ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

初めての収穫!

2011年06月21日 | ひとりごと
生まれて初めて、自分で作った野菜を収穫した。
野菜は水菜。
ただ指を土の中に突っ込んで、うりうりと穴を空け、そこにもらった種をパラパラと蒔いただけだった。
だから、自分で作った、というのは正しくない。
ミミズさんがいる土と太陽と雨水、それからせっせと撒いた水のおかげで、すくすくと大きくなった。

葉の緑がだんだん濃くなり、ギザギザにも力がみなぎってきた。
そろそろ摘んで食べないと、歯触りがごわごわしそうだ。
思い切って、エイッとばかりに引っこ抜いた。

土を洗い流し、根元ぎりぎりのところまでいただいた。


息子がひと言、「土の匂いがする」と言った。
シャキシャキと、命がはじける音がした。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おめでとうみんな!

2011年06月21日 | 音楽とわたし
今日は、毎年二回、12月と6月の年度末に行われる音楽コンサートで伴奏をさせていただいている高校の卒業式。


卒業式に参加するのは今回が初めて。
今日は先日のコンクールとコンサートで歌った『また逢える日まで』という曲を、式のために演奏しに行った。

この高校は、"スペシャルズ"の子供達のための学校。
"スペシャルズ"というのは、"神様から特別に愛されて生まれてきた子供"という意味。
日本でいうと、"心身に障害を持った子供"ということになる。
国が違えば言い方も違ってくる。

わたしがいつも伴奏をしているのは、生徒達の方から志願してメンバーになる合唱クラブ。
志願までして、一応軽いオーディションなんかもあって、それでメンバーになっているというのに、
ティーン真っただ中、というタイミングもあるのか、練習中の態度はなかなかによろしくない。
特に、問題が精神の方にある子の場合、怒りを抑えきれなかったり、すぐにマックスに怒り出したり、
じっとひとつの場所に留まっていることができなかったり、
誰も何も言っていないのに、非難されていると思い込んでしまう癖があったり、
そりゃもう多様多彩の問題を抱えている子達が、それを存分にアピールしてくれるので、
練習中の緊張感と喧噪度は、かなりのものなのである。

指揮者兼監督のダリルは、何年も一緒にやってきて気がついたのだけど、本当によくやっていると思う。
太鼓腹から飛び出す怒声とともに、キツい言葉がダダダッと連発されることなど日常茶飯事だけど、
なんか問題を抱えた子を見つけるや否や、その子と一対一で、その子がどういう形であれ納得するまで、丁寧に話を聞いてあげる。
たとえそれで、次の授業が少々遅れようが、他の生徒達が手持ち無沙汰で待っていようが、である。
後回しにしない。こちらの都合を押し付けない。けれども、ダメなことはなにがなんでもダメ。

思春期の、それでなくても不安定な年頃の、けれども身体はもうすっかり成長しているチグハグな自分を抱えて、
スペシャルズの子供達は、悩んだり、戸惑ったり、泣いたり笑ったり、怒ったり、親切にしようとしたり、あきらめたりしながら、
毎日毎日、ここに通って、なんらかのことを学んでいる。

卒業式の雰囲気が盛り上がってきた。


満場の親御さん。皆で立ち上がり、右手奥のアーチをくぐって会場に入ってくる卒業生に声援を送っている。


デロンスクールカラーのガウンをまとった卒業生達。コーラスメンバーの子の顔を見たら、やっぱり淋しくなってしまった。


玄関ロビーに飾られた、今年の卒業生の木。


みんな、ここで学んだこと、経験したこと、派遣された会社や病院やお店で教えてもらったこと、
そしてなによりも、いっぱいいっぱい楽しんだこと、忘れないでね。
ほんでもって何年かにいっぺんは、たまにいきなりキレて怒鳴った東洋人のピアノ弾きがいたなあ~なんてことも思い出してね。

おめでとうみんな!
Have a great life!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『トイレの神様』の絵本を書いた作家が教えてくれた『エンゼルボックス』

2011年06月21日 | 日本とわたし
シンガーソングライター植村花菜さんが歌ってる曲『トイレの神様』。
その曲を絵本にしはった、絵本作家のとりごえまりさん。

彼女のほのぼのと柔らかな絵は、温こうてなめらかなオイルみたい。
そのまりさんに、教えてもろた『エンゼルボックス』。
この国の政治家は、困ってる人達を助けてはくれへん。待ってても『いつかきっと』はあらへん。
それがはっきりとわかってしもて、びっくりして、がっかりして、腹立って、しばらくぼおーっとしてしもてて、

そんなトホホなわたしの周りでは、ほな、困ってへん仲間が、困ってる仲間を助けたらええやん!と思いついた人がいはった。

東日本大震災 仙南支援部隊team王冠

この部隊が立ち上げてくれはった『エンゼルボックス』

『エンゼルボックス』
 
募集期間:行政が機能するまで(現在見通し立たず)←ブログ主(注)。ここに惚れました!
募集個数:1日の配布1000人
(渡波地区・自宅避難者数=1000世帯3000人)
☆200箱 集計後、順次避難地域へ配布

★自分が3日間生き残ることを想像しご用意ください。

★小さなダンボールに、貴方が食べたいと思う食料をいっぱい詰め込んでください!

★なるべく栄養価の高い、捕食となる食料を!

★ライフラインが復旧しない家で、最小限の手間ですぐに食べられるものをご準備ください。

★ご自宅での手作り食品は、送り側の気持ちに反して警戒・敬遠されますのでお避け下さい。

★エアコン、冷蔵庫の使えない避難生活において、常温保存可能品で直射日光・高温多湿の環境下でも品質を保てる食品を参考にして下さい。

<注意>1~3ヶ月以上賞味期限のある食品に限る

☆★サプライズボックス形式で、開けるまで何が入っているか分からない。

☆★プレゼント感覚の楽しさを被災地の方々へお届けしたいと思います。

☆★備蓄非常食として友人にプレゼントしても失礼のない物をお選び下さい。


わくわくしませんか?
詳しい要項を、この『エンゼルボックス』をクリックして読んでください。

この企画に賛同して、さっそくエンゼルボックスを用意して送らはったまりさんが、その時の様子や気持ちを、ご自分の日記にこんなふうに書いてはりました。

『そして、箱にいっしょに入れる、お手紙を書いた。
これから会うことはないであろう人への手紙。
想像しても、顔が見えない人。
でも、これを食べて少しでもおいしいなと思ってくれたらいいなあという想いをこめて、書きました。
「エンゼルボックス」のサイトに「メッセージを書く場合は、“がんばれ”とは書かないように」という注意が書かれていたので、そこは気をつけて。
みなさん、もう充分がんばっていますもんね。

顔が見えない誰かのことを思ってプレゼントを買う、手紙を書く…いままで経験したことがない不思議な気持ちだった。

受け取って食べてくださる方とは、きっとこの先会うことはないと思うけれど、どうかおいしく食べて、元気でいてくれますように』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『団扇(うちわ)で脱原発』プロジェクトどすえ~!

2011年06月21日 | 日本とわたし
『Uchiwa Project』 団扇で脱原発!

「団扇(うちわ)で脱原発」プロジェクト始動! 

■-----------------------------------------------------------□

めざせ10万枚!「団扇(うちわ)で脱原発」プロジェクト

企画説明とご協力のお願い
                              
*周知にご協力いただければ幸いです(一番下にツィッターとフェイスブックへのリンク・ボタンがあります)。←これはこのブログ記事ではなく、プロジェクトのHPの画面上にあるリンク・ボタンのことです。
                              
□-----------------------------------------------------------■
                              
1.デモはこの夏が正念場
2.企画の概要
3.団扇(うちわ)のデザイン
4.賛同者と協力者を募ります!
  (1)「祇園祭作戦」に向けたカンパのお願い
  (2) 全国展開に向けた協力者の募集
 
■-----------------------------------------------------------□
 
《1.デモはこの夏が正念場》 
 
6月11日に全国で一斉に行われた脱原発デモは、およそ7万人もの参加者を集める歴史的なデモとなりました。
直後に朝日新聞が行った世論調査によれば、「原子力発電を段階的に減らして将来はやめる」ことに74%の人々が賛成と答えています。
これまでに全国各地で展開されてきた脱原発運動の成果の一つと言えるでしょう。
 
しかし、これで安心するのは早計に過ぎます。
このような脱原発ムードの高まりにもかかわらず、政財界を中心に原発推進派による巻き返しの動きが活発化しています。
世論に逆行するこうした動きを阻止するためにも、脱原発の意思表示をよりいっそう高めていく必要性を痛感します。
 
9月には、大江健三郎さん、鎌田慧さん、坂本龍一さん、瀬戸内寂聴さん、鶴見俊輔さんなど日本を代表する文化人の呼びかけにより、
大規模な集会とデモが準備されています(『さようなら原発1000万人アクション』)。
心強い限りです。
しかし、9月では遅すぎるという懸念も拭えません。
 
電力需要のピークを迎える真夏日にかけて、電力会社を中心とした政財界が、「電力不足」を理由に原発の再稼働を求めるプロパガンダを大々的に展開することは目に見えています。
現在、日本の原発は、全54基のうち19基(全体の約3分の1)のみが稼働していますが、
このまま大掛かりな「計画停電」をせずにこの夏を越せば、電力は足りているという脱原発派の主張の信憑性がいっそう高まるからです。
したがって、脱原発デモはこの夏が一つの正念場になるはずです。
 
□-----------------------------------------------------------■
 
《2.企画の概要》 
 
そこで、京都を中心に脱原発運動に携わってきた私たちは、こんなプロジェクトを考えてみました。
 
要領はいたって簡単。
7月から8月にかけて各地で催される夏祭りや花火大会で脱原発のメッセージを込めた団扇(うちわ)を配る。
それだけです。
 
手始めに、地元京都の祇園祭で最初の風を起こします。
 
京都は7月15日、16日、17日と祇園祭の宵々山、宵山、巡行と三大祭りの内でも連日10万人を越える人々であふれかえります。
数十万人もの人々が繰り出すこの機会を利用しない手はありません。
とはいえ、町が人でごった返す時期に街頭デモをすれば逆効果になりかねません。
 
では、たとえば涼しげな浴衣姿でおシャレな「脱原発うちわ」を沿道で配ってみたらどうでしょうか?
 
たくさんの人が手にとってくれることでしょう。


団扇はこんな絵柄です!









《4.賛同者と協力者を募ります!》
 
(1)「祇園祭作戦」に向けたカンパのお願い
 
まずは、7月中旬に予定されている祇園祭で脱原発うちわ約1万枚を配ることを目標にしています。
                                   
うちわの製作費は1枚約10円。1万枚作るのに約10万円かかります。
製作費はすべて、本プロジェクトの賛同者から募ったカンパで賄う必要があります。

本プロジェクトにご賛同いただける方は、どうぞカンパにご協力ください。
カンパは一口1000円からとさせていただきます。
10口以上のカンパをいただける場合には、ご希望に応じて、裏面に企業・団体・個人名等を掲載いたします。
なお、5口(5千円)以上カンパをしてくださった方には、5口につき脱原発うちわ各種5枚(10口1万円で各種2枚ずつの計10枚)を差し上げます。
振り込まれる際に、ご住所とお名前をメール等にてお知らせください(5口以上に限らせていただいたのは、スタッフ不足ゆえの止むにやまれぬ措置です。ご理解いただければ幸いです)。
 
カンパの振込先:京都中央信用金庫 御池支店(普通)0705888 
        うちわで脱原発プロジェクト  

集まったカンパの収支は、うちわのデータを納入した後に報告します。
初期目標の10万円以上に達した場合は、他の夏祭り(天神祭?)などに使わせていただきます。                      
                              
(2) 全国展開に向けた協力者の募集
 
私たちの当面の目標は祇園祭ですが、同様の作戦が全国各地の夏祭りや花火大会でも展開されることを願っています。
                                   
京都以外での作戦にご協力いただける方は、お気軽にご相談ください。
必要枚数の印刷費と配布要員さえご用意していただければ、印刷の発注等をこちらで行うことも可能です(デザインの修正等のご要望等も承ります)。
 
発注先:gr@phic
円形うちわ(価格表):http://www.graphic.jp/lineup/offset/price/97/
 
連絡先:「団扇(うちわ)で脱原発」プロジェクト(赤尾)
    tel: 070-5600-3611
    mail: e.pithecanthropus @ gmail.com
      [アットマークの前後スペースをツメル]
    twitter:@royterek
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする