昨日の夜から降り始めた雪は、しんしんと降り続き、朝起きたらまたしっかり積もってた。

けども、吹く風の中に、春のしっぽが見える。

気功瞑想と道教。
クラスがあるかどうか電話で尋ねると、「そちらの道路の状況次第やから、無理じゃなかったら来て、わたしはここに居るから」とミリアム。
除雪車がすでに雪かきをしてくれているのは、通行量が多い道やから、住宅街の通りはなかなかスリル満点♪

先週のクラスでも、とても大切なことを学んでたんやけど、頭と心の整理がつかんかったので、書けずにいた。
実は、ミリアムとあとひとりの女性の目の前で、わたしはポロポロと涙を流してしもた。
泣きとうなかったけど、胸の中がふるふると震えて、どうしても抑えきれんかった。
世界はいよいよ狂てきた。
異常なんはなんも、ここアメリカや日本だけやない。
政治家や官僚や裁判官や学者やマスコミのように、なにがしかのおっきな権力を持つ人間の中に、まともなんが少な過ぎる。
いったいなんで、こんなことになってしもたんやろ。
いったいどこで、ボタンの掛け違いをしてたんやろ。

「こないだね、アウシュビッツからの生還者で、一番長生きしてる女性が、インタビューを受けてたのを観たんだけど、
考えたらね、今100才超えてるんだから、いくら前のことだっていっても1940年から45年だから、当時彼女はもう30代の女性だったわけでしょう?
そう思って想像してみたの。
幼児のような、あまり記憶が残らない頃ならともかく、ティーンでもない、若いけれどもそろそろ中年に差し掛かろうとしていた女性が、あの地獄のような世界に身を置いていた、ということを。
インタビュアーがね、彼女に、長生きの秘訣はなんですか?って聞いたら、
毎日必ず、自分の周りに、美しいこと、楽しいことを見つけることね、と答えたの。
そしたら、インタビュアーは意地になって、『でも、あんな所に監禁されている時は、さすがに無理だったでしょうに』と言うと、
『それがね、不思議なことに、あんな所の方が今よりも、いっぱい見つかったのよ、本当よ』と答えたの」
その言葉が、ミリアムの心にしみ込んだ。
ミリアムも、子供の頃から、いろんな辛い経験をして大人になった。
イスラエルというお国柄や、国が抱えた運命に、他の人同様、彼女も振り回されたりもした。
怒りや悲しみが彼女の心に巣食い、それが彼女の体を悪くした。
「でもね、幸運なことに、わたしの周りの大人はいつも、良いことと悪いことをセットにして言ってくれたの。
例えばね、『おおミリアム、お前はなんて恐がりなんだ。けれども、それは賢いということなんだよ』とか、
『ミリアム、お前は本当にいつだって辛そうな顔をしてる。でもそんな時のお前は本当にきれいだ』とか……。
だからわたしの中の常識として、物事にはいつも、いろんな面が含まれているんだってことがしっかり刻み込まれたの。
いいことには悪いことが、美しいことには醜いことが、そしてその間に、もっともっといろんなことが。
それからもうひとつ、わたしは先生にも恵まれた。
5才から12才まで、教えてくれた先生なんだけど、彼女は、なんていうか、すごく適当な感じの先生だった。
とても優しくて、穏やかで、いい人なんだけど、なんか頼んなくて、仕方がないから、子供のわたし達がしっかりしないとって、いつも思ってた。
大きくなってから思い出すたびに、あの頃はよく頑張ってたなあ、なんでも自分で積極的にやってたもんなあって、とても誇らしかった。
ところがね、道教を学んでいる時に、
『真のリーダーというものは、いったい誰がリーダーなのか、そこにいる人間にはわかりにくく、そこにいる人間が、自分の意思で物事に当たっていると誇りを持てるようにできる者のことを言う』と聞いて、ハッと気がついたの。
あの先生……。
いつだって心から褒めてくれた。
ニコニコ笑いながら、ごめんね、どうしたらいいのかしらね、と、わたしのすぐ横に座って首を傾げてた。
口癖は、「あなたはどう思う?あなたならどうしたい?」だった。
時々、子供同士で統制がつかなくなって、ハチャメチャになったけど、その時もやっぱり、ニコニコ笑いながらわたし達のことを見ていた。
そんな彼女を、もうちょっとぐらい先生らしくしてくれたらいいのに……って思いながら睨みつけたこともあったけど。

まうみは、もうかれこれ2年、毎日毎日、日本のことを想って、なんとか立ち直って欲しいと願って、いろんな思いを書いてきた。
そんなに頑張っても、日本はなんにも変わらないどころか、ひどくなる一方。
けれども、ひとりじゃないことはわかってきた。
いろんな人達とつながって、励まし合って、支え合って、2年前だと想像もつかなかった世界が生まれた。
世界はね、作り話でも冗談でもなく、まさに『1%』の金と権力を持った人間に支配されている。
あの連中にとったら、政治家も企業も学者も官僚もマスコミも、みんなみんな、自分の思い通りに動くロボットでしかないの。
だから、少しでも楯突いてきたら、いろんな方法で弱らせたり殺したり、そんなこんなで、今までにも、救世主となる決意をした人は殺されるか、社会から抹消された。
オバマだって、これ以上したら危ないっていうラインを知ってるんだと思う。
映画みたいな話をするなって思うかもしれないけれど、現実は映画と同じ。現実は小説よりも奇なり。
だから、だから、わたし達、力なんてなーんにも無い市民が、蟻のようにがむしゃらに集まって、せっせせっせと集まって、
いったい誰がリーダーなんだか、そんなことどうでもよいままに、数で闘える、攻撃の効果が望める手段を片っ端からやっていくの。
政治家も企業家も学者も官僚もマスコミも、誰ひとりあてになんかできないんだから。
あてにされたら、家族や自分の身が危なくなる人が、他人のために何かできるわけなんか無いでしょ?
だからね、まうみがやってることは間違っていない。
大きな権力を持つ者を弱らせるのは、大きな数そのものである市民が、その権力の元である物事を放棄すること。
例えば、銀行を解約したり、買わなくなったり、変な中傷のうわさを流すんじゃなくて、自分の正義として拒否する。
これこそが、血を流さずにできる最強の攻撃だと思う。
今までは、どこの国でも、血が大量に流れない限り、革命は叶わなかった。
日本は、無血の革命を実現させる、世界で初めての国になれるかしら」

けども、吹く風の中に、春のしっぽが見える。

気功瞑想と道教。
クラスがあるかどうか電話で尋ねると、「そちらの道路の状況次第やから、無理じゃなかったら来て、わたしはここに居るから」とミリアム。
除雪車がすでに雪かきをしてくれているのは、通行量が多い道やから、住宅街の通りはなかなかスリル満点♪

先週のクラスでも、とても大切なことを学んでたんやけど、頭と心の整理がつかんかったので、書けずにいた。
実は、ミリアムとあとひとりの女性の目の前で、わたしはポロポロと涙を流してしもた。
泣きとうなかったけど、胸の中がふるふると震えて、どうしても抑えきれんかった。
世界はいよいよ狂てきた。
異常なんはなんも、ここアメリカや日本だけやない。
政治家や官僚や裁判官や学者やマスコミのように、なにがしかのおっきな権力を持つ人間の中に、まともなんが少な過ぎる。
いったいなんで、こんなことになってしもたんやろ。
いったいどこで、ボタンの掛け違いをしてたんやろ。

「こないだね、アウシュビッツからの生還者で、一番長生きしてる女性が、インタビューを受けてたのを観たんだけど、
考えたらね、今100才超えてるんだから、いくら前のことだっていっても1940年から45年だから、当時彼女はもう30代の女性だったわけでしょう?
そう思って想像してみたの。
幼児のような、あまり記憶が残らない頃ならともかく、ティーンでもない、若いけれどもそろそろ中年に差し掛かろうとしていた女性が、あの地獄のような世界に身を置いていた、ということを。
インタビュアーがね、彼女に、長生きの秘訣はなんですか?って聞いたら、
毎日必ず、自分の周りに、美しいこと、楽しいことを見つけることね、と答えたの。
そしたら、インタビュアーは意地になって、『でも、あんな所に監禁されている時は、さすがに無理だったでしょうに』と言うと、
『それがね、不思議なことに、あんな所の方が今よりも、いっぱい見つかったのよ、本当よ』と答えたの」
その言葉が、ミリアムの心にしみ込んだ。
ミリアムも、子供の頃から、いろんな辛い経験をして大人になった。
イスラエルというお国柄や、国が抱えた運命に、他の人同様、彼女も振り回されたりもした。
怒りや悲しみが彼女の心に巣食い、それが彼女の体を悪くした。
「でもね、幸運なことに、わたしの周りの大人はいつも、良いことと悪いことをセットにして言ってくれたの。
例えばね、『おおミリアム、お前はなんて恐がりなんだ。けれども、それは賢いということなんだよ』とか、
『ミリアム、お前は本当にいつだって辛そうな顔をしてる。でもそんな時のお前は本当にきれいだ』とか……。
だからわたしの中の常識として、物事にはいつも、いろんな面が含まれているんだってことがしっかり刻み込まれたの。
いいことには悪いことが、美しいことには醜いことが、そしてその間に、もっともっといろんなことが。
それからもうひとつ、わたしは先生にも恵まれた。
5才から12才まで、教えてくれた先生なんだけど、彼女は、なんていうか、すごく適当な感じの先生だった。
とても優しくて、穏やかで、いい人なんだけど、なんか頼んなくて、仕方がないから、子供のわたし達がしっかりしないとって、いつも思ってた。
大きくなってから思い出すたびに、あの頃はよく頑張ってたなあ、なんでも自分で積極的にやってたもんなあって、とても誇らしかった。
ところがね、道教を学んでいる時に、
『真のリーダーというものは、いったい誰がリーダーなのか、そこにいる人間にはわかりにくく、そこにいる人間が、自分の意思で物事に当たっていると誇りを持てるようにできる者のことを言う』と聞いて、ハッと気がついたの。
あの先生……。
いつだって心から褒めてくれた。
ニコニコ笑いながら、ごめんね、どうしたらいいのかしらね、と、わたしのすぐ横に座って首を傾げてた。
口癖は、「あなたはどう思う?あなたならどうしたい?」だった。
時々、子供同士で統制がつかなくなって、ハチャメチャになったけど、その時もやっぱり、ニコニコ笑いながらわたし達のことを見ていた。
そんな彼女を、もうちょっとぐらい先生らしくしてくれたらいいのに……って思いながら睨みつけたこともあったけど。

まうみは、もうかれこれ2年、毎日毎日、日本のことを想って、なんとか立ち直って欲しいと願って、いろんな思いを書いてきた。
そんなに頑張っても、日本はなんにも変わらないどころか、ひどくなる一方。
けれども、ひとりじゃないことはわかってきた。
いろんな人達とつながって、励まし合って、支え合って、2年前だと想像もつかなかった世界が生まれた。
世界はね、作り話でも冗談でもなく、まさに『1%』の金と権力を持った人間に支配されている。
あの連中にとったら、政治家も企業も学者も官僚もマスコミも、みんなみんな、自分の思い通りに動くロボットでしかないの。
だから、少しでも楯突いてきたら、いろんな方法で弱らせたり殺したり、そんなこんなで、今までにも、救世主となる決意をした人は殺されるか、社会から抹消された。
オバマだって、これ以上したら危ないっていうラインを知ってるんだと思う。
映画みたいな話をするなって思うかもしれないけれど、現実は映画と同じ。現実は小説よりも奇なり。
だから、だから、わたし達、力なんてなーんにも無い市民が、蟻のようにがむしゃらに集まって、せっせせっせと集まって、
いったい誰がリーダーなんだか、そんなことどうでもよいままに、数で闘える、攻撃の効果が望める手段を片っ端からやっていくの。
政治家も企業家も学者も官僚もマスコミも、誰ひとりあてになんかできないんだから。
あてにされたら、家族や自分の身が危なくなる人が、他人のために何かできるわけなんか無いでしょ?
だからね、まうみがやってることは間違っていない。
大きな権力を持つ者を弱らせるのは、大きな数そのものである市民が、その権力の元である物事を放棄すること。
例えば、銀行を解約したり、買わなくなったり、変な中傷のうわさを流すんじゃなくて、自分の正義として拒否する。
これこそが、血を流さずにできる最強の攻撃だと思う。
今までは、どこの国でも、血が大量に流れない限り、革命は叶わなかった。
日本は、無血の革命を実現させる、世界で初めての国になれるかしら」