ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

福島が泣いています

2011年06月02日 | 日本とわたし


福島が泣いています。
福島の親御さんが、大切に大切に育ててきた子供達。
福島の農家の方々が、大切に大切に育ててきた農作物。
福島の酪農の方々が、大切に大切に育ててきた家畜。
なによりも、存在そのものが美しかった福島の自然。

あの忌々しい原発が、どうして福島に建てられることになったのか。
どのようにして誘致にこぎ着けたのか。
どのようにして建設が進み、どのような利権があったのか。
どのようにして事故が起こり、どのようにして隠し通してきたのか。
見えない放射能が、今までに、すでに、どれくらい散らばってきたのか。

なにも知らずに生きていました。
なにも知ろうとせずに生きていました。
知らないまま日本を離れ、日本よりもさらに、原発に依存し、この政策を変える事は日本以上に難しいと思われる国に暮らしています。

起こってしまった今、なにを後悔してもすべては遅く、意味もありません。
けれども、起こってしまってからの処置を、知恵を集め、人手を集め、できるところから迅速に、きめ細やかに、しかも正しい方法でしなければなりません。
初めてのことなら、初めてではない人を。
わからないことなら、わかる人を。
縦横、関係がどうのこうの、政局がどうのこうの、役所がどうのこうの、
もうそんなことを言っている場合ではないのです。

福島が泣いています。
人の心を戻して欲しいと泣いています。
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これが本当なら、わたしは「ギャー」と叫ぶ!

2011年06月02日 | 日本とわたし
「放射能で頭が良くなる!」

郡山市で配布されたタウン誌に掲載された、特別寄稿・福島への手紙『長崎から』を読みました。

以下がその文面です。

いま、長崎では被爆者が「俺たちは原爆投下直後に、どんな野菜でも、魚でも、平気で食べた。おかげさまで、身体は元気で、頭もよくなった。世間では何を騒いでいるのか!」と話しています。

私は爆心地から3.4kmで被爆し、爆風で家が半壊しましたが、母親はいま95歳で元気です。
親父は92歳で亡くなりましたが、こけて頭を打ったからです。
私も、人格以外何も悪くない、と家内が申します。
被爆者(特に男の被爆者)は長命であるというデータもあります。

被爆医療の専門家である長崎大学の山下教授は、放射性元素で有害であると証明されているのは放射性ヨウ素だけと言明しています。
しかも半減期は8日です。

私は卒業研究のとき、レントゲン写真などとは桁違いに強いX線などを平気で浴びていました。
ビームを探すために、手に持った蛍光板をあちこちに移動していました。
現在のX線装置は、あまりにも厳重で、機械の値段を高くするのが目的と思われます。
福島のみなさん、どうか元気を出してください。

(九州工業大学学長 宮里達郎)



福島県郡山市で実際に配布されたタウン情報誌『ザ・ウィークリー』です。
郡山市で毎週12万部を発行しています。

この男、実は九州工業大学の元学長で、今現在はなにをしているのかわかりません。
親が90歳を超えているので、多分本人も60代か70代のいい大人だと思います。

体内外の被曝が「体にいい」ですって?
おまけに「長寿になる」ばかりか「頭も良くなる」ですって?

チェルノブイリの事故とは性質が違うけれど、放出されてしまった放射能は、それよりも多いと検証されている福島の汚染。
汚された空気や水によって、たくさんの大人や子供が、体内外被曝の危険に晒されたまま放っとかれ、もう三ヶ月近く経とうとしています。
被曝による後遺症は、癌だけではありません。
脳が萎縮したり破壊をうけたりして、記憶障害や言語障害、そして精神障害などの、さまざまな病気に悩まされている子供が大勢います。
激しい脱力感、無力感も、後遺症の一種で、これによって普通の生活が営めなくなった人も数えきれません。

この男はいったい、なにを根拠に、長崎の被爆者をひとくくりにして、こんなデタラメを公の場でヌケヌケと言っているのでしょう。
しかもこれは、福島の、情報量がとても限られている地域の、天災と人災とに襲われて身も心も疲弊しきっている人達が目にする機関誌なのです。

この男も、山下というキチガイと一緒に、何万年の刑を課して一生刑務所にぶち込みたいと思います。
 
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おぉ~い雲よ!

2011年06月02日 | 日本とわたし


仕事が終わってもまだ、気持ちのいい天気が続いている。
風がずっと吹いていて、葉っぱや木の枝をザワザワと揺らしている。
玄関ポーチのベンチに座り、せんべいをあてにワインを飲みながら、ぼんやりと空を見上げた。

青いなあ~。


昨日だって空は青かったけど、湿気が酷くて、おまけにねっとりと暑くて、色がくすんで見えた。
雲が次から次へと現れては、ゆっくりと右から左に流れていく。

日本には、こんなふうに雲や雨を、ただぼんやりと楽しめない所ができてしまった。
見た瞬間に、不安や怖れを感じてしまう人達が存在する国になってしまった。
このことの不幸は、本当に言葉に言い尽くせないほどに、大変な不幸だ。
わたしはそんな人達の傷ついた心を思いながら、雲を眺めていた。
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テンキとキブンの相対的関係

2011年06月02日 | ひとりごと
コンサートが無事終わった。


昨日までの猛暑怪獣は、爽やか係の神さんが、シッポを掴んでどっかに放り投げてくれたらしい。
今日は朝早くからめっちゃ気持ちええ天気!
清々しいとはこういう空気のことを言う!

もうちょっと練習しときたかったな~と思う曲がやっぱり気になってたのか、今朝は6時にパチンと目が覚めて、
案の定、目覚めのテーマソングがその曲だった。
小心者め……。

もうちょっと寝とこうと頑張ってみたけど、
風がさらさらと、本当にそんな音が聞こえてくるぐらい爽やかで、鳥が興奮して歌いまくってるし、おまけにキツツキまでカンカンとうるさい。
寝れん……。
とうとうあきらめて起床。

サウナ状態だった会場も舞台も、昨日からいろいろと工夫をしてくれていたのか、とてもいい案配の室温になっていた。
みんな、普段のぐうたらはどこにいったのか、とてもいいパフォーマンスだった。
終わりよければすべて良し。


さあ、いつもの生活に戻ろう。

この、スナップえんどうくんの、一見か弱そうなつるが、実はとんでもなくしたたかで強い。だから好き。


きゅうりさんの新しい葉。早く大きくなぁ~れ。


さて……このちびっこ達はいったい……水菜か菊菜のどちらかだと思うのだけど……。


まだ背がちっちゃいのに、花がちゃんと咲いている日本ピーマンさん。


ブルーベリーよ、いつになったら紫になるん?


うちの数少ない夏の花。


さて、裏の方もちょっと探検しようとドライブウェイを歩いていたら、
よ、久しぶり!
あ、見つかってしもた……とばかりにカタマルお方。


かといって、別に逃げるわけでもなく、こうやってポーズを取ったりするあまのじゃく君。


下駄の木の向こうにも、超満開の白い花の木があった。


ハーブの近くに、ビロードみたいにふっくらした紫の花と、打ち上げ花火みたいな白い花と。


おなじみハニーサックルもいつの間にか満開?!いろんな蜂が遊びに来ている。


旦那が少し前に幹を切ってしまった木。だけどまた、こんなでっかい葉っぱがついていた。わたしの手のひらの十倍はある。


家猫だけではなく、うちの住獣すべてに、なぜかものすごぉ~く喜ばれている、新・憩いの広場。トイレや食事にもってこいのようだ。
いつもワナワナと、誰彼なくここに寄ってくる。



お腹が減ってきた。
お昼ご飯を食べて、ちょっと休憩して、今日の仕事の準備をしよう。
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