ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

感応性妄想性障害?

2009年05月22日 | 家族とわたし
昨日、わたしがコンサートで伴奏をしていた頃、旦那は交通裁判に出頭し、なんとか罰金を減らしてもらおうと自己弁護に努めておりました。

いつものレッスンの仕事が終わった頃には、もうくったくただったので、ご飯を三合炊き、薄焼き卵を焼き、市販のレトルトちらし寿司の素と混ぜただけ、
あとは前の日や前々日からの残り物を適当に三人で分けんこして、ビールの極小瓶で乾杯していただきました。
あまりに頭がボォッとしてたので、薄焼き卵を作るつもりが、気がついたらだし巻を作り始めちゃってたりして、息子Kにつまみ食いされてしまいました。

テーブルでは、トースターでピリピリと焼いた干し魚をあてに、ビールを飲んで盛り上がる旦那とK。
Kは最近、日本の父親とチャットで話したことや、火星にはエベレスト山の3倍の高さがある山がある、なんてことを楽し気に話していて、
旦那とわたしは、その都度、頷いたりツッコミ入れたりして、あんまり話が遠くにいかないように牽制しつつ、会話に花を咲かせていました。

そしてわたしも席に着き、みんなで乾杯をして、ほんと、今日はいろいろあったよね~なんて言いながら、ふとわたしが、突然震え出した時のことを話したのでした。
「今日さあ、それなりに緊張したし、いろんなハプニングなんかもあったんやけど、一曲だけ、そりゃもう理不尽なほど緊張して足の震えが止まらんで困ったん。あれはいったいなんやったんやろ?」
「それやったら僕もめちゃくちゃ緊張した。裁判で言うことバッチリ準備して行ったのに、自分の番のちょっと前ぐらいから心臓が痛いぐらいドキドキし出して、怪しがられるぐらい声が掠れて、言いたかったことの半分も言えんかった」

旦那の違反は危険運転。工事中を示す赤い三角コーンが置いてあった道の、目と鼻の先にオフィスの入り口があり、遅刻していた彼は無理矢理……。
まあ、対向車線に侵入したといってもほんの2メートル、工事車両もその時には無く……でも違反は違反です。
罰金140ドルと2点ポイント。なんとかして罰金を減らしてもらおうと出向いた裁判には担当の警察官が出頭しておらず、今回は二度目の裁判。
そうやって旦那がしつこく裁判にかけるもんだから、その日担当した警察官も裁判所に出頭しなければならず、昨日はその彼を目の前にしての抗議なのでした。
そりゃまあ緊張するでしょ、それでなくても制服姿のデッカイ彼らは、一様にして威圧感たっぷりなんですから。

「なあ、まうみがド緊張したん、何時ぐらいやった?」
「えっと、あの曲やってた時やから、多分11時ちょっと過ぎ」
「あ!それ、ぴったしカンカン!」
……

まあ、多分、いえ、きっと、ただの偶然なんでしょうけどね。
最近、超仲良しの夫婦の奥さんが生理になると、旦那さんもお腹が痛くなったり気分が悪くなったりするっていう話を聞いたり、
一卵性のふたごのひとりが妄想を抱くと、同じような時期(時間)にもうひとりの方も妄想を抱く現象が起こる、なんていう記事を読んだのでちょっと……。
わたし達は、超仲良しでもないしふたごでもないんだけど、一緒にいる時間がとんでもなく(いや、ほんとに半端じゃなく)多い夫婦なので、
もしかしたらもしかするかもよぉ~なんて言って盛り上がってたら、若干一名、それがどうかしましたか?っぽく黙々と食べる若者

お詫びに、三人一緒に、今我々夫婦がハマっている『In Treatment』を鑑賞しました。全然お詫びになってない!(Kの声)


ドライブウェイに沿うようにして、いつも五月になると咲く花です。
つぼみの大きさ、開き方の意外さ、花の美しさに、毎年楽しませてもらっています。

コメント (2)
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