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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「良識ある専門知識を持つ物理学者として、核融合実験装置には絶対に反対します」by 小柴昌俊氏

2013年03月06日 | 日本とわたし


核融合研計画の重水素実験
小柴さん『反対』

「高エネルギーの中性子 防ぐ方法全くない」


核融合科学研究所(岐阜県土岐市)が計画している重水素実験に対し、
02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん(86)が、反対する見解を記した手紙を、
隣接する同県多治見市の、古川雅典市長に送付していたことが28日、分かった。
『多治見を放射能から守ろう!市民の会』の、井上敏夫代表(63)の依頼を受けて送ったという。


多治見市長に手紙

手紙には、
現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の、10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを、防ぐ方法が全くない」などと記され、
小柴さんは、毎日新聞の取材に、
「現状での実験は時期尚早」と話した。

実験は、重水素を使って、1億2000万度の超高温のガス(プラズマ)を作ることが目標。
太陽で起きている核融合反応を、炉の中で実現する、核融合発電に向けた基礎研究として行う。
土岐、多治見、瑞浪の地元3市は、今年度中に、実験開始に同意する方向だが、
反対住民は、約2万人の署名を、古川市長に提出する準備を進めている。

手紙について古川市長は、
「ご意見として、うけたまわりました」とコメントした。【小林哲夫】

【参考】

そしてこれ↓が、今から10年前に、上記の小柴昌俊さんと、マックスウエル賞受賞者の長谷川晃さんが、
当時の総理大臣、小泉純一郎宛てに出した『嘆願書』です。

「国際核融合実験装置(ITER)の誘致を見直して下さい」

核融合は、遠い将来のエネルギー源としては、重要な候補の一つではあります。

しかし、ITERで行われるトリチウムを燃料とする核融合炉は、安全性と環境汚染性から見て、極めて危険なものであります。

この結果、たとえ実験が成功しても、多量の放射性廃棄物を生み、却ってその公共受容性を否定する結果となる恐れが大きいからです。

燃料として装置の中に貯えられる、約2キログラムのトリチウムは、わずか1ミリグラムで致死量とされる猛毒で、200万人の殺傷能力があります。

これが酸素と結合して重水となって流れ出すと、周囲に極めて危険な状態を生み出します。

ちなみに、このトリチウムのもつ放射線量は、チェルノブイリ原子炉の事故の時のそれに匹敵するものです。

反応で発生する中性子は、核融合炉の10倍以上のエネルギーをもち、炉壁や建造物を大きく放射化し、4万トンあまりの放射性廃棄物を生み出します。

実験終了後は、放射化された装置と建物はすぐ廃棄することができないため、数百年に亘り、雨ざらしのまま放置されます。

この結果、周囲に放射化された地下水が浸透し、その面積は、放置された年限に比例して大きくなり、極めて大きな環境汚染を引き起こします。

以上の理由から、我々は、良識ある専門知識を持つ物理学者として、ITERの誘致には絶対に反対します。

平成15年3月10日            
        
小柴昌俊(ノーベル物理学者)
長谷川晃(マックスウエル賞受賞者)



小柴氏は、10年前には当時の首相に、そして今、多治見市長に、嘆願書や手紙で、はっきりと、核融合実験について反対の見解を伝えてきはった。

嘆願書の中に記されてる危険性を読んだだけでも、近くに人が住んでるようなとこでする実験やないことは、子供でもわかる。

燃料として使われるトリチウムは、わずか1ミリグラムで致死量とされる猛毒で、200万人の殺傷能力があり、

その放射線量は、チェルノブイリ原子炉の事故の時のそれに匹敵するもので、

反応で発生する中性子は、核融合炉の10倍以上のエネルギーをもち、

炉壁や建造物を大きく放射化し、4万トンあまりの放射性廃棄物を生み出し、

実験終了後は、放射化された装置と建物は、すぐ廃棄することができないため、数百年に亘り、雨ざらしのまま放置され、

この結果、周囲に放射化された地下水が浸透し、その面積は、放置された年限に比例して大きくなり、極めて大きな環境汚染を引き起こす。


どこまで汚したら気ぃ済むねん?
自分らがいったい、どんなことに同意しようとしてるのか、ちょっとは真剣に考えたことあるん?
想像したことあるん?

鮫川の村長かておんなじ。
また、言うことが変わってきた。

「青生野(あおの)地区を対象にした住民説明会で、大半の同意を得られれば工事を再開する」やて。
しかも、鮫川村やいわき市など、近隣自治体の同意が無うても、事業を進めていく考えやねんて。

ほんで、その「『大半の同意』とは、署名や拍手、多数決などで判断するのか?」ってインタビュアーが尋ねると、
そういう、数を数えるようなことはせんと、「その場の雰囲気で判断する」って答えた。

こんな首長は、辞めさせなあかんと思うよ、わたしは。
今すぐに。
こんな、めちゃくちゃ大事な、人だけやない、生き物や自然の生命に、多大に、深刻に、直接関わるような物事を目の前にして、

良識ある専門知識を持つ学者や、真剣に勉強してる市民らの、真剣な訴えや心配に対して、
「ご意見としてうけたまわりました」とか、「その場の雰囲気で判断する」とか言うてるような阿呆らに、
そんなこと決められる権限を奪い取らな、殺されてまうがなっ!!
コメント (4)
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チューリップとのやくそく

2013年03月06日 | ひとりごと
いやもう、進歩がないというか、凝りひんというか、
毎年この時期になると、旦那にせっつかれて、渋々始めることになる確定申告。
うちは、ふたりとも、いわゆる日銭を稼ぐ自営業者。
なので、この、確定申告がひじょ~にめんどっちい。

こんなことはもう、かれこれ30年以上、働き始めた22才の頃からやってるんやから、期限が近づいてからバタバタせんようにしたらええのに、
毎回毎回、この時期が来ると、あ~しもた~、またなんにもやってへんままやった~……と、進歩の無さにめちゃくちゃ凹む。

去年は初めて、旦那から教えてもろたエクセルを使て、電卓をパタパタ足し算せんで済んだ。
ずっとずっと、これ使たら簡単やのにって言われてたのに、わたしは電卓で計算する方がええねん、と意地張ってた。
意地張る時は、張る場所を間違うたらあかんね。
こんな簡単にできるんやったら、もっと早よからやってたらよかったと、大いに後悔した。

水栽培のチューリップは、日に日におっきなって、つぼみが見えてきた思たらもうこんなん♪


わてら、咲く気満々やで~!!


この子らの命の源。


今日から数日は、雪混じりの寒~い日が続く。

わたしは黄色い花が好き。

チューリップのつぼみ見ながら、今年こそは絶対に、ひと月終るごとに、収入の合計と必要経費の項目別の合計、出しとくぞぉ~と自分に約束した。
さて、来年のこの時期に、わたしはどんなことを言うのやら。
コメント (6)
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