ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

洗車日和

2008年08月27日 | ひとりごと
いったいなぜ、どんなふうにしたら、
1台の車を、あそこまで見事に、フンまみれにできるのだろうか。
あまりのことに感動すら覚えながら、車の周りをぐるりと1周した。
写真を撮ろうかと思たけどやめといた。
こんなん見たいとか、後でしみじみ見て懐かしみたい人なんかおらん。きっと。

車を駐車している場所の上は、大木の枝が四方に張っていて、雨も少ししか落ちてこないぐらい葉が茂っている。
きっと、会議だか喧嘩だか、縄張り争いだかが、枝のあちこちで行われたに違いない。
リスじゃあるまいし、まさか鳥まで、あの車に落としたれ、ウヒヒ!とばかりにわざとウンコしたなんて考えられんもんなあ。
だがしかし、車の周りの地面はどうかというと、それがただの一つも落ちてないのである!
ほんとのほんとに、ただの一つも……。
もしかして、この町は、鳥までもおちょくりなんやろか

けど、この形状、大きさ、さらに色の豊富さはなんだ?
いったい何種類の鳥がその時居たのか想像もつかない。

ゴシゴシゴシゴシ、擦っても擦っても、まだまだあそこに、まだまだここに、結局2時間もかかってしまった。

いつもなら、あちらこちらで鳥が鳴いてる時間やのに、やけにシーンとしてる。
マジで、もしかしたら、枝のどこかで、葉の陰に隠れて、
ウシシ、見て見て、やってるやってる、などとヒソヒソ話しながら、ほくそ笑んでやがるのかも

ふとそんなことを思いついて、さっと空を見上げたら、キリッと晴れた青空と大木が目に眩しかった。


コメント
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