ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

DON'T GIVE UP, JAPAN!

2011年04月07日 | 日本とわたし


『DON'T GIVE UP, JAPAN!』プロジェクトが始まります!
ニューヨーク在住の音楽プロデューサー打木希瑶子(うちき きょうこ)さんがプロデュースした多くの楽曲の中に、『DON'T GIVE UP』という曲があります。
この楽曲は、ブルックリン出身のゴスペル・アーティスト、ダニー・イーソンが作詞・作曲・アレンジし、日本の盲目のアーティスト木下航志が、日本人有志クワイヤーと共に、昨年5月30日に東京で録音したものです。

去年の晩春に、あさことM師匠、そしてわたしが、ニワカ練習で歌詞を詰め込み、ゴスペルフェスティバルの本番で派手なガウンを着て、4万人の観衆を前に、航志君のバックコーラスとして歌ったこの『DON'T GIVE UP』。

「僕は生まれてすぐから、本当にたくさんの運命を受け止めて生きてきたけど、
それは時にはとても難しく、乗り越えられないほどに辛い時もあったけど、
でも僕はあきらめない。前に一歩一歩、歩き続けるんだ」

生まれて間もなく視力を失い、様々な疾患に次々に襲われても、へこたれず、あきらめず、大好きなピアノを懸命に練習しながら、魂の歌を歌うシンガーになった彼。
今でもあの、とても小さな体と、わたしの三分の二ぐらいの小さな手をしっかり覚えています。



リハーサルの部屋で、舞台の上で、彼の心の叫びが聞こえてくるたび、なぜか涙があふれてくるのでした。

どうぞみなさん、プロジェクトのサイトに行き、この曲を購入して聞いてみてください。
150円です。
それが義援金への協力につながります。収益は日本赤十字へ送られます。

今回も、ニューヨークの各所でコンサートが行われるようです。
なんとか参加できたらいいなあ……。

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小さな手から日本へ

2011年04月07日 | 日本とわたし
「まうみ、あのね、わたしね、ガールスカウトでクッキー売って、日本に募金したよ!」
部屋に入ってくるなり、ピアノの本を胸に抱きながら、わたしの目を真っすぐに見上げて報告してくれたカムディンちゃん。7才の女の子です。
「この子は、どこでも、日本への募金という字を見つけたら、ポケットに入れておいたおこずかいを募金しているんですよ」と彼女のおかあさん。

「まうみ、学校で習った日本のことを絵に描いて、みんなで集めて日本に送ったよ」
同じくピアノの生徒のライアン。8才の男の子です。

報告してくれる子も、そして報告の無い子も、皆がそれぞれの形で一所懸命、日本を励まそうとアイディアを練り、それを形にして送ってくれています。
どの子の手も、まだまだちっちゃくてかわいいのです。
その手を両手で包み、「ほんとにありがとう!」とお礼を言いました。

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