堀潤さんががんばってはる。
どういう事情があって、去年の6月から、アメリカのUCLAに留学しはったんかはわからんのやけど、
留学前から彼は、ツィッターやフェイスブックを通じて、個人の思いをガンガン発信してはったから、そしてその思いの多くは、勤め先のNHKにとっては、あんまり都合の良いもんではなかったから、まあ、そりゃいろいろとあったんやと思う。
その掘さん、留学中に作った、原発事故についての記録映画を、アメリカで上映しようとしはった。
ところが、NHK(東京)から突然、「反原発と言われるものは困る」という通達を受け、上映会は中止に追い込まれた。
当然、アメリカの市民は「これが日本の日常?!」と、目を・にしてびっくり。
こんなことがあった後に、日本に戻り、NHKで働くっちゅうのはなあ……と思てたら……ニュースキャスターとしてではなく、料理番組を担当することになったと聞いた。
ふむ……。
組織の中にとにかく残り、同じ志を持つ数少ない人たちと一緒に内側から、メディアとしての在り方を改善していきたいっちゅうことか……。
掘さん、組織って、そういう良心や良識を、なんぼ積み上げたって、一蹴りされたらしまいやで。
なんてことを思てたら、烏賀陽弘道さんがツィッターで、こんなことを言うてはった。
“もし、堀潤さんが個人として良心に目覚めた姿を見て、「NHKは変わるかもしれない」と思う人がいたら、そんな甘えた寝言はきっぱり捨ててください。
組織はそうした、「改革心がある(ように見える)人材」も、見せ金として置いておくのが常道なのです。
もし、堀潤さんの個人的な良心のめざめによって、NHKの番組内容がガラガラと変わるようなら、NHKは組織としてはダメだ、ということなのです。
組織とは、そうした個人の意思を、集団決定というプロセスで淘汰する安全装置なのです。”
その通りやと思う。
掘さんは、いったいどんなふうに闘うていかはるのやろう。
などと考えてたら、ツィッターでこんな情報が流れた。
“堀潤さんが、NHKに退職届を出して受理された模様”
国会議員からも圧力がかかった、とかいう内容もツィートされてた。
さもありなん。
良心が次から次へと、組織というどす黒い腹わたから、ゲロリゲロリと吐き出されていく。
組織はだから、いつまでも腹黒い。
そんなものを、我々市民の力で変えられる、やなんていう幻想はさっさとほかして、吐き出されてきた良心を、しっかと抱きとめて支えたろう。
日米原発事故、記録映画に/米留学中のNHK堀アナ/ 坂本龍一 さんが音楽提供
原発事故のドキュメンタリー映画を作り、2月末に試写会を開いた堀潤さん=ロサンゼルス(共同)

【ロサンゼルス共同=本蔵一茂】
昨年6月から、米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)に留学中のNHKアナウンサー、 堀潤 さん(35)が、
東京電力福島第1原発や、過去に米国で起きた原発事故の現状を取材し、被災者の苦しみを忘れず、事故の教訓を共有しようと訴えるドキュメンタリー映画を作った。
堀さんは、「被災住民の思いなど、時間に制約があるテレビ報道ではカットされる内容まで伝えたかった」と話す。
近く留学を終えて、NHKに復帰する予定で、「市民の視点や、市民が取材した内容を、NHKの報道に取り込む仕組みをつくりたい」と意気込んでいる。
映画のタイトルは「変身」で、約70分。
深刻な事故を起こしたロサンゼルス近郊の核施設跡地や、スリーマイルアイランド原発を訪ね、今も、住民が放射性物質による汚染におびえている様子や、逆に、事故が風化しつつある現状などを取材した。
福島では、東京電力の協力企業に雇われ、事故処理に携わる作業員に取材。
未経験者が、原発関連の熟練作業員であるかのように、経歴を偽るよう指導される実態も映像に収め、映画に盛り込んだ。
スリーマイルアイランドでは、事故後に、市民団体が、原発周辺の住民にヨウ素剤を配布。
放射線の測定装置も拡充させるなど、対策を講じてきたという。
堀さんは「日本は、こうした教訓を全く学んでいなかった。メディアで働く者として強く反省させられた」と話した。
堀さんは、個人の立場で、取材や編集をしてインターネットなどでニュース発信する一般市民を支援。
この活動で知り合った音楽家の坂本龍一さんが、音楽を提供した。
タイトルは、カフカの小説から取った。
主人公が、次第に周囲から疎まれるようになる過程が、原発事故への関心が薄れていく現在、被災者が置かれている境遇と重なって見えるといい、
「忘れない」、という思いを込めた。
堀さんはUCLAで、ネットを使った次世代メディアや、ドキュメンタリー制作を学んでいる。
(共同通信)
↓以下は、堀潤さんからの、ツィッターでの発信
2013-02-19 19:48:22
8bitNewsへの内部告発投稿から、原発作業員に対するピンハネや、不当労働の実態が明らかになりました。
【実名告発・特ダネ】原発作業員を「嘘の履歴書」で現場に。下請け構造不正の実態 – 8bitNews http://t.co/XF11JgKt
2013-02-28 15:37:15
福島浪江町【希望の牧場】雪の日の被爆牛
8bitNews http://t.co/TdUIEqhK1F 代表の吉沢正巳さんの言葉。
「政府からは、殺処分しろと命令が来ました。しかし、我々牧場は、生かし続ける事を選んだ。原発事故の生き証人として、生かし続ける事にしたんです」
2013-03-03 17:48:06
UCLAで、製作中の映画が完成。
福島、スリーマイル、そして50年もの間、詳細が明らかにされてこなかった、カリフォルニア・サンタスザーナ野外実験所で起きた、メルトダウン事故を追った。
いかされなかったスリーマイルの経験。
日本政府が、避難区域を狭めた本当の理由とは。
原発作業員からの内部告発も。
2013-03-08 04:34:25
まさか、自分が「フライデー」されることになるとは……熱愛報道ではありませんが。http://t.co/mmvys3HK26
2013-03-08 04:51:48
玄海原発3号機 燃料取り出し作業公開 再稼働に向け原子炉点検 佐賀 - MSN産経ニュース http://t.co/0HGIzD2ahq
2013-03-08 05:32:08
「死の恐怖感じた」68% 福島原発事故で出動の警官 - 47NEWS(よんななニュース) http://t.co/UQC0gG5jN7
2013-03-09 14:24:52
ふうっ。闘うのも本当にしんどいなぁ……。
2013-03-09 14:27:53
国民の知る権利を、制度を楯につぶしにかかるとは。
2013-03-09 14:32:23
不安と闘い、情報を求め、事実を知りたいと願う市民の思いを、メディア側が組織防衛のため踏みにじっていく、というのは許されない行為だ。
「皆様の」、というのであればなぜ、そうした市民の願いを、一方的に封殺するのか。
公共メディアは、一部の人間の保身と組織防衛に腐心する、腐った大人達のためのものではない。
2013-03-09 14:48:27
よく「週刊誌なんて」、という言い方をする大手メディアの人間がいるけれど、
今回「フライデー」に掲載された、UCLAでの僕の活動の様子を取材したフリージャーナリストの方は、丁寧で真摯な取材を続けていて、こちらも頭が下がる思いだった。
今日は、ロス留学中の、若手官僚とも話した。
皆、闘っているんだな。
2013-03-09 14:49:29
こうして皆さんからコメントを頂く事が、本当に励みになります。
本当に、本当に、ありがとうございます。
うう。涙。
2013-03-11 14:29:50
震災から2年。
原発事故発生のあの日、私たちNHKは、SPEEDIの存在を知りながら、「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。
国民の生命、財産を守る、公共放送の役割を果たさなかった。
私たちの不作為を、徹底的に反省し、謝罪しなければならない。
2013-03-11 14:36:28
パニックを抑え、社会の均衡を保つための判断であったとしても、統制された情報によって、福島県をはじめとした近隣住民の皆さんへ、
長年に渡る不安を与えた事実を正面から受け止め、償いを続け、それだけに、市民に寄り添った報道を徹底しなければいけない。
僕は頭を下げながら、一生この原発事故の取材を続ける。
2013-03-11 14:49:43
自らあの日ニューススタジオにいながら、そうした事実をきちんと伝えられなかったことに対し、心から謝罪します。
福島の皆さん。
取材でそれまで沢山お世話になっていたにも関わらず、役にたてなくて本当に申し訳ありませんでした。
2013-03-11 14:55:17
反原発だと、思想的にレッテルを貼る人がいますが、僕はそうは思いません。
取材をすればするほど、原発の安全対策が不十分であることがわかります。
事故が起きた時の交通インフラや、避難誘導の仕組みも、今は不十分です。
徹底的にこの問題と向き合い、課題解決に知恵を絞らなければ、世界の何処かでまた犠牲出ます。
2013-03-11 15:04:19
僕がUCLAで作った映画が、局内で大問題になり、ロスで、米国市民の皆さんが企画した上映会も、中止に追い込まれました。
「反原発と言われるものは困る」と指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を、描いているに過ぎません。
市民が共有し、未来に活かさなくてはならないものです。
米国市民からは、突然の上映中止の通達に、「日本ではこれが日常なのか?」と、怒りを通り越して驚き、理解ができないという声が上がっています。
僕が学生の時に研究した太平洋戦争下の、状況と本質は変わりません。
公共メディアは誰のものか?
知る権利を有する、市民のものです。
表現の自由を有する、市民のものです。
メディアに関わる一人一人が、それらの権利を常に最優先に掲げ、発信に努めなければなりません。
あの日犠牲になり、そして今も、情報が届かなかったことで、不安と向き合う日々を過ごしている皆さんのことを想い、亡くなった方々への哀悼の意を示し、黙祷を捧げます。
政府見解を軸として報道する姿勢に、問題があると思います。
情報は公開されなければ、市民が判断する材料がなくなります。
政府がデータを公表しなかったのは、パニック回避が理由と、後に明らかにされていますが、メディアも一緒になって足並みを揃えるのは、健全ではないと考えています。
心ある、気概あるNHK職員もおります。
そうした皆の努力を結集させて、変えなくてはいけないものを、まずは内側から変えていかなければと思っています。
UCLAの研究者と共に制作し、大学に納めた研究成果物でしたので、主催者の米国市民に対し、東京から一方的に中止を求めるとは思っていませんでした。
しかも、自分達の連絡先を尋ねられても、絶対に答えないというアンフェアなやり方で。
中止の妥当性以前に、不誠実な対応に怒りを感じました。
↓以下は、ツィッターの質問に返信したもの
2013-03-11 17:31:2
僕らアナウンサーに、「個人では色々思いはあるだろうけど、公の場では意見を言わないように」、と局は求めます。
2013-03-11 18:12:55
言葉足らず、失礼しました。
電波は国民の財産、市民が自由に使えるものであって欲しいと思います。
欧米や韓国では認められている、パブリックアクセスという、権利の導入を訴えつづけていきます。
2013-03-11 18:10:20
僕は、当時の全ての状況を公表して、オープンな場で、具体的な課題の共有と改善策の模索を行うべきだ、と主張しています。
2013-03-11 18:04:34
その通りですね。
日本の原発導入は、戦後、共産化を防ぐため、米国との協調により進められ、原発の危険性を唱えることは、国策に反するアカだとのレッテルで、科学者が追われた経緯があると聞いています。
思想的制限の加わらない、対等な議論が必要だと思っています。
2013-03-11 17:54:55
震災前から、国が相当なコストをかけて、研究と運用がされてきたシステムです。
2013-03-11 17:50:33
メディアが、政府一体の機関であるのは健全ではない、という話をしています。
政府が出さないと決めたから、我々も出さないという判断は、妥当かどうか。
2013-03-11 17:43:14
もちろん、この時間にあわせ黙祷を捧げるために、Tweetの発信を順次行いました。
2013-03-11 17:41:15
健康被害の有無以前に、情報が得られなかったことで自ら行動を判断できず、結果として、放射能が高い方へ避難したり、屋外に長い時間いたりしたことで、
現在、不安を抱えている親御さんや、若者などがいる、という状況について言及しています。
残念ながら今のところ。
こちらの米国での研究成果の一つとして、受信料を頂いている皆さんに還元したいと、今後、交渉を進めるつもりです。
どういう事情があって、去年の6月から、アメリカのUCLAに留学しはったんかはわからんのやけど、
留学前から彼は、ツィッターやフェイスブックを通じて、個人の思いをガンガン発信してはったから、そしてその思いの多くは、勤め先のNHKにとっては、あんまり都合の良いもんではなかったから、まあ、そりゃいろいろとあったんやと思う。
その掘さん、留学中に作った、原発事故についての記録映画を、アメリカで上映しようとしはった。
ところが、NHK(東京)から突然、「反原発と言われるものは困る」という通達を受け、上映会は中止に追い込まれた。
当然、アメリカの市民は「これが日本の日常?!」と、目を・にしてびっくり。
こんなことがあった後に、日本に戻り、NHKで働くっちゅうのはなあ……と思てたら……ニュースキャスターとしてではなく、料理番組を担当することになったと聞いた。
ふむ……。
組織の中にとにかく残り、同じ志を持つ数少ない人たちと一緒に内側から、メディアとしての在り方を改善していきたいっちゅうことか……。
掘さん、組織って、そういう良心や良識を、なんぼ積み上げたって、一蹴りされたらしまいやで。
なんてことを思てたら、烏賀陽弘道さんがツィッターで、こんなことを言うてはった。
“もし、堀潤さんが個人として良心に目覚めた姿を見て、「NHKは変わるかもしれない」と思う人がいたら、そんな甘えた寝言はきっぱり捨ててください。
組織はそうした、「改革心がある(ように見える)人材」も、見せ金として置いておくのが常道なのです。
もし、堀潤さんの個人的な良心のめざめによって、NHKの番組内容がガラガラと変わるようなら、NHKは組織としてはダメだ、ということなのです。
組織とは、そうした個人の意思を、集団決定というプロセスで淘汰する安全装置なのです。”
その通りやと思う。
掘さんは、いったいどんなふうに闘うていかはるのやろう。
などと考えてたら、ツィッターでこんな情報が流れた。
“堀潤さんが、NHKに退職届を出して受理された模様”
国会議員からも圧力がかかった、とかいう内容もツィートされてた。
さもありなん。
良心が次から次へと、組織というどす黒い腹わたから、ゲロリゲロリと吐き出されていく。
組織はだから、いつまでも腹黒い。
そんなものを、我々市民の力で変えられる、やなんていう幻想はさっさとほかして、吐き出されてきた良心を、しっかと抱きとめて支えたろう。
日米原発事故、記録映画に/米留学中のNHK堀アナ/ 坂本龍一 さんが音楽提供
原発事故のドキュメンタリー映画を作り、2月末に試写会を開いた堀潤さん=ロサンゼルス(共同)
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【ロサンゼルス共同=本蔵一茂】
昨年6月から、米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)に留学中のNHKアナウンサー、 堀潤 さん(35)が、
東京電力福島第1原発や、過去に米国で起きた原発事故の現状を取材し、被災者の苦しみを忘れず、事故の教訓を共有しようと訴えるドキュメンタリー映画を作った。
堀さんは、「被災住民の思いなど、時間に制約があるテレビ報道ではカットされる内容まで伝えたかった」と話す。
近く留学を終えて、NHKに復帰する予定で、「市民の視点や、市民が取材した内容を、NHKの報道に取り込む仕組みをつくりたい」と意気込んでいる。
映画のタイトルは「変身」で、約70分。
深刻な事故を起こしたロサンゼルス近郊の核施設跡地や、スリーマイルアイランド原発を訪ね、今も、住民が放射性物質による汚染におびえている様子や、逆に、事故が風化しつつある現状などを取材した。
福島では、東京電力の協力企業に雇われ、事故処理に携わる作業員に取材。
未経験者が、原発関連の熟練作業員であるかのように、経歴を偽るよう指導される実態も映像に収め、映画に盛り込んだ。
スリーマイルアイランドでは、事故後に、市民団体が、原発周辺の住民にヨウ素剤を配布。
放射線の測定装置も拡充させるなど、対策を講じてきたという。
堀さんは「日本は、こうした教訓を全く学んでいなかった。メディアで働く者として強く反省させられた」と話した。
堀さんは、個人の立場で、取材や編集をしてインターネットなどでニュース発信する一般市民を支援。
この活動で知り合った音楽家の坂本龍一さんが、音楽を提供した。
タイトルは、カフカの小説から取った。
主人公が、次第に周囲から疎まれるようになる過程が、原発事故への関心が薄れていく現在、被災者が置かれている境遇と重なって見えるといい、
「忘れない」、という思いを込めた。
堀さんはUCLAで、ネットを使った次世代メディアや、ドキュメンタリー制作を学んでいる。
(共同通信)
↓以下は、堀潤さんからの、ツィッターでの発信
2013-02-19 19:48:22
8bitNewsへの内部告発投稿から、原発作業員に対するピンハネや、不当労働の実態が明らかになりました。
【実名告発・特ダネ】原発作業員を「嘘の履歴書」で現場に。下請け構造不正の実態 – 8bitNews http://t.co/XF11JgKt
2013-02-28 15:37:15
福島浪江町【希望の牧場】雪の日の被爆牛
8bitNews http://t.co/TdUIEqhK1F 代表の吉沢正巳さんの言葉。
「政府からは、殺処分しろと命令が来ました。しかし、我々牧場は、生かし続ける事を選んだ。原発事故の生き証人として、生かし続ける事にしたんです」
2013-03-03 17:48:06
UCLAで、製作中の映画が完成。
福島、スリーマイル、そして50年もの間、詳細が明らかにされてこなかった、カリフォルニア・サンタスザーナ野外実験所で起きた、メルトダウン事故を追った。
いかされなかったスリーマイルの経験。
日本政府が、避難区域を狭めた本当の理由とは。
原発作業員からの内部告発も。
2013-03-08 04:34:25
まさか、自分が「フライデー」されることになるとは……熱愛報道ではありませんが。http://t.co/mmvys3HK26
2013-03-08 04:51:48
玄海原発3号機 燃料取り出し作業公開 再稼働に向け原子炉点検 佐賀 - MSN産経ニュース http://t.co/0HGIzD2ahq
2013-03-08 05:32:08
「死の恐怖感じた」68% 福島原発事故で出動の警官 - 47NEWS(よんななニュース) http://t.co/UQC0gG5jN7
2013-03-09 14:24:52
ふうっ。闘うのも本当にしんどいなぁ……。
2013-03-09 14:27:53
国民の知る権利を、制度を楯につぶしにかかるとは。
2013-03-09 14:32:23
不安と闘い、情報を求め、事実を知りたいと願う市民の思いを、メディア側が組織防衛のため踏みにじっていく、というのは許されない行為だ。
「皆様の」、というのであればなぜ、そうした市民の願いを、一方的に封殺するのか。
公共メディアは、一部の人間の保身と組織防衛に腐心する、腐った大人達のためのものではない。
2013-03-09 14:48:27
よく「週刊誌なんて」、という言い方をする大手メディアの人間がいるけれど、
今回「フライデー」に掲載された、UCLAでの僕の活動の様子を取材したフリージャーナリストの方は、丁寧で真摯な取材を続けていて、こちらも頭が下がる思いだった。
今日は、ロス留学中の、若手官僚とも話した。
皆、闘っているんだな。
2013-03-09 14:49:29
こうして皆さんからコメントを頂く事が、本当に励みになります。
本当に、本当に、ありがとうございます。
うう。涙。
2013-03-11 14:29:50
震災から2年。
原発事故発生のあの日、私たちNHKは、SPEEDIの存在を知りながら、「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。
国民の生命、財産を守る、公共放送の役割を果たさなかった。
私たちの不作為を、徹底的に反省し、謝罪しなければならない。
2013-03-11 14:36:28
パニックを抑え、社会の均衡を保つための判断であったとしても、統制された情報によって、福島県をはじめとした近隣住民の皆さんへ、
長年に渡る不安を与えた事実を正面から受け止め、償いを続け、それだけに、市民に寄り添った報道を徹底しなければいけない。
僕は頭を下げながら、一生この原発事故の取材を続ける。
2013-03-11 14:49:43
自らあの日ニューススタジオにいながら、そうした事実をきちんと伝えられなかったことに対し、心から謝罪します。
福島の皆さん。
取材でそれまで沢山お世話になっていたにも関わらず、役にたてなくて本当に申し訳ありませんでした。
2013-03-11 14:55:17
反原発だと、思想的にレッテルを貼る人がいますが、僕はそうは思いません。
取材をすればするほど、原発の安全対策が不十分であることがわかります。
事故が起きた時の交通インフラや、避難誘導の仕組みも、今は不十分です。
徹底的にこの問題と向き合い、課題解決に知恵を絞らなければ、世界の何処かでまた犠牲出ます。
2013-03-11 15:04:19
僕がUCLAで作った映画が、局内で大問題になり、ロスで、米国市民の皆さんが企画した上映会も、中止に追い込まれました。
「反原発と言われるものは困る」と指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を、描いているに過ぎません。
市民が共有し、未来に活かさなくてはならないものです。
米国市民からは、突然の上映中止の通達に、「日本ではこれが日常なのか?」と、怒りを通り越して驚き、理解ができないという声が上がっています。
僕が学生の時に研究した太平洋戦争下の、状況と本質は変わりません。
公共メディアは誰のものか?
知る権利を有する、市民のものです。
表現の自由を有する、市民のものです。
メディアに関わる一人一人が、それらの権利を常に最優先に掲げ、発信に努めなければなりません。
あの日犠牲になり、そして今も、情報が届かなかったことで、不安と向き合う日々を過ごしている皆さんのことを想い、亡くなった方々への哀悼の意を示し、黙祷を捧げます。
政府見解を軸として報道する姿勢に、問題があると思います。
情報は公開されなければ、市民が判断する材料がなくなります。
政府がデータを公表しなかったのは、パニック回避が理由と、後に明らかにされていますが、メディアも一緒になって足並みを揃えるのは、健全ではないと考えています。
心ある、気概あるNHK職員もおります。
そうした皆の努力を結集させて、変えなくてはいけないものを、まずは内側から変えていかなければと思っています。
UCLAの研究者と共に制作し、大学に納めた研究成果物でしたので、主催者の米国市民に対し、東京から一方的に中止を求めるとは思っていませんでした。
しかも、自分達の連絡先を尋ねられても、絶対に答えないというアンフェアなやり方で。
中止の妥当性以前に、不誠実な対応に怒りを感じました。
↓以下は、ツィッターの質問に返信したもの
2013-03-11 17:31:2
僕らアナウンサーに、「個人では色々思いはあるだろうけど、公の場では意見を言わないように」、と局は求めます。
2013-03-11 18:12:55
言葉足らず、失礼しました。
電波は国民の財産、市民が自由に使えるものであって欲しいと思います。
欧米や韓国では認められている、パブリックアクセスという、権利の導入を訴えつづけていきます。
2013-03-11 18:10:20
僕は、当時の全ての状況を公表して、オープンな場で、具体的な課題の共有と改善策の模索を行うべきだ、と主張しています。
2013-03-11 18:04:34
その通りですね。
日本の原発導入は、戦後、共産化を防ぐため、米国との協調により進められ、原発の危険性を唱えることは、国策に反するアカだとのレッテルで、科学者が追われた経緯があると聞いています。
思想的制限の加わらない、対等な議論が必要だと思っています。
2013-03-11 17:54:55
震災前から、国が相当なコストをかけて、研究と運用がされてきたシステムです。
2013-03-11 17:50:33
メディアが、政府一体の機関であるのは健全ではない、という話をしています。
政府が出さないと決めたから、我々も出さないという判断は、妥当かどうか。
2013-03-11 17:43:14
もちろん、この時間にあわせ黙祷を捧げるために、Tweetの発信を順次行いました。
2013-03-11 17:41:15
健康被害の有無以前に、情報が得られなかったことで自ら行動を判断できず、結果として、放射能が高い方へ避難したり、屋外に長い時間いたりしたことで、
現在、不安を抱えている親御さんや、若者などがいる、という状況について言及しています。
残念ながら今のところ。
こちらの米国での研究成果の一つとして、受信料を頂いている皆さんに還元したいと、今後、交渉を進めるつもりです。