息子達の父親に旦那が突然就任してから、今年で20回目の父の日。
幼児だった彼らも、今じゃ立派な大人になった。
長男は24才半、マンハッタンの会社員。
次男はほぼ23才、スポンサー付きのゲーマー兼大学生。今だに実家にて居候中。
昨日から、うちのポンコツ窓用クーラーと、祖父からもらった自転車を取りに、家に戻っていた長男、
「気に入ったワイン買お思てた」予定を変更し、皆で『父の日ブランチ』に出かけることにした。
サンデーブランチというと、やっぱりダイナー。
そこで、行ったことの無い、けれども前々からちょっと興味のあった、次男と彼のガールフレンドがよく行く『トップス・ダイナー』に出かけることにした。
ニュージャージ州にはふたつの顔がある。
ひとつは工業&湿地帯&荒れ放題の廃棄された土地、もうひとつは、ニューヨーク郊外の、自然に恵まれた公園のように美しい町。
アメリカ人の多くは、荒れた方のイメージを持っている人が多く、ニュージャージーというと、「ああ、あそこね」と、顔を軽くしかめる。
「それにあそこは臭いしね」という言葉を付け加えながら……。
永遠の湿地帯からのガスと工場からの排気が、夏の暑さとほどよく混じり、その辺一帯独特の臭いが充満している。
それが、『アームピッツ(脇の下)』州という、いやなあだ名がついている所以である。
トップス・ダイナーは、うちから車で20分ほど離れた、どちらかというと、ワイルドな景色が広がる町の中にある。

今は多分、もう使われていない『はね橋』と、バリバリに使われているけれどボロい橋。

昔ながらの雰囲気満載のトップス・ダイナー。駐車場は満車。

当然、順番を待つ人でいっぱい。

周りをブラブラ歩いていると、この町でよく見る、ミニソーラーを見つけた。

コーヒーにめちゃくちゃうるさい旦那も満足の、オーガニックコーヒー。
食べ物もなかなかいい感じ。

ここで親父の分の支払いを担当するのが、長男のオレ流お祝い。
帰り道、一本一本の柱に、続き絵を落書きした高架を見つけた。

旦那がジャックハンマーを借りた店。マンハッタンの有名な駅の『Grand Central Station』をもじった『Grand Rental Station』。
多分、アメリカンジョークなんだろう……。

さて、次男のオレ流お祝いはこれ。
ミツワとコリアンマーケットで仕入れてきた魚で、スパイシーサーモンロール、寿司各種、サーモンアボガド巻を作る。
その手際の良さったら……さすが寿司職人!


わたしはわたしで、鶏の胸肉を蒸し、錦糸卵ときゅうりを足して、冷やし中華を作り、皆で食べ終わった頃にはお腹はパンパン。
お茶碗や鍋の片付けは、ニーナちゃんと長男、そしてわたしが担当。
久しぶりに、とてもにぎやかな台所だった。
一番嬉しそうにはしゃいでたのは多分、もうとっくに母の日が終わったわたしだったかもしれない。
幼児だった彼らも、今じゃ立派な大人になった。
長男は24才半、マンハッタンの会社員。
次男はほぼ23才、スポンサー付きのゲーマー兼大学生。今だに実家にて居候中。
昨日から、うちのポンコツ窓用クーラーと、祖父からもらった自転車を取りに、家に戻っていた長男、
「気に入ったワイン買お思てた」予定を変更し、皆で『父の日ブランチ』に出かけることにした。
サンデーブランチというと、やっぱりダイナー。
そこで、行ったことの無い、けれども前々からちょっと興味のあった、次男と彼のガールフレンドがよく行く『トップス・ダイナー』に出かけることにした。
ニュージャージ州にはふたつの顔がある。
ひとつは工業&湿地帯&荒れ放題の廃棄された土地、もうひとつは、ニューヨーク郊外の、自然に恵まれた公園のように美しい町。
アメリカ人の多くは、荒れた方のイメージを持っている人が多く、ニュージャージーというと、「ああ、あそこね」と、顔を軽くしかめる。
「それにあそこは臭いしね」という言葉を付け加えながら……。
永遠の湿地帯からのガスと工場からの排気が、夏の暑さとほどよく混じり、その辺一帯独特の臭いが充満している。
それが、『アームピッツ(脇の下)』州という、いやなあだ名がついている所以である。
トップス・ダイナーは、うちから車で20分ほど離れた、どちらかというと、ワイルドな景色が広がる町の中にある。

今は多分、もう使われていない『はね橋』と、バリバリに使われているけれどボロい橋。


昔ながらの雰囲気満載のトップス・ダイナー。駐車場は満車。

当然、順番を待つ人でいっぱい。

周りをブラブラ歩いていると、この町でよく見る、ミニソーラーを見つけた。


コーヒーにめちゃくちゃうるさい旦那も満足の、オーガニックコーヒー。
食べ物もなかなかいい感じ。


ここで親父の分の支払いを担当するのが、長男のオレ流お祝い。
帰り道、一本一本の柱に、続き絵を落書きした高架を見つけた。

旦那がジャックハンマーを借りた店。マンハッタンの有名な駅の『Grand Central Station』をもじった『Grand Rental Station』。
多分、アメリカンジョークなんだろう……。

さて、次男のオレ流お祝いはこれ。
ミツワとコリアンマーケットで仕入れてきた魚で、スパイシーサーモンロール、寿司各種、サーモンアボガド巻を作る。
その手際の良さったら……さすが寿司職人!





わたしはわたしで、鶏の胸肉を蒸し、錦糸卵ときゅうりを足して、冷やし中華を作り、皆で食べ終わった頃にはお腹はパンパン。
お茶碗や鍋の片付けは、ニーナちゃんと長男、そしてわたしが担当。
久しぶりに、とてもにぎやかな台所だった。
一番嬉しそうにはしゃいでたのは多分、もうとっくに母の日が終わったわたしだったかもしれない。