10月3日のカーネギー小ホールでのコンサート、演奏希望の22グループから10グループを選ぶ会議があると、3日前に連絡が来ました。
オーディションをするための場所が取れない、選出に関わるメンバーが揃わないということで、今年だけとりあえず主要スタッフが選出をすることになりました。
でも……その主要スタッフ(プレジデント、オフィサー、ディレクター)合わせて9人の中の、実に7人が、6曲の演奏希望者として名前を連ねていて、これで公平に選ぶことができるのかどうか、わたしとしてはかなり疑問なのでした。
昨日夕方4時、いつものごとく、マンハッタンぶらぶらタイムを楽しみにしている旦那に車で送ってもらい、集合場所の『フレンチ・ロースト・カフェ』に到着。
演奏曲22曲をCDに入れ、会議用に持って来てくれたプレジデントのアルバート、そのCDを再生するパソコン持参のジェーン、そして我々総勢7名。
来られなかったオフィサーのマイケルとジョーは、すでに採点を済ませていて、わたしはそれにもびっくり!
カフェ側の好意で、店の一番奥の個室を空けてもらい、そこでとんでもなくしんどい、かつ極めて微妙な心情が飛び交う会議が始まったのでした。
なんでも初めてのことってこんなもんだと思います。関わっている者自身、これでいいのか、正しいのか、公平なのか、よく分からないのです。
ひとりでも聞いたことが無いという曲があれば、それを聞き、けれども演奏者は協会員ではないので、その曲を彼、あるいは彼女が演奏しているのを想像する。
……となると、今まで一度もわたし達の前で演奏をしたことが無い人達のことは想像できません。その場合どうするか?
まずは協会の演奏ミーティングで何回か演奏し、音楽のスタイル、技量などを見せることが次回の3周年記念コンサートにつながる……そういう説明で納得してもらえるかどうか……それはわからないけれど、とりあえずわたし達の間ではそういう結論に達しました。それで落とされたのが2グループ。
結婚式のバックグラウンドミュージックじゃないんだから……。
彼女の声は悪くないけれど、緊張すると喉が締まり声量がガタンと落ちる。それが普段のミーティングで2度とも起こり、カーネギーで踏ん張れるかどうか……。
ああでもないこうでもないと、7人が頭を突き合わせ、耳を傾け、そして演奏希望者である本人を目の前にしての採点付け……もうへとへとに疲れました。
審査員自身が演奏者である場合、点数は付けられないということになりかけた時、ジェーンとわたしは激しく抗議!
だって、彼女とわたしは連弾するので、わたし達の点数が無効になるってことはかなりの打撃です。
他の審査員は自分の曲で15点マイナス(満点が15点なのでした)になるだけだけど、わたし達の場合は最高で30点のマイナス!?そりゃないっしょ!!
でも……却下されてしまいました。けれどもとりあえず、演奏者は0点じゃなくて11点加算。ごめんね、仕方が無いんだ。後の採点結果のお楽しみ。
そんなこんなで、2時間半の激論会議の末、10グループが選出されました。そのうちの5グループに主要スタッフ6人が関わっています。
中国の曲、プロのタンゴダンサーの踊りと共に奏でられるピアノトリオ、ウェストサイドストーリーを演奏する天才バイオリニスト、オーソドックスなクラシック、全部で90分余りですが、きっと退屈しない演奏会になると思います。
演奏希望曲を提出する際に、絶対にわたしを落とさないでね。落としたりしたら自殺しちゃうから。などと、冗談のような、けれども声色はマジだった人もいて、
結局その曲は落ちたんだけど、来年の選考はもっと別の方法を考えないと、誤解を招いたり、会の趣旨が歪んで捉えられたりする可能性もあるような気がします。
さて、ジェーンとわたしの曲はギリギリで選ばれました。わたし達、ちょっと離れた場所に座ってたのだけど、熱い心でしっかり結ばれていた2時間半でした。
はぁ~……もうめっちゃんこ疲れました。
これからが正念場。ポスターを作り、ありとあらゆる許される場所に貼り、ラジオやテレビ局に宣伝を依頼し、チケットを作り、売らなければなりません。
カーネギーはカーネギー、ホールが小さくてもたっけぇ~ですから、使用料。
会議の終わりをブラブラ散策しながら待っていてくれた旦那と、ウェストサイドの住宅街を散歩して、偶然見っけたピザレストランに入りました。
旦那はネギとリークのピザ、わたしはシーフードピザ、レンガのオーブンで焼いた、そりゃ~美味しいピザでした。
ジェーンとわたしが弾くと決めたのは、ドボルザークの『Legends』から3番と5番。そして同じくドボルザークの『スラブ舞曲第一集』から8番の3曲です。
この夏は、熱くひたすら練習!仮仕上げが7月までになっていて、その後8月と9月に行われる予行リハーサルを経てから本番に挑みます。
引っ越し、バタバタする前に無事に終わっていますように!
オーディションをするための場所が取れない、選出に関わるメンバーが揃わないということで、今年だけとりあえず主要スタッフが選出をすることになりました。
でも……その主要スタッフ(プレジデント、オフィサー、ディレクター)合わせて9人の中の、実に7人が、6曲の演奏希望者として名前を連ねていて、これで公平に選ぶことができるのかどうか、わたしとしてはかなり疑問なのでした。
昨日夕方4時、いつものごとく、マンハッタンぶらぶらタイムを楽しみにしている旦那に車で送ってもらい、集合場所の『フレンチ・ロースト・カフェ』に到着。
演奏曲22曲をCDに入れ、会議用に持って来てくれたプレジデントのアルバート、そのCDを再生するパソコン持参のジェーン、そして我々総勢7名。
来られなかったオフィサーのマイケルとジョーは、すでに採点を済ませていて、わたしはそれにもびっくり!
カフェ側の好意で、店の一番奥の個室を空けてもらい、そこでとんでもなくしんどい、かつ極めて微妙な心情が飛び交う会議が始まったのでした。
なんでも初めてのことってこんなもんだと思います。関わっている者自身、これでいいのか、正しいのか、公平なのか、よく分からないのです。
ひとりでも聞いたことが無いという曲があれば、それを聞き、けれども演奏者は協会員ではないので、その曲を彼、あるいは彼女が演奏しているのを想像する。
……となると、今まで一度もわたし達の前で演奏をしたことが無い人達のことは想像できません。その場合どうするか?
まずは協会の演奏ミーティングで何回か演奏し、音楽のスタイル、技量などを見せることが次回の3周年記念コンサートにつながる……そういう説明で納得してもらえるかどうか……それはわからないけれど、とりあえずわたし達の間ではそういう結論に達しました。それで落とされたのが2グループ。
結婚式のバックグラウンドミュージックじゃないんだから……。
彼女の声は悪くないけれど、緊張すると喉が締まり声量がガタンと落ちる。それが普段のミーティングで2度とも起こり、カーネギーで踏ん張れるかどうか……。
ああでもないこうでもないと、7人が頭を突き合わせ、耳を傾け、そして演奏希望者である本人を目の前にしての採点付け……もうへとへとに疲れました。
審査員自身が演奏者である場合、点数は付けられないということになりかけた時、ジェーンとわたしは激しく抗議!
だって、彼女とわたしは連弾するので、わたし達の点数が無効になるってことはかなりの打撃です。
他の審査員は自分の曲で15点マイナス(満点が15点なのでした)になるだけだけど、わたし達の場合は最高で30点のマイナス!?そりゃないっしょ!!
でも……却下されてしまいました。けれどもとりあえず、演奏者は0点じゃなくて11点加算。ごめんね、仕方が無いんだ。後の採点結果のお楽しみ。
そんなこんなで、2時間半の激論会議の末、10グループが選出されました。そのうちの5グループに主要スタッフ6人が関わっています。
中国の曲、プロのタンゴダンサーの踊りと共に奏でられるピアノトリオ、ウェストサイドストーリーを演奏する天才バイオリニスト、オーソドックスなクラシック、全部で90分余りですが、きっと退屈しない演奏会になると思います。
演奏希望曲を提出する際に、絶対にわたしを落とさないでね。落としたりしたら自殺しちゃうから。などと、冗談のような、けれども声色はマジだった人もいて、
結局その曲は落ちたんだけど、来年の選考はもっと別の方法を考えないと、誤解を招いたり、会の趣旨が歪んで捉えられたりする可能性もあるような気がします。
さて、ジェーンとわたしの曲はギリギリで選ばれました。わたし達、ちょっと離れた場所に座ってたのだけど、熱い心でしっかり結ばれていた2時間半でした。
はぁ~……もうめっちゃんこ疲れました。
これからが正念場。ポスターを作り、ありとあらゆる許される場所に貼り、ラジオやテレビ局に宣伝を依頼し、チケットを作り、売らなければなりません。
カーネギーはカーネギー、ホールが小さくてもたっけぇ~ですから、使用料。
会議の終わりをブラブラ散策しながら待っていてくれた旦那と、ウェストサイドの住宅街を散歩して、偶然見っけたピザレストランに入りました。
旦那はネギとリークのピザ、わたしはシーフードピザ、レンガのオーブンで焼いた、そりゃ~美味しいピザでした。
ジェーンとわたしが弾くと決めたのは、ドボルザークの『Legends』から3番と5番。そして同じくドボルザークの『スラブ舞曲第一集』から8番の3曲です。
この夏は、熱くひたすら練習!仮仕上げが7月までになっていて、その後8月と9月に行われる予行リハーサルを経てから本番に挑みます。
引っ越し、バタバタする前に無事に終わっていますように!