ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

それでもみんなが集まれば

2011年04月11日 | 日本とわたし
3月28日に『美しい島をより美しく』の記事の中で紹介させていただいた、ある看護士さんの医療援助の記録を、ずっと英訳なさっている方がおられます。
A Japanese medical aid worker's diary

JKTSというタイトルのブログは、彼女が被災地へ医療スタッフとして行かれ、そこでの毎日の様子を、飾らず淡々と、けれども温かな眼差しでもって、見て感じてこられたままに記録された日記です。

3月28日に書かれた記事で一度は終わっていたのですが、このたびまた、4月6日に追記された物も含めて英訳されたことを、ころさんが教えてくれました。

彼女は、現場に実際に身を置き、避難所や崩れかけた自宅でおられる今回の被害者の皆さんの、体と心の治療に懸命にとりかかられました。
離れた所で活字だけを読み、いくら想像力を働かせたところで、彼女が実際に経験し、実感したことを知ることなどできないと思います。
その過酷さ、悲しみの深さ、痛みの大きさ、やるせない思い……。
それでもそこに微笑みがあり、嬉し泣きがあり、希望があり、未来がある。

自分達にできることを見つけて、小さくても、わずかでも、とるに足りない事でも、
行動し続けること。
思い続けること。
決して忘れないこと。



『ひとりの小さな手』

ひとりの小さな手
何もできないけど
それでもみんなの手とあわせれば
何かできる 何かできる

ひとりの小さな目  
何も見えないけど
それでもみんなの瞳でみつめれば
何か見える 何か見える

ひとりの小さな声  
何も言えないけど
それでもみんなの声が集まれば
何か言える 何か言える

ひとりで歩く道  
遠くてつらいけど
それでもみんなのあしぶみ響かせば
楽しくなる 長い道も

ひとりの人間は
とても弱いけど
それでもみんなが集まれば
強くなれる 強くなれる
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木も草もびっくりの夏日

2011年04月11日 | ひとりごと
今日は30℃近くまで上がった気温けれども明日は雨で11℃

朝から来てくれた大人生徒のすが子さんを見送って外に出た時、去年植えてくれたチューリップに今年は花がつかないかもしれない、と教えてもらった。
う~ん残念!
「あ、でも先生、こんなとこにムスカリの園を作ったんですねえ~」
「え?」
そんな覚えは全く無い。天に誓って作ってないし……。
けれども、彼女が指差す、チューリップの花壇から斜め前辺りの所を見ると、


あらら!きれいですやんか~!
なんか妙にまぁるく植えられている。
去年は絶対に無かったし……と思いながら眺めていると、「こんなの去年はありませんでしたねえ」とすが子さん。
実に不思議な花壇だ……。

さて、ポンちゃんの様子もチェック。
さすがにこの気温のせいで、つぼみがいっぺんに開いてきた。


残っているつぼみも、もうボテボテ。


全体的にはこんなんである。


今日は夜まで戻ってこれないしなあ……坊さんが屁をこいた遊びができひんなあ……。

生徒の家の前の公園では、木登りに励む少年達がいたり、フラフープごっこをする少女達がいたり、とてもにぎやか。


枝の間にチラチラと赤いシャツが見えるかな?

仕事帰りに行ったカイロプラティックの庭からも少し。



そこからの帰り道にあるお墓の敷地に植えられたでっかい柳の木も萌葱色。


ポンちゃん、明日からまた寒なるんやで。覚悟しときや。
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米国「FUCK YOU!」事情

2011年04月11日 | 米国○○事情
気功の記事の直後に、こんなのを書くのはあまりにもお恥ずかしいのだが……。
しかも、そのクラスでとても気持ちが落ち着き、腰痛もかなり良くなったと思っていたし……。
だけどだけど……やっぱ我慢できないことってある。

ひとつめ。
伴奏バイトの高校でのこと。
わたしがピアノを弾いている場所からよく見える所で歌っていたバリトンのふたり、
こいつら、歌っている間中ペチャクチャしゃべりまくり、
挙げ句の果てに思いっきり音を外したり、全く違う所を歌い始めたり、それがまた声がデカい!
たまらなくなって、ピアノの椅子から立ち上がり、スタスタとその子達の所に行って叱りつけた。
すると、
「なに言ってんのかさっぱりわかんね~。オレ達ちゃんと歌ってんのによ~」ときた。
一発ずつ張り手をかましそうになったけど、わたしはその高校の先生でもなければ、この国でそんなことをした日にゃ~一発で訴えられる。
二発だともっと難儀なことになる。
なのでぐっと抑えて、見張りをアシスタントの教師に頼んで後は無視した。

ふたつめ。
伴奏バイトの後、すぐにいつもの仕事に行かなければならなかったので、せめて軽くスープでも買って食べようと、高校と生徒の家の間にあるスーパーまでの道を走っていた時のこと。
左折をするために、対向車線の車が途切れるのを待っていたら、わたしのすぐ後ろを走っていたバカでかい真っ黒なGMの車が、ジリジリと寄ってきた。
わたしを追い越して真っすぐに行きたいのはわかるが、こっちももうスレスレの危ない所までハンドルを切ってしまっているのである。
するといきなり、ものすごい音のクラクションがたて続けに鳴り、アクセルを吹かせる音が聞こえてきた。
やっとこさわたしも曲がれる時が来て、そろそろと動き出すと、窓を開けて捨て台詞を長々と怒鳴り散らしながら通り過ぎようとする阿呆。
なので、わたしもしっかり応えてやった。
男を真正面から見据え、「FUCK YOU!」と、誰にもわかるよう、しっかりと唇を動かして。


その話を旦那にしたら、「もう二度と、絶対にそんなことはしないように!」と、めちゃくちゃマジで叱られた。
数ヶ月前に、隣町で、運転中のゴタゴタで「Fuck you!」と相手に言ったばかりに、数時間追跡され、挙げ句に銃で撃たれて死んだ人がいるそうな……。

わかったよ旦那。
これからは、めちゃくちゃ腹が立った時は、にっこり笑って、
「アホボケカス!すっとこなんきんか~ぼ~ちゃ!」と言うことにしよう

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それでもなお

2011年04月11日 | 世界とわたし
People are illogical, unreasonable, and self-centered.
Love them anyway.
人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在です。
それでもなお、人を愛しなさい。

If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives.
Do good anyway.
もし、いいことをすれば、人々は自分勝手だとか、何か隠された動機があるはずだ、と非難します。
それでもなお、いい行いをしなさい。

If you are successful, you will win false friends and true enemies.
Succeed anyway.
もし、あなたが成功すれば、不実な友と、ほんとうの敵を得てしまうことでしょう。
それでもなお、成功しなさい。

The good you do today will be forgotten tomorrow.
Do good anyway.
あなたがした、いい行いは、明日には忘れられます。
それでもなお、いい行いをしなさい。

Honesty and frankness make you vulnerable.
Be honest and frank anyway.
誠実さと親しみやすさは、あなたを容易に傷つけます。
それでもなお、誠実で親しみやすくありなさい。

The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down by the smallest men and women with the smallest minds.
Think big anyway.
最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれません。
それでもなお、大きな考えを持ちなさい。

People favor underdogs but follow only top dogs.
Fight for a few underdogs anyway.
人は弱者をひいきにはしますが、勝者の後ろにしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。

What you spend years building may be destroyed overnight.
Build anyway.
あなたが歳月を費やして建てた物が、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。
それでもなお、建てなさい。

People really need help but may attack you if you do help them.
Help people anyway.
人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

Give the world the best you have and you'll get kicked in the teeth.
Give the world the best you have anyway.
世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
 

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず。

結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。

あなたと他の人の間であったことは1度もなかったのです。


今日の気功のクラスは、この、マザー・テレサが、カルカッタの『孤児の家』の壁に書き残した言葉を読むことから始まりました。
この言葉は、世界の変革を夢見た若者、ケント・M・キースという1949年生まれのアメリカ人が残したものだそうです。

気功はとにもかくにも、自分を深く見つめることが基本中の基本です。
わたしが最近ずっと腰を痛めているのは多分、怒りや混乱、心配などの強い負の気が、肝臓や腎臓辺りに澱のようにたまっているからではないか、と言われました。
それで今日は、普段自分の心の中を満たしている感情はどういうものか、みんなで思い起こしてみることになりました。
そして、内臓それぞれに与えられた色をしっかりイメージして、それぞれに与えられた音を口にしながら、自己治癒の動作をくり返しました。
わたしは特に、肝臓と腎臓の動作に集中し、結局全ては、わたしと内なる神(つまりはわたし自身)の間のことなのだ、と言い聞かせてみました。
そうなんだ、わたしと他の人の間には何も無かったんだと。

不思議といつもより落ち着くことができたような気がします。


さて、気功のクラスの場所が変わりました。
旦那のオフィスがあるビルディングのお向かいにある『ZEN CENTER』に引っ越ししました。




ここでは毎週水曜日の晩に、二時間半の座禅と瞑想のクラスがあります。
いつか一度、ここで座禅を組んでみたいなあと思っています。



 
 
コメント (2)
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