橘小学校ペットボトル放射線遮断作戦を紹介したいと思う。
この小学校では、校内の線量を自発的に計り、4/11には校庭の線量が3.63にもなっていた。
学校と父兄が一体となり、洗浄や土の入れ替えなどをしながら、
もっと効果的な方法はないものかと模索しているうちに、考えついた作戦だった。
≪ペットボトルによる放射線の遮断作戦は効果があったのでしょうか!≫
1年生の教室を、できるだけ涼しく砂ぼこりの影響の少ない北校舎に移動することはお知らせした通りです。
ただ、北校舎の1階は中庭からの影響で他の教室に比べて線量が高くなっていました。
そこで、水による放射 線の遮へい効果を利用し、水を入れたペットボトルを壁のように並べて、教室に侵入する放射線をさえぎろう、と計画しました。(職員の間では「新ヤシマ作戦」と呼んでいます。)
皆様のご協力により、おかげさまで、約500本!のペットボトルが集まりました。
さっそく、ペットボトルに水を入れて水の壁を作ったところ、以下のような効果が表れました。
*実施前の教室線量
高さ70cmで測定 (測定日5月30日)
窓側1m 0.31
中央 0.17
廊下側1m 0.13
3箇所平均 0.20
*実施後の教室線量
高さ70cmで測定 (測定日6月3日)
窓側1m 0.12
中央 0.09
廊下側1m 0.10
3箇所平均 0.10
このように教室平均で約50%の低減効果が表れました。
特に窓側では約3分の1に!
確かな効果が表れました。
皆様のご協力に感謝いたします。
中庭の表土を入れ替えるのが最も効果的なのでしょうが、実現までにはしばらく時間がかかりそうです。
現在できることを工夫しながら、少しでも放射線量を少なくしていきたいと思います。
この学校のように、学校、教師、父兄、地域の皆さんが一体となり、子供を放射能被害から少しでも守ろうと懸命に取り組んでおられるところの生徒は、後々になってしみじみと、自分の幸運を感謝するだろう。
その親はもちろんのこと、守るべき立場にあった教師も、後々後悔したり、罪の意識に苛まれることもなく、誇りと懐かしみをもって、今の毎日を思い出せるだろう。
我々外側の者は、逃げろ逃げろ!と騒いでいるが、その地域で人生を歩まれていた方々にとって、遠くに逃げることは大変なことなのだ。
だから渋々残っている。本当は逃げた方がいいことをわかっていながら、どうしようもなく残っている。
幸いにして、橘小学校は、そういう家族の思いをきちんと受け入れ、できることをコツコツと、実に迅速に行動に移している。
その様は、不安につぶされそうになっている人々を励まし、元気づけ、きちんと気をつけるべきことを無言で教えてくれている。
ペットボトルをどのように配置したかは、PDFに掲載されている写真を参照して欲しい。
この方法が、一般家庭でも効果を表すことができることを願っている。
この小学校では、校内の線量を自発的に計り、4/11には校庭の線量が3.63にもなっていた。
学校と父兄が一体となり、洗浄や土の入れ替えなどをしながら、
もっと効果的な方法はないものかと模索しているうちに、考えついた作戦だった。
≪ペットボトルによる放射線の遮断作戦は効果があったのでしょうか!≫
1年生の教室を、できるだけ涼しく砂ぼこりの影響の少ない北校舎に移動することはお知らせした通りです。
ただ、北校舎の1階は中庭からの影響で他の教室に比べて線量が高くなっていました。
そこで、水による放射 線の遮へい効果を利用し、水を入れたペットボトルを壁のように並べて、教室に侵入する放射線をさえぎろう、と計画しました。(職員の間では「新ヤシマ作戦」と呼んでいます。)
皆様のご協力により、おかげさまで、約500本!のペットボトルが集まりました。
さっそく、ペットボトルに水を入れて水の壁を作ったところ、以下のような効果が表れました。
*実施前の教室線量
高さ70cmで測定 (測定日5月30日)
窓側1m 0.31
中央 0.17
廊下側1m 0.13
3箇所平均 0.20
*実施後の教室線量
高さ70cmで測定 (測定日6月3日)
窓側1m 0.12
中央 0.09
廊下側1m 0.10
3箇所平均 0.10
このように教室平均で約50%の低減効果が表れました。
特に窓側では約3分の1に!
確かな効果が表れました。
皆様のご協力に感謝いたします。
中庭の表土を入れ替えるのが最も効果的なのでしょうが、実現までにはしばらく時間がかかりそうです。
現在できることを工夫しながら、少しでも放射線量を少なくしていきたいと思います。
この学校のように、学校、教師、父兄、地域の皆さんが一体となり、子供を放射能被害から少しでも守ろうと懸命に取り組んでおられるところの生徒は、後々になってしみじみと、自分の幸運を感謝するだろう。
その親はもちろんのこと、守るべき立場にあった教師も、後々後悔したり、罪の意識に苛まれることもなく、誇りと懐かしみをもって、今の毎日を思い出せるだろう。
我々外側の者は、逃げろ逃げろ!と騒いでいるが、その地域で人生を歩まれていた方々にとって、遠くに逃げることは大変なことなのだ。
だから渋々残っている。本当は逃げた方がいいことをわかっていながら、どうしようもなく残っている。
幸いにして、橘小学校は、そういう家族の思いをきちんと受け入れ、できることをコツコツと、実に迅速に行動に移している。
その様は、不安につぶされそうになっている人々を励まし、元気づけ、きちんと気をつけるべきことを無言で教えてくれている。
ペットボトルをどのように配置したかは、PDFに掲載されている写真を参照して欲しい。
この方法が、一般家庭でも効果を表すことができることを願っている。