に選んだのは新大阪7時15分のさくら545号。岡山からは8時32分発のしおかぜ3号に乗り継ぐ。自宅からは始発ではなく6時すぎに出れば間に合う時間帯ということで指定席を買っていた。始発で出るより多少ゆっくりできたな・・・と余裕をかましたのだが、4日前の25日、近鉄南大阪線の大和川橋梁の線路異常で不通になったのを思い出す。不通となった当初は、復旧までかなりの日数がかかるのではとも言われていた。だとすれば、連休のお出かけにも影響が出る、ひょっとすれば予定した列車にも間に合わないかもしれないかなと心配だった。そこを半ば突貫工事で1日半でとりあえず復旧させたのはありがたいことだった。
予定通り新幹線に乗り、岡山に到着。在来線のコンコースでは、瀬戸大橋開業30周年記念のパネルが掲げられていた。もう30年経つのか。その昔、初代のマリンライナーの車両に乗ったのを覚えている。グリーン車の車両がパノラマ式で、全席が横に向けられる構造で橋からの景色を見たものである。
この日も特急しおかぜは晴天の瀬戸大橋を快走する。これから八十八所に向かうわけだが、この八十八所巡拝に多くの人が訪れるようになったのも瀬戸大橋をはじめとした本四連絡橋ができてからではないだろうか。特に瀬戸大橋は唯一の鉄道ルートとして四国外からの巡拝者を多く渡してきたことになる。
宇多津では高松からのいしづち3号を併結。8両となって讃岐から伊予にかけて走る。多度津を過ぎてからの海岸線は穏やかである。
川之江に到着。今回、29日の夜は川之江に宿泊する。30日の朝に65番の三角寺に参詣し、その足で野球場に向かうコースである。ここはまず停車してすぐに発車し、次の伊予三島との間では製紙工場や貨物専用駅を過ぎる。
10時18分、伊予西条に到着。ここで下車して、10時29分発の各駅停車に乗り換える。駅のすぐ横に建つ四国鉄道文化館は子ども連れで賑わっている。ちょうど29日は鉄道イベントが行われているそうだ。この文化館の見学は、次回の横峰寺、石鎚山シリーズの時に行う予定だ。
一方で、各駅停車を待つ客も多い。そのホームだが、以前には打ちぬき水の湧水があったと思うが撤去されている。確かあったよなと思いつつホームをうろうろしていると、どの列車に乗るのか迷っている客に見えたのか、地元らしいおっちゃんが「次の伊予市行きは、今向こう(松山方面)に行ったやつが折り返して入ってくる。ワンマンやから入口は後ろの一ヶ所しかないで」と声をかけてくる。いや、それはわかっているのだが・・・お声掛けはありがたく受ける。
1両ということもあり座席もほどよく埋まる。中には白衣姿の人や登山ルックの人も目立つ。進行方向左手に石鎚山系の山々を見ながら走ること3駅、伊予小松に到着。白衣姿や登山ルックの人もここで下車する。これから横峰寺を目指すか、あるいは61番の香園寺から東に向けて歩いて行くか。伊予小松には10時38分に着いたが、この列車、前回この駅でゴールした後に今治まで乗った便である。ちょうどその時間帯からスタートするというのも、前回とつながった感じがする。
かつての駅務室を公文式の教室として活用している伊予小松の駅舎。駅前にて金剛杖をケースから取り出し、笈摺を羽織って巡拝モードに変わる。駅の西に62番の宝寿寺の境内が見えるが、ここは前回巡拝済みとしてお参りすることなく、今回のターゲットである吉祥寺を目指す。まあ、前回の時にあまり良い印象に残らなかった札所でもあるから、別にいいか・・・という思いも少しある。
吉祥寺へは国道11号線に沿ってそのまま歩けば着くのだが、駅前から国道11号線を横切り、そのまま南へ伸びる道を歩く。少し遠回りになるが、伊予小松の歴史にちょっと触れてみようということで・・・。