今回の神仏霊場巡拝の道めぐりの目的地は奈良19番・當麻寺。今回、実家沿線の近鉄南大阪線に乗ることになる。最寄りの駅名の字は「当麻寺」だが、寺としての名称は「當麻寺」である。そして當麻寺に行くなら、二上山を挟んで西、太子町にある大阪16番・叡福寺も合わせて訪ねることにしよう。
ところで、特別霊場の伊勢神宮から始まり、滋賀の比叡山延暦寺まで154の札所がある中、残りも30ヶ所を切った。ある程度エリアごとに固まっており、そろそろ追い込みもかけたいところだ。今回は當麻寺が目的地だが、いっそのこと1泊コースにして、他に奈良県内に残る札所を回りきろうかと思う。他に残っているのが奈良13番・法隆寺、14番・中宮寺、17番・朝護孫子寺、18番・廣瀬大社と、西部に集まっている。
地図を見ると、この辺りを一度に回るならJR王寺をベースにするのがよさそうだ。ちょうど駅前に東横インがあり、初めての宿泊地を増やすという意味でも面白そうである。
ということで2月後半の3連休を活用して出かけることに。まずは広島6時20分発の「ひかり500号」に乗る。「バリ得こだま」プランで新大阪に向かう始発列車である。
さすがに広島発車時点では指定席もガラガラなのだが、この水色のシートが並ぶ光景、先日、YouTubeでプレイ動画を観たホラーゲーム「新幹線0号」を連想する。新幹線車両の中で「異変」を探しながら運転台を目指すゲームなのだが、単なる間違い探しではなく数々の怪奇現象も発生するというもの。
・・もちろん、現実の新幹線ではそのようなことは起こらず、3連休の初日ということもあって各駅に停まるごとに乗降があり、新大阪に着く頃には着席も多く、ホームにも乗客があふれていた。
在来線ホームに向かう。まずは今回の拠点となる王寺に向かう。新大阪からだとJRおおさか東線で久宝寺に出るのが近道である。JRも大阪・新大阪~奈良間でおおさか東線経由の臨時特急「まほろば」を運行しているが、この3月からは定期運行、そして車両もリニューアルされるという。ああ、それならもう少し時季を遅らせてもよかったかな・・。
王寺に到着。久宝寺から快速に乗れば次の停車駅だが、先にやって来た普通列車の車両を見て、こちらで行くことにした。201系、かつて首都圏、京阪神で「国電型」として活躍した車両である。現在はここ大和路線・おおさか東線にわずかに残るだけだが、それらの車両も2024年度中・・・つまりはこの2025年3月に完全に引退するとのこと。マークしていたわけでなくまったくの偶然だったが、実質最後の乗車となるだろう・・。
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