ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ブラインドは近きにありて遠いもの

2011年12月15日 | お家狂想曲
この家に引っ越してきてから三度目の冬。
前のオーナーから、ありのままで、というのを条件に、比較的安い値段で買った。
我々が直したのは、一階と二階の床板だけ。
百年以上も前に張られた板を研磨してもらったら、びっくりするぐらいに美しい木目が現れた。

窓はみんな、売り家として体裁良く見えるように、新しい窓が入っていた。
けれども、多分、一番安手の物なんだろう。
新しいのに隙間ができていたり、簡単に窓枠から外れてしまったり、鍵でとめておかないとズルズル上から落ちてきたりする。
二冬越してみて、窓の付近からハンパじゃない冷気が入ってくることに気づいた。
本当は去年、できたら和紙でできた、アコーディオンの蛇腹みたいなブラインドをつけたかったのだけど、
経済状況が芳しくなかったのであきらめて、今年は絶対に、なにがなんでも、借金してでもつけるぞ!と意気込んでいたのだが……。
さらに状況が芳しくなく、借金嫌いの旦那はつける気毛頭無し。

で、去年台所だけ試して、かなり良い効果が得られた、けれども残念ながらかなり不細工な、保温作戦を実行することにした。

今日は幸いにして、曇り空だけど気温がそれほど低くない。
なので思い切って、これから数ヶ月磨けない窓をゴシゴシ。
この二重窓、こんなふうにコテンとひっくり返ってくれるので、外側も簡単にきれいにできる。


ポンちゃん側のでっかい窓。
磨いているうちにバランスを崩してしまい、上の方の窓が外れてしまった。
旦那とふたりで修復に励むも、窓がでかいだけに二人でも持ちきれず、それで何度も失敗をして、旦那は二度ほどゴリラのように吠えた。


まずはこんなふうに、窓枠に両面テープを貼り、その枠にビニールの端をくっつけ、余分な部分を切り取り、


絵の右下にあるように、貼付けたビニールにドライヤーの熱をブォ~ッと当てると、あらあら不思議、パツッパツのピンピンに張る。


前半の作業は面倒なだけでイライラしてくるけれど、最後の楽しいドライヤー大作戦でそれが帳消しになる。

けど、やっぱ不細工……。


よっし、来年こそは!

ええんちゃう~べつにこれで。なかなかぬくとうてええ感じやん。お財布にも優しいしにゃ♪

わたしらの声が届かんのなら、届いてても無視されるなら、もう腹括って自分らで動くしかないやん!

2011年12月15日 | 日本とわたし
栃木県・那須野が原公園で放射性物質調査 地上5センチで毎時16.8マイクロシーベルト

毎日新聞 2011年12月15日 地方版

◇那須塩原市議会、県へ対策要望へ

『福島第1原発事故による放射性物質の汚染が懸念される、那須塩原市千本松の県営「那須野が原公園」(59.4ヘクタール)で14日、
市議会放射能対策特別委員会(関谷暢之委員長)が25地点を測定したところ、1地点から毎時17マイクロシーベルト近い放射線が測定された。
ただし、高さ5センチの地点。だが、同委は県に対し放射線量表示や除染などの対策を要望するとしている。【柴田光二】

25地点中、高さ5センチの13地点で、1マイクロシーベルト以上を検出。
最高値は、公園正面の駐車場の隅にある、排水口の落ち葉や土が集まった部分で、
高さ5センチで測ったところ毎時16.8マイクロシーベルトを検出。
このほか、同じ高さで山林3.8マイクロシーベルト
正面入り口の土の上2.6マイクロシーベルト
人工芝2.39マイクロシーベルトだった。

同公園は、広大な自然を利用した娯楽施設で、アスレチックやオートキャンプ場、テニスコート、プールなどを備え、休日には子供連れの家族らでにぎわう。
原発事故を機に、放射線の汚染を心配する市民から、閉鎖も含めた対策を求める声が上がっていたが、県は具体策を示していなかった。

こうした背景から、市議会の特別委が、県に対策を求めるために測定に踏み切った
この日は、関谷委員長ら12人が6班に分かれ、6台の簡易測定器を使って、
市民らが近づく可能性のあるそり遊びの人工芝、滑り台などの遊具の近くや、芝、植え込みなどを対象に測定した。

市内の他の施設では、測定した放射線量を表示している。
このため同委は県に対し、公園でも放射線量を表示するよう求め、高い地点では立ち入り制限措置や除染などの対策を取るよう求める、としている。
委員の一人は「市民が指摘していたが、その通り、高い数値が出た。県は即刻対策を取るべきだ」と話していた』

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続いてこれは東京新聞 2011年12月15日掲載記事

放射線量の各測定値 地図に落とすと… 中原で「高め」目立つ 


赤く丸で囲み、線を引いて数値を示しているのが、毎時0.10マイクロシーベルト以上の地点。
赤く塗りつぶした点は同0.09マイクロシーベルト。
中原区から幸区にかけての多摩川沿いに多めに見られた。


『福島第一原発の事故を受け、川崎市は10~11月に小中学校や公園など約450カ所で放射線量を一斉測定し、施設名と数値をホームページなどで公表している。
しかし、「数字が羅列されているだけで分かりにくい」「もっと分析を」などの市民の声が聞こえてくる。
そこで「もっと分かりやすく」を目指し、公表されている数値を地図上に落とす作業を試みた。
すると、多摩川沿いの地域で線量が高めの地点が目立つなど、ぼんやりとだが、特徴的な傾向が浮かび上がってきた。【山本哲正】

市の調査では、雨どい下など、除染対象となる毎時0.19マイクロシーベルト超の「ホットスポット」ばかりが注目された。
しかし、今回地図に落とす作業では、そうしたいかにも放射線量が高くなりそうな地点の数値を除外し、
校庭や園庭、公園などの中央部の数値(いずれも地表5センチの計測)に限定して調べた。

すると、毎時0.10マイクロシーベルト以上の地点が約30地点あり、半径約1キロの円内に4地点と最も多く集中したのは2つの地域だった。

一つは中原区から幸区にかけての多摩川沿い。
もう一つは中原区中央部で、いずれも今回の一斉測定で最高の同0.12マイクロシーベルト地点を含み、
同0.08~0.09マイクロシーベルト地点も他地域より目立った。


汚染の原因を探るのは難しく、市危機管理室も「分からない」として言及していない。
しかし、測定値の高い地点の散らばり具合からは、ごみの焼却施設の影響もあり得ると思えてくる。

例えば、主に北からの風を想定すると、多摩川沿いの集中地は、東京都大田区の多摩川清掃工場から半径2.5キロ範囲
同3.5キロに広げると、毎時0.10マイクロシーベルトの地点は3カ所増える。
また、川崎区西部でも、堤根処理センターの半径2.5キロ範囲には同数値以上の地点が2カ所ある。

現に市内の焼却施設の焼却灰からは放射性物質を検出。
「灰の中にとどまっているから大丈夫」との見方もあるだろうが、より微細な粒子のガスの飛散など、周辺への影響は不透明だ。
放射能を心配する母親らは「焼却の影響は気掛かり。東京都で被災地のがれきを受け入れ、大田区で始まった試験焼却も不安だ」と語る。

中原区中央部は、高津区の橘処理センターから約3.5キロ地点にあたる。
地元住民からは「高層ビルが山の役割を果たし、事故後に風に乗って飛んできた放射性物質がビルに当たって落下したのかも」との声もある。

市危機管理室では「ごみの焼却ではバグフィルターで灰を捕らえるので、周囲に影響は出ないと思う」としている。
しかし、ガスなど捕らえきれていない部分がある可能性は認める。

一方、集中具合は中原区の2つのエリアより低いものの、多摩、高津、川崎区の多摩川沿いでも同0.10マイクロシーベルト以上の計測値が点在。
市には、多摩川に沿うとされる「風の道」の影響を示唆する声も出ている。

市の調査地点は、主に小中学校と保育園、幼稚園を対象としているため、「人口の多い地域に偏りがちで地域的傾向を出すのは難しい」との指摘もある。
しかし、市はその偏りを是正するため、学校がない地点の公園でも測定しており、調査地点は全域をまんべんなくカバーするよう工夫されている』



東日本は思てる以上に汚染されてしもてるのかもしれん。
最近は、ホットスポットという言葉を読んでも、ドキッともせんほど慣れてきて、
線量の◯◯マイクロシーベルトも、なんや気温の数字でも読んでるみたいに、あ、ちょっと高いな、とか思うだけになって、
あかんやろ!こんなことに慣れたら!

高そうやから、心配やから、一刻も早う調べてください言うてる人がいっぱいいることわかっててもグズグズしてたり、
一応詳しい調べてるけど、それをまあ、なんでここまで解りにくう書くかっちゅう書き方でしか公表できひんかったり、
ほんま、東日本一帯の自治体、なにやってんの?
寝てんのか、300日近う経ってるっちゅうのに。
あんたらは三年寝太郎か?

被災地の瓦礫っちゅうけど、もうあれは、これまでの被災地の瓦礫とはわけがちゃうねん。
これまでの被災地には、原爆の何倍もの放射能がくっついてないねん。
今回の瓦礫はもう、被災地とはなんの関係もない、おびただしい被ばくをした放射性物質やねん。
ものすご危険やねん。
被災した人達にこんなこと言うたら酷やけど、あの瓦礫はもうおぞましい怪物に成り果ててしもてん。
世界一ええ加減な原発狂団のせいで。

そんなもん、今ある場所から一歩も動かしたらあかんねん。
燃やしたらあかんのに燃やして、ご丁寧に汚染をまた増幅させて、実際に付近の線量高なってるのに、市危機管理室は「分からへん」言うて放ったらかし。
そんなええ加減な奴らに危機管理なんかさせんな!

牛乳の汚染かて市民団体が見つけた。
国や組織やバカ会社や県に期待すんのはもうやめような。
もうあかんねん。ほんまにあかんねん。
町や村や市の、市民のみんなで、それぞれを大切に守るために動いてえな。
待ってたらじわじわ殺されるで。
待ってたら弱っていく人らの苦しみを見なあかんことになるで。

はっきりせんけど、焼却炉の近所の線量が上がったんやったら、はっきりするまで燃やすなって言おうな。
バグフィルターなんかでガス状になったもん捕らえられへんねん。
知事も素人、焼き場で働いてる人も運んでる人も素人。わたしらも素人。
そやし対等やねん。言うこと聞いておとなしいしてんでもええねん。
もう汚されたからって、汚れ方を選ぶ権利はまだ残ってるんやで!