まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

大阪地下鉄全線一日乗りつぶし・2(プラス、T-岡田放出報道について)

2013年06月30日 | 鉄道企画もの

大阪の地下鉄の乗りつぶしであるが、朝の9時を回ったところで京阪の門真市にいる。ここから長堀鶴見緑地線の門真南を目指すのだが、路線図によれば京阪バスが出ているようだ。

そう思ってロータリーに出るが・・・ないのである、バスが。いやあるにはあるが平日の朝にちょっとある程度で、ほとんどないに等しい路線ということだ。そこで一駅、古川橋まで歩く。以前に門真の運転免許試験場に行った時に、古川橋からバスが出ていて、それが門真南方面に続いていたような、そうでないように記憶していた。

Dscn1274朝から暑い中を歩いて古川橋に到着。駅前にビルを構える料亭「仙亭」は、会社の行事で利用したことがあるが、部屋によっては窓から京阪の高架線が見えて・・・(ってそれはどうでもいいか)。ここでバス路線図を見るが、南口から出るのは試験場前を経て門真団地まで行く系統。門真南には反対の北口側からコミュニティバスが出ている。1時間に1~2本の割合であるが、ちょうど便が出たばかりで、この後40分待ち。一日の中ではこういうロスタイムも出てくるかな。駅高架下の喫茶で時間をつぶす。

Dscn127510時03分発の門真南行きは小ぶりな低床コミュニティバス。座席も10ほどしかない。席に座ると視線はワンボックスカーよりも低いところにある。国道163号線を東に取り、やがて南に折れて住宅や町工場が密集する中を走る。後でわかったことだが、門真南は古川橋からほぼ真南で4キロほど離れているのだが、このバスは市の東側にある門真団地を経由するため、三角形の2辺を走るような経路となっている。京阪と地下鉄の連絡というよりは、門真団地の人たちが京阪、もしくは地下鉄のどちらにも出られるような設定ということか。

その門真団地、おそらく昭和の40年代に建てられたとおぼしき5階建ての建物が並ぶ。そういう風情のあるところを経由し、30分近くかけて門真南に到着。

Dscn1276駅前にそびえるのは「なみはやドーム」である。また駅から少し南には三井アウトレットもあり、ここもイベント時などはそれなりに賑わうのではと思う。すぐ横には国道1号線と第二京阪。

Dscn1279長堀鶴見緑地線は全長15.0キロ。1990年に鶴見緑地で行われた花の万博のアクセス路線として当初は京橋~鶴見緑地間の開業であったが、それが心斎橋まで伸び、現在は大正ドームを経てJRの大正駅に至っている。なみはやドームと大正ドーム、2つのドームを結ぶ路線ということか。

Dscn1288また日本で初めての鉄輪式リニアモーター地下鉄ということで、この後に続く都営地下鉄の大江戸線や神戸地下鉄の海岸線、あるいは同じ大阪の今里筋線といった、車両やトンネルが小ぶりなミニ地下鉄の先駆けとなった路線である。都市の大動脈というほどの利用はないところでも、建設コストを抑えて建設できるという利点がある。

10時35分発の大正行きに乗車する。他の地下鉄に比べて静かな走り。ただこの後、鶴見区内の各駅から乗客が多く、車両が小ぶりなためにより早く満員となった。京橋からOBPを経て、森ノ宮、玉造という環状線の接続駅からも乗車が多い。乗客の多くは長堀橋、あるいは心斎橋までの利用である。

残った車内にはオリックス・バファローズのグッズを身に着けた人の姿も見える。ちょうどこの日はデーゲームがあり、地下鉄はドーム前千代崎を通る。今回のルールでは「一路線一乗車」としているが、ここで一旦下車する。自分でルールを曲げる形にはなるが、改札口は出ず、途中下車や重複乗車には当たらないのでよしとしよう。

Dscn1285ドームに行く場合はたいていが環状線の大正駅利用で、後は阪神なんば線のドーム前駅利用である。地下鉄を利用したのは1回か2回くらいだろうか。実は下車したのが、ホームにはバファローズの選手たちのパネルが飾られており、阪神なんば線にはない、「バファローズの本拠地の駅はここや!」とアピールしているように思えたため。まあ、試合には行かないが例外ということで下車する。

Dscn1283Dscn1284それにしても、リーグの「借金」のほとんどを背負い込む最下位だし(成績のよかった交流戦も、結局リーグ戦に戻ると他チームとの力の差を見せつけられている)、30日にはT-岡田の西宮移籍説まで出る始末。数日前にバルディリスや李大浩らを調査しているという関西マスゴミの「報道」もあったが、今度は浪速ノ轟砲がその対象となった。しかも「オリックス側が放出熱望」という書き方で。どこまでが本当のことだろうか。今季全然調子が上がらず、森脇監督にもどうも嫌われているようなT-岡田ではあるが、「このままやったらアカンぞ、放り出すぞ」という本人への刺激と喝という意味でオリックス側が煽ったことならわからないでもない。

そんな「放出報道」など自分のバットで吹き飛ばせ!!・・・と行きたいところだったが、30日の試合は何、快音が飛ぶどころか、簡単に見逃し三振してにやけていたとか。またチームも延長戦ながら1安打しか出なかったとか。これはT-岡田、「無気力野球」をやってわざと放出してもらおうとでも思っているのかな・・・?

Dscn1291・・・何だかすっかり大阪地下鉄のリポートからそれてしまったが、次の電車で隣の大正まで移動。時刻は11時を回り、デーゲームに向かうファンたちの姿がそろそろ見られる時間帯であるが、その人たちとすれ違う形で(ファンの皆さん、すんません!)、JR環状線に乗る。開始から3時間を経過してまだ2路線しか乗車できておらず、これから急ぐところではある。

大阪方面に行けば四つ橋線西梅田、または千日前線野田阪神に向かうことができるが、ここは逆に内回り線に乗車する。新今宮から南海に乗り継げば堺筋線天下茶屋、御堂筋線なかもずに出ることができるが、新今宮を通過し、天王寺で大和路線の各駅停車に乗り換える。

Dscn1296新しく機能が増強された百済貨物ターミナルを見て、到着したのは平野。ここから道路の内環状線沿いに歩いて、千日前線の南巽を目指す。後の経路を考えた時に、千日前線は野田阪神から乗るより南巽から乗ったほうが効率的ということで・・・・。

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大阪地下鉄全線一日乗りつぶし・1

2013年06月30日 | 鉄道企画もの

前の記事で、「大阪市営地下鉄の開業80周年を記念して、一日で全線乗りつぶしをやろう」ということを書いた。

0424_osaka_subway_3ただ、同じ路線を行ったり来たりというのも退屈だし・・・ということで決めたルール。それは「一筆書き」というものである。路線がクロスしている以上、本当の意味での「一筆書き」にはならないのだが、「一つの路線を、途中下車することなく一回で乗りとおす」、「終点から次の路線の起点までは、他の交通手段で結ぶ」というルールを決めた。

その理屈で行くと、四つ橋線~ニュートラム~中央線(逆も可)というのは一つの流れで行けるが、千日前線と今里筋線の乗り換えはできないとか、いろんな縛りが出てくる。八尾南、南巽、門真南、井高野といった、他の鉄道線と接続していない終点はどうやって抜けるかということもある。

起点をどこにするかはあっさりと決まった。自宅藤井寺から最寄りの地下鉄駅は八尾南である。まずはここから大日まで行き、大日からは大阪モノレールを使う・・・ということにした。ちなみに、ゴールしてから夜の19時までには鈍な支障氏との会食を予定している天王寺に戻る・・・という時間ルールもつくった。果たしてどういうことになるだろうか。

まずは藤井寺駅から近鉄バスで八尾南に向かう。実はこの「八尾南~藤井寺」というのは、谷町線の延伸計画(というか延伸希望?)が取り沙汰されていた区間である。それを訴える市会、府会議員の方もいらっしゃるが、延伸のメリットやそれにかかる費用を考慮した場合に、果たしてその計画は実現するものだろうか。

Dscn1260朝の8時前に八尾南に到着。地下鉄の駅といえばほとんどの駅が地下に隠れていることもあり、駅を表すものといえば交差点やビルと直結した地下出入口ということになるが、ここは「どやっ」とでもいうような立派な駅舎である。まあ車庫もあるし、建物の中には関係部署がいろいろと入っているからだろう。

Rscn1263車両区の向こうには、先日の橋下市長の「オスプレイ訓練を八尾空港に」という発言でにわかにクローズアップされた八尾空港が広がる。市街地での訓練が必要という市長の発言も感情としてはわからないでもないが、その筋の専門家が「訓練は無理」と言っているものをそう言うのはいかがなものだろうか。ただそれは、橋下市長がというよりは、ここを地盤にしている松井大阪府知事が構想を練っていることなのかもしれないし(それにより何らかの見返りを期待しているのでは?と思いたくなる)、次の参議院選挙の大阪選挙区については、この件についても地元のこととしてどう考えるのか、各候補の方の主張を聞いてみたい。

Dscn1265Dscn1266さて前置きが長くなったが、ともあれ、「全線一日乗りつぶし」はここで一日乗車券である「エンジョイエコカード」を購入して、出発である。まずはいきなり最長路線である谷町線28.3キロである。8時08分発の大日行きに乗車。四天王寺をはじめとした寺の僧の袈裟の高貴なイメージということで紫がシンボルカラーである。八尾南発車後、すぐに地下に潜る。八尾南発車時点ではガラガラだったが、まだラッシュの時間ということで途中の駅からは次々に乗車してくる。平野区南部の人たちにとっては貴重な足であり、天王寺だけでなく天満橋や梅田(東梅田)まで一本で移動できるもの。私は始発だから座っているが途中からは満員で、窓の外を伺うことができない。まあ、窓の外といっても地下鉄だからほとんど関係ないのだが。

天王寺では思ったほどに下車はなく、多くが東梅田まで乗り通していた。そこで一斉に下車の波が起こり、また元のガラガラ状態となった。それにしてもこの谷町線、喜連瓜破、駒川中野、四天王寺前夕陽ヶ丘、野江内代、関目高殿、千林大宮、太子橋今市・・・といった四字熟語のような駅名が多い。駅がちょうど町名の境目のあたりにあることが多いからだというが、駅名の長さが路線の長さを一層感じさせるように思う。

Dscn1271外を見ても何もないので、ここは持参の書物を広げる。そうするうちに8時59分に大日に到着。八尾市から大阪市を通り抜けて守口市まで来たことになる。ここは近畿自動車道、国道1号線、中央環状線が通るところで、クルマの音が特に激しい。駅前にはイオンモールもあり、今は開店前だが昼間は結構賑わうところだと思う。

Dscn1272大日からはモノレールに乗り継ぐことができる。茨木方面に向かうか、門真方面に向かうか。茨木方面だと阪急と組み合わせて今里筋線、堺筋線、御堂筋線につなぐことができるが、チキンラーメンのペイントが施されたモノレール車両に乗って到着したのは、門真市。結局こちらから長堀鶴見緑地線の門真南に出ることにした。

早速こういう形での「次の路線への乗り継ぎ」が出たが、果たしてこの先どういう展開になるだろうか・・・・。

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大阪市営地下鉄80周年を記念して「全線一日乗りつぶし」

2013年06月29日 | 鉄道企画もの

大阪に地下鉄が初めて開業したのが、1933年の梅田~心斎橋間のこと。日本初の「公営地下鉄」という。現在は大阪維新の会による市政の取り組みとして地下鉄の民営化も検討されているところであるが、それはさておきこの2013年はちょうど80周年の節目である。かつての地下鉄車両の公開などイベントもいろいろと行われたそうである。

Dscn1278そんな中、私も何かをやってみようと思う。となると「乗ってみること」ということになるか。地下鉄の8路線の営業キロが130.6キロで、これにニュートラムの7.9キロを加えると138.5キロ。JR大阪駅を基点とすると西は山陽線の三石、北は敦賀、東は関ヶ原、南は御坊の向こう・・・という長い距離だが、これを「一日」で乗りつぶしてみようと思う。

確かにその距離であれば、行けないことではない。ただ、ルールをどうするかである。ほとんど地上に出ない中で、同じ区間を行ったり来たりすることもどうかと思う。何か変化に富んだものがあればいいのだが・・・・ということで、今回の「地下鉄乗りつぶし」企画にあたって、いくつかルールを決めた。次回以降の書き込みで、またその辺のことも書くことができればなと思う・・・・。

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ブログは日本語で何と言えばいいだろうか?

2013年06月27日 | ブログ
そんなもん、電子日記とか電子雑文でええやないか・・・。

「NHKが外国語を使いすぎて精神的苦痛を受けたので損害賠償を求める」という提訴があったそうだ。外国語の濫用で意味が分からないと。

確かに、ネット(いや、電子網か)で記事を読むなかで、カタカナ言葉でわかりにくいものも目にすることがある。特に先端技術や社会思想に関するもの。

でもまあ、外国からのもので、日本語としてまだこなれていない、あるいは訳してもしっくり来ないために、そのまま使わざるを得ない単語は多いと思う。

ただ、この提訴した人が問題にしているのは、日本語で十分言い表せるものをわざとカタカナ言葉にしてる実態であり、それが文章をわかりにくくしている逆効果のところである。精神的苦痛で損害賠償とはちょっと筋違いと思うが、気持ちはわかる。別に、すっかり日本語として定着している言葉まで排除するものでもないし。

ふと思うのだが、こういうカタカナ言葉を世に送り出す人、そしてそれを日本語で言い直す人というのは誰だろうか。やはりマスコミ(と言ってはいけないのか)とかジャーナリズム(と言うのもダメか)というのから起こるのかな。昨今のその業界の体たらくぶりにご立腹なのなら、私も拍手する。

かつて明治の文明開化の折、西洋から大量に流れ込んできたカタカナ言葉の数々。それを当時の知識人たちがうまく漢語に訳してくれた。多くの訳語が今度は漢字発祥の地である中国に逆輸出されたほどである。

日本語に訳すという作業には、そうやって異文化を自分なりに吸収する作業にもつながるのではないか。ただ最近は来たものはそのまま丸呑みし、とりあえずうわべだけ整えようというのかもしれない。カタカナ言葉をそのまま使うというのは。

訴訟という手段はどうかと思うが、問題提起ということでいろいろ議論があればいいだろう(国営放送への不平不満とは線引きが必要だが)。

うーん、この電子雑文もカタカナ言葉の濫用には気をつけなければ。精神的苦痛を与えてはいけないので・・・(内容が精神的苦痛というのは無しでお願いします)。

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このまま大混戦になだれ込むか

2013年06月25日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
前の記事では東京都議選のことを書いたが、選挙ではないがもうひとつの「投票」についても触れておこう。

NPBオールスターのファン投票。今年は両リーグとも特定の球団から大量に選出されるということがなかったが、その最たるものがオリックスから4人の選出。

珍しいことでどのようにリアクションすればよいかというところだが、素直に嬉しいなと思う(オールスターには投票してないので、大きなことは言えないが)。

これだけ、個の力は認められている(伊藤は、サンデースポーツで取り上げられたのも大きかったかな)のだが、これでチームはリーグ5位。おそらくほんのちょっとしたこと・・・それが一つの継投だったり、エラーだったり、スタメン起用もあるかな・・・が差になっている。

それが、ここに来て大混戦の予感。下位のチームが上位に勝つことでもちろん差は縮まるが、注目したいのが、交流戦の成績がモノを言って「全チーム勝率5割以上」という日が来るかもしれないということ。

パ・リーグファンにしてみればこれほど堪らない展開はないだろうな・・・(現実にはかなり難しいだろうが)。

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東京都議選

2013年06月24日 | ブログ

23日の大阪は一時にわか雨にも見舞われたがまずまずの天候。友人のAさんからお誘いを受け、とある社会人サークルのイベントに参加。初めて、淀川の河川敷に向かう。

2013062314450000_2普段は地下鉄やクルマで通る橋の下は賑やかなもので、人の多さにびっくりしながらも、Aさんがいろいろと声をかけた人同士で話をしたり、隣のテントでDJが賑やかに盛り上げていたのに飛び入りしてみたり・・・。打ち上げ後は誘われるままに二次会へ。本当はもっと女性と交流を深めなければならなかったのだが、なかなか。

すっかり夜になり帰宅してテレビをつけると、ちょうど東京都議選の開票速報番組をやっていた。結果については報道のとおり、自民と公明が候補者全員当選という圧勝、共産党が第3党(事実野党第1党)、みんなの党も議席を増やす中、民主党は惨敗、維新の会も結局2議席。社民党や小沢生活党などは議席ゼロという結果である。

まあ、これらは投票率が50%を割る中での結果。投票率が増えたからといって結果が大きく変わるものではないと思うが、組織票の強いところが余計に強かったということか。共産党が第3位というのも、東京ならではの現象かなと思う。

一方で恥さらしなのが維新の会である。前の都知事が共同代表をしていても東京では勝てない、大阪市長も市政とは関係のないところでさんざんお騒がせな言動をした挙句の結果である。そのせいで「だから大阪はバカなんだよ」と言われるのは心外なのだが、それを完全に否定できないのも情けない。もう東京の政治などには首を突っ込まず、まずは大阪市長としての職務を全うしてほしいと思うのだが・・・・。

都議選の争点というのは国政選挙のそれだったというのもどうかと思う。東京都としてもいろいろな問題があるのではないかと思うが、それは猪瀬知事にお任せということか。まあ、だから次の参議院選挙の前哨戦という位置づけなんだろうが。

その参議院選挙も1ヶ月後に控え、自宅の近所には早くも候補者のポスター掲示板が組まれていた。ただ盛り上がりはどうかな。今度は「本当に自民でええの?」「維新の会の勢力を伸ばすのに加担するか、あるいは待ったをかけるか」というのが投票先選びの争点になるかな。ネットでの選挙運動も解禁になることだから、いろいろと吟味してみたいものである・・・。

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富士山が世界遺産に登録

2013年06月22日 | ブログ

「富士山の世界文化遺産登録」と「長嶋茂雄の国民栄誉賞受賞」。これまで多くの日本人の心のよりどころとなっていたものが「顕彰」されたということになる。いずれも「ようやく」「もっと早くに顕彰してもよかったのでは」という声が挙がるところだろう。

ただ一方で、その「濫発」を揶揄する向きもあるのが世界遺産と国民栄誉賞である。「果たして本当に、それに値するの?」と尋ねてみたくなる面もあるということで・・・。

まあ、国民栄誉賞というのは「それまでの功績を表彰する」という要素が強いが、世界遺産の場合は「これからもそれを維持してもらわないと」という激励や喝の要素が強いように思う。これからより多くの「登山客」が押し寄せることだろうが、環境破壊をせぬようマナーを守ってほしいものである。

かつて清原和博が、巨人を富士山に例えたことがあったとか。そのココロは「遠くから見ると日本一で素晴らしく見えるが、中に入るとゴミだらけ」というようなものだったが(もっとも、清原自身こそ神聖な巨人軍に多くのゴミを撒き散らしたやないか、と評する巨人ファンも多いそうで)、巨人はどっち向いていてもいいが富士山はそういう例えに引き出されないよう、これからの取り組みに期待したい。

関西から富士山を見るのは新幹線に乗って富士川の橋梁を渡る時かな。次週に乗る機会があるのだが、その姿が見えれば「富士信仰」らしく手を合わせてもいいかな。もっとも、また梅雨空が戻ってくるという話があるが・・・・。

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やはり東北には「緑」が似合うかな

2013年06月21日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

今日は「辛坊治郎ざまあみあらせ」という記事にでもしようかと思ったのだが、そんなことをしても来週の月曜には他人事のように笑いながら朝のテレビにのこのこと出て「武勇伝」を語るだけだろうし、「ニュースキャスター」の事故ということでマスゴミも(国営放送も含めて)大々的にニュースで取り上げるという、どうも面白くない。まあご無事でよかったですねとだけ言っておく。

24時間テレビの「仕込み」企画、見事失敗に終わりましたな。リスクを伴うものなのだから、別にそのまま遭難してもよかったんじゃないですか。「ニュースキャスター」なのだから、そのくらいの覚悟はあったでしょうに。あれだけ公共の電波を利用して、盲人をダシにして自分の趣味とか冒険とやらの宣伝をぶちまけていたのだから。

・・・まあ、これ以上書くとそれこそ私が太平洋の藻屑にされてしまいそうなのでやめておこう。

同じくニュースを観ていて「おっ」と思ったのが、リーグ戦再開で見事惨敗したオリックス・バファローズのことではなく、楽天対ソフトバンク。この試合で楽天の選手が着ていたのがグリーンのユニフォーム。

東北というと「緑」のイメージがある。豊かな自然もそうだし、「杜の都」、JR東日本やかつて仙台にあったJT野球部のイメージカラー。これまでのカラーが楽天という「会社」のカラー、もっといえば三木谷オーナーのカラーというのが強かっただけに、東北の「緑」というのは新鮮に映り、いいなと思った。現在のNPBで緑をシンボルカラーにしているチームがないだけに、一つくらいはこういうチームがあってもいいのではないだろうか。

その緑の東北、特に被災地というのを久しく訪れていない。復興した面もある一方、家や土地を失った人や原発事故の被害に遭った人が故郷に帰ることができないという面もある。被災地のカラーというのはいまだに灰色だったり、あるいは土色だったりする。そういうところにも一日も早く豊かな緑が戻るように願うばかりである。

辛坊氏が今回の渡航の出発に福島を選んだのもそういう願いを込めてのことだったのだろうが・・・・。

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大糸線、大丈夫か?

2013年06月20日 | ブログ

この数日、梅雨前線に台風4号ということで西日本を中心に大雨となっている。地域によっては避難勧告が出されているところもある。梅雨に入ったものの全然雨が降らないなと言っていたら、この豪雨である。もう少し加減よくいかないものだろうか。

鉄道好きということで、こういうことになると各地の列車の運転状況が気になる。20日夕方の時点では、関西では和歌山線、紀勢線に一部遅れ、そして関西線は加茂~伊賀上野間が運休という。関西線については本日の運転再開見込みはなしということで、バス代行運転ということに。ただこのバス代行というのも、大雨の中では結構危なっかしいことはないだろうか(特に笠置から大河原にかけての区間)。

一方で、今や「災害運休」というのが枕詞についているのではというのが、新潟県は大糸線の南小谷~糸魚川の非電化区間。案の定、運休ということになっているが、JR西日本のホームページでは「大雨による護岸洗掘」により運休とある。「洗掘」とは聞きなれない言葉であるが、土木の分野で、流水により海岸や河床が削り崩されることを指すそうだ。ということは線路のあるところがまたえぐられたわけで、これもまた長期間の運休を余儀なくされるだろうか。これまでに姫川の氾濫や冬の豪雪により何度となく運休されてきたところである。今回も「大糸線 旅行見合わせののお願い」ということがJRから発表され、すでに切符を持っている場合は無料で払い戻すという。

今度はいつまで運休となるのだろうか。ただでさえ、北陸新幹線開業の時には廃止されるのではないかという噂の出ている区間である。少し前までなら旧国鉄型の気動車が走ることでその筋の客に人気だったし、私もその風情を楽しんだことがあるが、現在はどうだろうか。岩手の岩泉線と同じく、災害による長期運休からの復旧を断念、そのまま廃止ということにならないだろうか。まあ、それほど乗客の見込めない路線・区間に巨額の復旧費用をかけることについては、意見の分かれることだろうと思う。私など他所の人間がどうこう言うことではないと思うが、地元の声には十分耳を傾けてほしいものである。

『大糸線 四季の旅』(宮本佐紀子著 新潟日報事業社)

86132351_33月に新潟に行った際に、新潟駅ビルの書店で見つけたものである。大糸線の列車や四季折々の風景、そして沿線の人々を時間をかけて撮影したフォトエッセイである。北信越というところは四季の変化がより富んでおり、また日本の原風景とも言えるところがあちらこちらに残っている。その中を行く気動車の姿がよく似合う。著者は地元の出身ではないが、この風情に魅せられて居も移したという。鉄道だけでなく、街道のほうも「塩の道」として、昔ながらの家も残されているところである。

一方、気動車に乗ると目立つのは姫川の厳しい流れと、その水流を利用した水力発電所の建物である。日本の原風景と治水、電源開発という人の手が合わさった路線と言えるだろう。その意味では乗りごたえはあると思う。また、糸魚川の駅から歩いて5分くらいのところ、国道を渡ると日本海を望む展望台がある。山、川、海という楽しみも併せ持っている。

果たしてもう一度大糸線に列車が走ることがあるか。何だかそういうことの心配が冗談に聞こえないところもある今回の豪雨である。これ以上、被害が拡大しませんように・・・・。

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『東海道中膝栗毛』

2013年06月18日 | ブログ

先日の記事で、現在の東海道五十三次の「食」の観察でもあるウォーキングについて書かれた一冊を紹介した。そんなこともあり、東海道には注目しているところである。

そこで書棚の奥から取り出したのが、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』(岩波文庫版)である。以前に読んだもので、もちろん原文で書かれたものだが、同じ古典でも『源氏物語』や『平家物語』に比べれば、現代に時代が近いこと、また町人言葉で話していること、旅という楽しみが舞台であることなどから、脚注があれば比較的スムーズに読めるものである。

弥次喜多道中というのはいろいろな宿場や道中での滑稽話、失敗話があり、中には落語や小噺のネタとなるところもある。また一方では道中での「女」というのも当時の旅の楽しみだったようで、こういうところや下ネタは子ども向けの訳本ではカットされてるが、より当時の旅のリアリティがわかるような気がする。景色の描写というのはほとんどなく、もっぱら弥次喜多のやり取りや、沿道の人たちの声を拾うように書いているため、読む中ではその「声」の中で旅をしているかのように感じられる。

改めて古典に触れることの面白さ、また「変わった形での東海道の旅をしてみたいな」と思わせる。さすがに歩いて・・・というのは難しいが、例えば列車に乗るにしても鈍行で、かつ何かルールや縛りを設けるとかね。そんなこともやってみたいものである・・・・。

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交流戦、事実上は8連敗で終了でしょ?

2013年06月16日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
別に今日、仕事で京阪沿線にいたがために試合が観られなくてこんな僻み記事を書くわけではない。

交流戦、前半はオリックスも調子よかったが、後半はボロボロ。結局借金返済のアテは外れたし、名古屋でのつまらん連敗から、横浜では相手の腰砕けで勝ちを拾ったものの巨人ヤクルトには力負け。

最終戦の勝利も、かつての近鉄いてまえ打線、ミラクルバファローズを彷彿とさせたといえば聞こえはいいが、内容としてはあかんでしょう。もう金子、西も限界のようだし。

いろんな方のブログでも最近は森脇監督の采配への批判が挙がっているが、いやそれ以前に選手層の薄さが問題。やはり他球団より弱いし薄い。16日はたまたま辻で勝ったが、本当にそれをヨシとするのか?自分達の野球はできてるのか?・・・という以前に、自分達の野球って何か分かってるのか?辻で勝ってそれでシーズン通す気?

結局チーム状態は交流戦直前と同じ、いやそれ以上に悪いでしょう。

しばらく休みだから、リーグ戦再開後は頭冷やして、もう一度一から最下位のチームとして巻き返しを図ってほしい・・・。



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松中、このまま球界から去ることになるのか?

2013年06月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

本日は大阪近鉄バファローズの復刻試合。近鉄としての最後の優勝となった2001年の劇的なシーンに感動したり、今は亡き友人とともに数々の荒れ試合、ダレ試合を観戦しては野次ったりボヤいたり(あの頃は、打線はよかったが投手陣が・・・)、そして球界再編に揺れ動いた2004年・・・。大阪近鉄としてはわずか8年間のドームだったが(現在のオリックス・バファローズは今年で9年目。時間の経つのは早いものだ)、その伝説はこれからも受け継がれていくことだろう。

・・・本当はそういう試合を観戦したかったのだが、この日は初めての人間ドック入り。今年40歳を迎えるということもあり、会社の健康保険組合の指導により節目ごとに受診を指示されている。定期の健康診断でやるような検査以外にも眼底、眼圧検査、腹部エコー検査、バリウム飲んでぐるぐる回されたり、果ては大先生(おじいさんです)による直腸診まで。その時に大先生(だから女性ではありません)が私の腹を抱きかかえて「この脂肪がなあ・・・・」と。はあ。

まあ40歳、人生の残り半分をどう健やかに生きるか、いや生きられるかを見るきっかけにはなったと思う。

私と同じ1973年度産まれのプロ野球選手といえば、イチローを筆頭に、今季2000本安打を達成した中村紀洋(本来であればこの人に大阪近鉄復刻ユニを着てほしかったのだが、そりゃ現役なら無理な話)、先日も好投を見せた三浦大輔、このところ苦しんでいるが今季久しぶりに1軍での復活打を見せた小笠原道大、現在出場に恵まれないがメジャー経験者の石井一久に藪田安彦・・・一時に比べて現役選手は数えるほどしかいなくなったが、それでも個性派の多い選手たちがまだまだ存在感を放っている。

こうして選手を挙げてみて「誰か忘れてないか?」と訊く方がいらっしゃるかもしれない。そう、あの球界再編でゴタゴタしていた年、それはダイエーホークスとしても最後の年だった2004年に三冠王を獲った松中信彦である。

その松中もこの数年、故障や衰え、若手の台頭もありすっかり出番が減っていた。ただそれでもたまに代打で出てくるとスタンドは盛り上がるし、現役にこだわるなら代打の切り札的存在としてまだまだ行けるのではないかと思っていた。それが、久しぶりにニュースに出たかと思うと「懲罰2軍」とある。

今年の交流戦で優勝したホークス、ただそのセレモニーを勝手に欠席したことが秋山監督の逆鱗に触れ、それで2軍落ちということになった。いろんなものを見るところでは、秋山監督の選手起用に不満があったとか、いやいや松中の野球に対する態度が良くないとか(過去の三冠王の栄光にまだこだわっている、など)、若手の活躍が目立つ中でこのベテランの処遇に手を焼いていた感もあるようだ。

松中といえば、王貞治の門下生として小久保、城島、井口らと「ダイハード打線」を構築し、それこそ「あぶさん」にでも出てきそうな豪快な打撃が福岡という街の雰囲気にもよく合っていたと思う。そんな選手でもいつかは衰えが来るもので、まあ成績不振で2軍というのなら仕方ないが、それが懲罰降格とはね・・・。例え同郷の選手で、長くチームに貢献した選手でもそういう措置のできる秋山監督の毅然とした姿勢も感心する。

ただ、これほどの選手が果たして2軍の試合に出場して、それで再度1軍昇格を勝ち取ることができるか。本人のプライドが許さないのではないかな。ロッカールームに謝罪の書置きをしたというが、そういう方法というのもどうかなと思う。もう、このチームへの気持ちというのもなくなったのだろう。

中村紀洋のように他球団にテスト入団してでも現役続行にこだわるというような柄でもなさそうだし(その前に受け入れる球団があるか)、何だかこのまま今季限り退団・・・しかもセレモニーなし、という可能性が高いかな。松中の熱心なファンというわけではないが、同じ年の選手が晩節を汚すことになってしまうのは残念なことである。

ただ野球選手にはそれぞれの考え、価値観があるのだから、これはどうにもならないかな・・・・。

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あべのハルカス近鉄百貨店オープン

2013年06月13日 | まち歩き
うーん、これを建てるためにバファローズとローカル線を切ったんやな・・・などというひねくれた考えはやめよう。

日本で最も高いビルであるあべのハルカス。その先行として、近鉄百貨店がオープン。初日とあって昼間は入場制限も行われたそうだ。

毎日の通勤路であるあべの、帰宅時でもレストラン街を中心に混んでいた。

これまでどうしても梅田、難波と比べてマイナー感のあったあべの、天王寺である。同じ関西に住んでいても、あべので飲むと言うと地の果てに連れて行かれるのかと拒絶した人がいる(それは極端な例だが)。まあ、そんなエリアだが、これを切り札に賑わってほしいものである。

あべの天王寺界隈には、下町風情、いい意味でも悪い意味でも大阪らしさが濃く残っている。300メートルのビルのすぐ下に昭和の路面電車が発着するのも妙である。

新しいスポットの一方で、どこかにそういう泥臭さも残してほしい。いろんな混沌を一色単に味わえるのがこのエリアの強みだと思う。雪駄履きでも気楽に入れる高層百貨店であってほしいと願っている。

また落ち着いたら、百貨店内をブラブラとしてみよう・・・。


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統一球問題

2013年06月12日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
やはり、明るみに出るとマズイことや、明るみに出たら何人かの人が消えなければならないとか、恐ろしい話があったのかもしれない。

NPBで導入されている統一球。かねてから、ボールが飛ばなくなった、本塁打が減った、防御率1点台の投手が続出した・・・と言われていたのが、今年は打撃好調、本塁打も各球団で増加という展開である。

私が今季ライブ観戦した試合は必ず本塁打が出たし、4月の神戸での日本ハム戦では広い球場に関わらず両チームで7本塁打が乱れ飛ぶことがあった。

そんなことから早くから「ボールが変わった?」と言われていたのが、NPBもミズノもこれを否定していた。それが一転して変更を認めたというのが今回の話。

組織のトップと現場の想いのズレがあったのだろうか。打撃戦が減って野球が面白くなくなったというファンの声を実務担当はちゃんと聞いていた。ただ、これをトップが認めるのは権威に傷がつくことで、統一球という大きなものを掲げた以上はそう簡単には引っ込められない。それこそ一貫性がないとの批判を受けることになりかねない。だからだんまりを決め込んだ・・・というところだろうか。

今季はボールの反発係数を高め、より手に汗握る打撃戦をお送りします・・・と宣伝すれば、まだファンの支持も集まったことだろうが、このような結果になったのは残念。悪事がバレてしまったように受け止められてしまった。

今日からまた交流戦であるが、もう今さら「昨年の球に戻します」とはいかず、観るほうも何だか複雑な気持ちである。でもまあ、モヤモヤしたものが晴れた面もあり、これからは「そういうボールだ」ということで各球団が対応していけばいいと思う。

それにしても、ボールのことであれこれ言われるのは野球ならではのことだろうか。サッカーやラグビーではそんなに聞かないが・・・。

あ、ゴルフは私のようなヘボゴルファーですらソフトハードを気にするくらいだから、ボールによりシビアな球技かな。ただゴルフのボールは、打つ人のスタイルにベストなものを選択することで、ハイレベルな戦いができる。ゴルフで統一球なんてことをやった日には・・・。

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北陸新幹線の列車名称募集

2013年06月11日 | ブログ

列車の『名づけ親』になってみないか?

そういうささやきが聞こえる。

2014年度末に開業を控える北陸新幹線。まあ、東京からの長野新幹線が上越、富山を経て金沢まで延びるというもので、大阪の人間が直接メリットを受けるというのは少ないかなと思う。これが全通すれば、関西と東京を結ぶ大動脈が東海道だけではなく、北信越回りというバイパス路線という位置づけになるのかなと思う。あってほしくないことだが、仮に東海沖の大地震で東海道新幹線がマヒしてしまった場合でも、北信越回りを活用することで大阪東京間の幹線輸送をキープすることができるのではないだろうか。

それでも、特急は全て金沢を境目に新幹線と在来線で分けられるだろうから、大阪から富山に行くということなれば、必ず金沢での乗り換えを強いられることになる。それを不便と取るか、過渡期のこととしてしゃーないと取るか、人それぞれだとは思うが・・・。

2013061121080000_2さてそんな北陸新幹線、列車の名前を募集している。これまで新幹線といえば、「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」「はやぶさ」「やまびこ」「なすの」「こまち」「つばさ」「とき」「たにがわ」「あさま」・・・といった、平仮名で3~4文字、また平仮名でもある程度イメージが沸く、意味がわかるという列車名称が続いている。これが北陸新幹線となればどうなるか。

これが大阪始発なら、十中八九「らいちょう」ということになると思う。もっとも、「雷鳥」ではなく、すべて平仮名というのがミソだが・・・。それが長野方面からとなるとどうなるか。

現在の系統に沿う形なら、「はくたか」とか「ほくえつ」というところか。あるいはかつての急行に敬意を表して「ほくりく」とか「きたぐに」というのもありかと思う。「はくさん」というのもあったか。

個人的には、平仮名というのにものすごく違和感はあるものの、「ほくりく」が最もスッキリしているのではないかと思うが・・・。

もっともこの手の公募というのは、公募1位だからといってそのまま名称に決まるわけではないのがミソ。どこぞのアイドルグループの総選挙が行われる以前から、そういう向きはあったのではないかとされている。

そんな新幹線の名称がどうのというよりも、長い間鉄路を支えてきた人たち、赤字路線ではあるが地元の人たちの長年の生活の支えに、あるいは精神的な支えになってきた路線・・・それらをもう少し大切にしてほしいと思うのである。

新幹線開業の裏で、新潟西部と富山、石川のJR線がズタズタに切り取られる。「日本海縦貫線」という、貨物輸送にとってなくてはならない路線ネットワークも、もはやまるで江戸時代の頃の出来事のように語られる。もっとそういうところも、新幹線乗車のついででもいいからPRしてほしいところである

まあ、そういうことは抜きにして、何か応募してみるのも面白い。それがきっかけで「その筋」の客分に迎え入れられるかもしれないし・・・・。

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