ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

三歩進んで二歩下がる。

2008年08月19日 | お家狂想曲
昨日の息子の追突事故の後、わたしはくっきりと自分にこう言った。
家を買うのはやめとこう。
待てど暮らせど、丸1週間、売り手側からの返答無し。
そこに、けっこうな額の費用が要りそうな問題が立て続けに数件勃発。
これって多分、今はやっぱりやめときって、神さんか誰かがわたしらに教えてくれてるのかも……
本気でそう思て、旦那とも何回も話し合うて、今日かかってくるはずの弁護士からの連絡を待ちながら、
息子の事故処理の手続きやら連絡やら、保険会社との駆け引きやらでてんやわんやな朝を過ごしていた。

そして……メールで送られてきた最終答案。
オイルタンクの件はすべて売り手側が責任を持つ
アスベストに関しての費用も払う

オイルタンクの件は一切関わりたくないと言い張ってた兄弟姉妹の誰かさんを説得するのに、これだけの時間がかかったのかしらん?

なあ神さん、やっぱり買うた方がええの

なんだかな~、待ちぼうけを食わされてる間に、情熱とか勢いとかがすっかり萎えて、
とっても冷静かつ複雑な気分のわたし達。
でも昨日、もうやめとこって言うては相方の顔を見るわたし達のどちらもが、
「そんなん言わんと、やっぱり好きなんやから住もうな、あの家に」って言うてもらいたがってるのが分かって苦笑い。

長~~い付き合いを経て、やっとこさ結婚式だか婚姻届だかにこぎ着けたカップルの、
まさにその日の前日の晩の心境って感じ。

その条件でこちらもオッケー。そう答えてからが正念場。
オイルタンクの撤去やら、土の汚染状況の検査やら、汚染されてた場合の撤去工事やら、
アスベストの処理やらオイルバーナーの掃除やら、電気使用可能容量の大幅な変更工事やら、
かわいらしいところでは、バスタブのお湯の栓の修理やら、
そういうのを全部終えてからでないと引っ越しできない。

なのに、今までタラタラ待っている間に日がどんどん過ぎて、夏はもう終わりかけてるし、
9月のマンハッタンでのコンサートがすぐそこに近づいてきてしもてるやん
コンサート前にピアノを移動させるなんて……そんな大胆なこと絶対にできん!
まあでも、こんなことで目くじらたてる必要なんか無いか。
ど~せ予定日数×4が常識なんだし、引っ越しは多分、コンサートも終わり、
もしかしたら生徒達の発表会(11月)も終わっちゃってるかもしれん……冗談抜きで。
あ、それじゃ困る。メチャクチャ困る。
クリスマス前の、伴奏バイトの稼ぎ時に、それでなくても従来の仕事との掛け持ちでヘトヘトになる時期に、
引っ越しなんかしちゃったら……。
しかもめちゃんこ寒いし……

ありゃりゃ、ごめんなさい、これを読んでくださってる皆さん、わたしのクヨクヨにすっかり付き合わせてしもて……

とりあえず、やっと一歩、前に足を踏み出せそうです
ええよね、神さん。(まだ迷てるか?わたし……

コメント
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