ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

似たり寄ったり

2008年08月28日 | アホな小話
こんな格好して、夕食後のひと時、旦那は気分良さげにギターを弾いている。

けど、わたしの気に入らない点が3つある。

その1・椅子の後ろに倒してユラユラしている。(椅子が壊れ易い。実際彼はこの癖で1脚壊している)
その2・靴を履いたままの右足が、炊飯器を置いてあるカウンターに乗っかっている。
その3・しかも、こともあろうに、炊飯器を誘惑しているような傾き様である。

まったくもう、もともとアバウトなアメリカンがリラックスすると、時々とんでもない格好でヘラヘラしてるので驚いてしまう。
うちの親がここに居たら、速攻彼の足をピシリッ!とたたき落としていたやろに、
すっかり慣れてしもたわたしは、ブログのネタにしたろと、写真を撮ってる始末……

旦那は10年間日本で暮らした。
わたしにねじ伏せられて、突然3才半と5才の男の子の義父になった時は26才。
日本語力は、息子達に鍛えられてグングン上達したのやけど、如何せん、どうしてもマンガチックになりがち。
大人的会話はわたしから習得したので、ちょっと関西弁且つオネエ言葉に傾きがち。

特に、こんなんは無視して欲しいと思う言葉は、まるでぶっとい釘をゴンと打ち込まれたように、一発で覚えてしまうようで、
クレヨンしんちゃんの「コマネチコマネチ」やら「チクビーム!」(古くてすんません)なんてのは、
完璧なジェスチャーとともに、1週間に数回の割で今もやっている……見てる方がかなり恥ずかしい

今朝、隣の部屋にいた旦那が、いきなりおっきな声で歌い出した。
「チクチクビンビン、チクチクビンビン、チクチクビンビンだいすっき
『チキチキバンバン』のテーマソングと『チクビーム』のコラボだそうです。
「チクビーム!」と叫ぶ時、駆け足直前みたいに両脇をぎゅっと締め、
胸の辺りにある握り拳から人差し指だけをピーンと前に出すのだけど、
わたしの部屋に歌いながら現れた彼は、案の定、「チクビーム」モーションをアレンジしながら嬉しそうに踊っていた。
わたしが何も言わずに(もちろん目でおバカと言うたけど)眺めてたら、
「僕ってやっぱり天才や」と満足気に去っていった。

似たり寄ったり。なぜかポツリと思い出した言葉。

コメント
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