ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

さよなら忌野清志郎

2009年05月02日 | ひとりごと
新聞で彼の死を知って、ユーチューブで久しぶりに彼の歌を聞いています。

よォーこそ、上を向いて歩こう、君が代、雨上がりの夜空に、僕の好きな先生、いい事ばかりはありゃしない、Day Dream Believer……。

弟が大ファンで、彼から教えてもらったわたしも、彼の声と言葉がいっぺんで大好きになりました。反骨とユーモアと弱者への優しさに満ちています。
癌との闘病が大変らしいと新聞で時々読んで心配していました。癌は嫌いです。本当に憎いです。

彼は面白い男でした。ウィキペディアで見つけた清志郎語録です。

*「ビートルズがこういう頭してんだよ。学校の先生よりジョン・レノンの方が好きだもん」(高校時代、風紀の先生に長髪を注意されて)
*「こんなせまいライブハウスは初めてだぜ!」(1980年、シーナ&ロケッツらと出演した武道館のステージで。ただし文献によっては、前年ジョニー・ルイス&チャーの前座として初めて立った武道館のステージで、「こんな広いライブハウスは初めてだぜ!」と言ったとするものもある。)
*「(みんなが)最近、ローリング・ストーンズを知ったんじゃない?」(RCはストーンズの物真似だという批判に対して)
*「あるよ。ある予定なんだけど、残念ながら社会の方にないみたいね(笑)、こっちに対しては」(「夜のヒットスタジオ」に出演時、テレビカメラに向かってガムを吐きかけるなどの悪ふざけをしたことに関し、「自分に社会性はあると思うか?」という雑誌のインタビューに答えて)
*「ストーンズだけどさ、あのステージを観たら、なんて言うか、…孤独感が消えたんだよね。ほら、…僕は孤独でしょ(笑)。でも、もう孤独感は消えた。…うまく言えないけど」(1982年のローリング・ストーンズ、ロス公演を観て)
*「本当にいいものは生きているうちは認められないんだと思ってたもん。当時は」
*「(日本語で歌を唄うのは)ただ単に英語ができないから日本語で唄ってるだけ。いつも日本語で喋っているし日本語しか喋れないから、日本語で歌を唄う以外ないという感じなのね。やっぱ、意味が分かってないと唄えないでしょ」
*「ビートルズなんて、大した才能じゃない。彼らが日本人だったら、あんなになりゃしなかった」
*「ロックでメッセージを伝えるのはダサいなんて言ってる奴は、ロックをわかってないと思うな」
*「周囲より僕は歌の力ってのを信じてます」
*「槇原のを回収しているのなら、ビートルズやジミヘンも回収しろって(笑)」(薬物所持で逮捕された槇原敬之の作品が回収されたことに対して)
*「民主主義国家だとか言論の自由だとか小さい頃から教わってきたわけじゃない?日本はいい国だって。結局は自分のやりたいことをやろうとすると、こんなことになっちゃって…」(RCのアルバム『COVERS』の発売中止が決定したことを受けて。)

まだ早いよ清志郎さん、58才だなんて。あんなに愛した家族を残して逝くの、辛過ぎるよ。あんたの歌、忘れないからね。ご冥福を心より祈って。

 
コメント (8)
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夜からにぎやか♪

2009年05月02日 | 友達とわたし
昨晩急に、友人カップルアンドリューとジェニファーが遊びに来てくれました。
わたしは朝からビルおじさんが熱く語る講義に耳をすませ、ヨガに行って体をほぐし、コンサートの合わせや仕事でいっぱいいっぱいだったので、日本食大好きなアンドリューにご馳走を作ってあげるほどのエネルギーが無くて、
急きょ、旦那の必殺アイディア、パタソン(中近東レストランが充実している、旦那のお気に入りの町です)テイクアウトと相成りました。
ハムス、ババガナシュ、レバナ、タブーリ、シシ・カバーブ各種てんこ盛り、オリーブ……etc.どんだけ買うてくるねん!とびっくりしましたが、
やはり身長2メートルを超えるアンドリューと、多分1メートル90センチ以上はあると思われるジェニファーの巨人カップルだけあって、わたしの心配は余計なお世話だったようです。
美味しかったぁ~!

お腹がいっぱいになった後はお茶。黒豆茶と煎茶を入れて、名前が分からない、これまた中近東のスウィーツをいただきました。
荒く砕いたピスタチオと、ハチミツとローズウォーターなどを混ぜた固めのゼリーです。お茶にすごく合います。
湯のみ持参でキッチンからピアノの部屋に移動して、ギター2本とピアノ、それからボンゴの素人お気楽セッションの始まりです。
アンドリューは、ピアノが弾けるくせに、その時の気分で、楽しんで、他の人と音で会話しようとしないわたしに、遊びに来るたび矯正セッションを強制?します。
しゃ~ないなあ~と嫌々ピアノの前に座り、彼のギターに合わせてダラダラ弾きをしているうちに、ありゃ?いっちゃんノッてるのは誰??
そうなんです、わたしなんです……いっぺん、何かが乗り移ったようなガンガン弾きをしちゃって……かなり恥ずかしかったべな。

即興連弾をするふたりとくたびれたボンゴおじさん。疲れがにじみ出てますなあ。ピアノの下の、荷造り開始袋もなかなかの存在感でしょ♪



二階のジムとリズ、昨日の晩はテレビを観てなんかいられなかっただろうなあ、うるさくて……彼らの居間は、ピアノ部屋の真上にあるのです。
ほんと、最初っから最後まで、うるさい一家だこと。


そしてその夜中、今日のゲームトーナメント(かなり規模が大きいそうな)の練習のため、6人のデカい男の子達が泊まり込みでゲームをしに我が家に集合。
なんせ、息子K、『ギルティ・ギア』とかいうゲームの世界では全米屈指の強者でして、彼の指南を仰ごうと、あちこちからゲーマーが寄ってくるのであります。
なんで大学行ってんのやろ……?
けれどもですね、一般庶民の旦那とわたしは、極々普通の生活を営んでいるので、夜中に行動を開始するコウモリ軍団とは全くペースが合いません。
大切な睡眠を邪魔されるのだけは許せないので、彼らがゲームをする部屋をどこにするかがとても重要な課題になります。
今、旦那は東南の端部屋に、わたしは西南の端部屋にそれぞれ別れて寝ているので、苦肉の策として、西側の真ん中、キッチンで遊ばせることにしました。
築200年の分厚い壁とドアは、場所さえ正しく選べば、物音を完璧に遮断してくれるので助かります。
彼らは、キッチンテーブルをガスコンロの方に移動させ、その上に、2台のでっかいテレビを置き、6~7人がテレビの方に向かって姿勢もよろしく座り、
そりゃまあ楽しそうに、お酒も煙草も一切口にせず、「あ~なんて下手!」「すげぇ~!」なんてことを叫びながら大いに盛り上がります。
年令はバラバラ。高校生から大人まで、男の子からおっさんまでいろいろ。いっぺん写真を撮って、ここに載せてみたいと思っています。
今朝7時過ぎに起きてキッチンに行くと、旦那はもう起きていて、「昨日、うるさくなかった?」と開口一番に聞いてくるので、「なんで?」と聞き返すと、
Kの部屋の方を指差して、「まだいる」と一言。え?と思いながら部屋のドアをそぉっと開けると……可笑しくて吹き出しそうになってしまいました。
部屋中のあちこちでぐうぐうと眠りこける男ども……楽しかったんだね。

ほんと、朝から晩、いや、明け方まで、うるさい一家だこと。
コメント (4)
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