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【レトロクラシック】引退決定、いろんなことがあったなぁ。。

2017-11-23 08:12:23 | 引退馬
レトロクラシックの現役引退が決定しました。

鼻出血の再発を受けまして、伊藤正調教師と今後の進退について慎重に協議を行いました結果、前走をもって現役を引退させる方向で合意。近日中にも競走馬登録を抹消することになりました。なお、出資会員の皆様には、抹消に関する諸手続きが完了し次第、詳細を書面でお送りいたしますので、発送まで今しばらくお待ち願います。

◇伊藤正調教師のコメント
「利口な馬ですから、レースで頑張りすぎると鼻血が出ると思い、自然とセーブするような走りになったのではないでしょうか。同じような着順でも、前々走ではもう少し伸びていましたので、きっと最後の直線で違和感を覚えたのだと思います。爪などは工夫を凝らすことで何とかなったとしても、鼻出血の再発はどうにもならず、分からないようなところがありますから…。残念ですが、これ以上は難しいですし、この辺でゆっくりさせてあげたいと思います」
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レトロクラシックに初めて会ったのは、2012年10月末の募集馬展示会でした。
そのときレトロクラシックはまだ当歳で離乳後間もなくだったため、見学自体は限られた時間だったのですが、当時は今ほど高くなかったディープインパクト産駒ながら、ある種特別な雰囲気を感じたことが思い出されます。
当時の記事はこちら→『広尾TC募集馬紹介(7) ウェルシュステラ’12』

結局、年が変わった2013年の1月に私は出資をすることになるのですが、素質を感じさせる姿かたち、立ち居振る舞いに加え、ステラリードの妹で注目のディープインパクト産駒という血統面の魅力が決め手になったのは言うまでもありません。
そう言えば、血統の竹内さんも、「血統構成としては、この世代の全てのディープインパクト産駒のなかでこの馬が一番。ディープ産駒はこうつくれ、というお手本のような血統」と、大絶賛していたんですよねぇ。
(確か、この馬にはご自分でもガツンと出資をしていたはず!)
当時の記事はこちら→『新年早々出資決定! 当歳募集馬・ウェルシュステラ’12』

その後約1年半の育成時代をほぼ順調に過ごしたレトロクラシック。
デビュー戦は、2014年の8月、新潟の芝1800m戦でした。
期待の当歳募集馬が蛯名騎手を背にしてのデビュー戦、出資者がそれなり以上に期待をしたのは当然ですが、そもそも国枝調教師もすごく期待をしていて、一般メディアにも宣伝しちゃっていたんですよねぇ。。

■Sponichi_Annex『【新潟新馬戦】レトロクラシック、水準以上の時計“パワーがある” 』
土曜新潟5Rではレトロクラシック(牝=国枝、父ディープインパクト)が順調な仕上がり。半姉に09年函館2歳Sを制したステラリード(父スペシャルウィーク)がいる。水曜6日に坂路で4F53秒7と水準以上の時計をマーク。国枝師は「ディープの牝馬にしては体もしっかりしているし、パワーがある。まだまだ良くなる余地はあるけど、先々も含めて楽しみ」と手応えを得ている。
■予想王TV@SANSPO.COM『【今日のキラ星】レトロクラシック』
美浦坂路での最終追い切りで僚馬に2馬身遅れたが、ゴール前で仕掛けた相手に対して、馬なり。手応えは十分で、国枝調教師は「調教でも動けているし、気持ちに前向きさがあっていい感じに仕上がっている」と自信ありげ。半姉ステラリード(父スペシャルウィーク)はG3函館2歳Sの勝ち馬。仕上がりの早い血統で注目のデビュー戦だ。

ところがドッコイ、そのデビュー戦はまさに衝撃的な内容で。。 結果は17頭立ての16着、押しても全く進んでいかないレトロクラシックの姿を見ながら、半ば呆然としたことを今でもハッキリ覚えています。
レースの前後であれほどのギャップを味わうのは、この後はクレッシェンドラヴの登場まで待たなければいけません。
(あのレースを思い出すと、シーザライトがまだ覚醒しないことぐらい全然想定の範囲内っす)
いや、そんな事ではいけないんですけれど、ウェルシュステラの仔は早い時期から良く見えても中身が伴ってくるまでには時間が必要で、ステラリードだけが気持ちで走っちゃった… という感じなんですよね(^_^;

当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】ありゃあ…まさかのブービー賞(^_^;) 新潟5R16着』
当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】使い出し早く…秋に再始動 デビュー戦後の関係者コメント』

その後レトロクラシックは鍛え直しのためノーザンファーム天栄に移動、実戦の場に戻ったのは3ヶ月後の府中でした。
3ヶ月みっちり鍛えなおした成果は必ず出るという思いと、もしも今回もダメだったらどうしようという不安。
デビュー2戦目の前はデビュー戦よりも緊張感があった気がしますが、そのレースで4着と大幅な前進を見せてくれたことで、やはりこの馬は能力があると再確認すると同時に、本当にホッとしたというのが正直な気持ちだったと思います。

当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】変わり身アリ、これならいける!? 東京2R・未勝利4着』
当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】これぐらいやれて当然(^ .^)y-~~~ 東京2R・関係者コメント』

レトロクラシックが初勝利を挙げたのは2015年の1月、内田騎手を瀬にした中山のマイル戦でした。
大外枠をものともせず、4コーナーで外を回って豪快に差し切った内容は強いのひと言で、初勝利までに時間を要したものの、将来は牝馬重賞まで狙える器だと感じさせてくれました。
当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】強いぞ!! 中山5R 外から捻じ伏せ初勝利\(^O^)/』

その後の数戦で成長途上の馬体が疲れを見せたため、オークスをめざすプランは断念となりましたが、5月のカーネーションカップを再び強い内容で勝利したときは、秋の目標は秋華賞とのアナウンスが自然なことに思えるだけの雰囲気を醸し出していたと思います。
今思えば、夏を休んで紫苑ステークスで復帰をした3歳秋、そして、休養を挟んだあとの2016年1月に、「1000万クラスにいる馬ではない」と言われたあの時期が、レトロクラシックが一番輝いていたときだったのかもしれません。

レトロクラシクが初めて肺出血を発症したのは2016年の2月、紫苑ステークス出走後に爪の状態が悪化、大事を取って秋競馬を休んだあと、復帰戦に向けて追い切りを消化したときのことでした。
当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】鼻出血… これはかなりのショックです (;_;)』
あの時は、身体全体の力が抜けるほどショックだったんですよねぇ。。
出血が深いところからだったので、再発を繰り返すようにならなければと、祈るような気持ちだったのですが…

そんな出資者の願いもかなわず、(降級後の6月に自身の3勝目を挙げてくれはしましたが)2016年が進むにつれて、徐々に調教で追い込むことが出来ずに万全な状態で出走できなくなっていったのは、皆さんの記憶にも新しいところだと思います。
その流れが決定的になったのは2016年8月、2度目の出血で北海道でのWAJS第4戦を回避したあたりから…
当時の記事はこちら→『【レトロクラシック】鼻出血によりWASJ第4戦回避、放牧へ(´ヘ`;)』

その後もレトロクラシックなりに頑張って出走を重ねてくれはしましたが、だんだんとレースの苦しさや出血の怖さを馬自身が感じてしまったのでしょう。 かつてのような、先行して速い上がりを使う勝ちパターンを見ることはできませんでした。
2017年7月に伊藤正厩舎に転厩してからは…。
この馬が健康であれば…と今でも考えてしまいますが、こういうことがあるのも競馬ですし、レトロクラシックが才能ある牝馬だったことを忘れずにいることで、力を出し切れなかった彼女の無念を少しでも慰めてあげたいです。

いずれにしても、当歳の頃から応援し続けたレトロクラシックの競争生活は終わりを告げました。
でも、彼女にはこれから母としていい仔を出すという、今まで以上に重要な仕事が待っているはずです。
ディープインパクト産駒のお手本と竹内さんに言わしめた素晴らしい血統構成は、母になってからその真価を発揮するはずですし、3歳時に見せていた柔らかくて綺麗な走りはきっと子どもたちが受け継いでくれるはずです。

私としても、レトロクラシック応援の第二章が今始まったという気持ちですし、これからもずっと注目していきますので、まずは、『無事に牧場に戻って繁殖入りの準備を始めた』、という知らせを待ちたいと思います。
もうつらい思い、苦しいレースはしなくてイイです。 ゆっくり休んで元気を取り戻してください。
今までたくさんの夢を見せてくれたレトロクラシック、本当にお疲れ様でした&ありがとうございましたm(_ _)m


【引退レースとなった11/18東京12Rでのレトロクラシック : 公式HPより】


*広尾TCのご厚意により、クラブ公式HPからの情報転載の許可を頂いています。


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【クレッシェンドラヴ】身体も気持ちもまだまだこれから

2017-11-23 06:36:25 | 殿堂馬
大瀧ステーブル在厩のクレッシェンドラヴは、おもにウォーキングマシン60分、周回コースでのダク1000m、軽いキャンター2000mを消化しています。

◇大瀧代表のコメント
「元々トモに緩さがある馬ですし、休ませていたこともあって、今現在は踏ん張りがひと息。まだ気持ちも抜けている状態ですので、余計にそうなりやすいのだと思います。これから少しずつ乗り進めていくことにより、以前のような手応え、蹴っぱりに戻していきたいです」
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先週から始まった乗り運動が、今週は軽いキャンター2000mまで進んでいます。
ただ、まだ立ち上げの入り口段階ですから、しばらくは地味なメニューの継続になりますね。
まあ、これも復帰に向けた大事なプロセスですので、あまり焦らず見守りたいと思います。
少しずつ体力、筋力を戻していったら課題のトモの緩さが自然と解消していた、というのが理想的な流れです(^^)
今週末には同期のディメンシオンが準オープンに上がってしまうかもしれませんが(^^ゞ、あちらは牝馬のマイル路線。 牡馬中長距離路線のクレッシェンドラヴとは綺麗に活躍の場が分かれていますので、あまり気にせずマイペースで行きましょう。


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【ドゥオーモ】当面は地道なトレーニングでトモの強化

2017-11-23 06:25:27 | 引退馬
グリーンウッド在厩のドゥオーモは、おもに周回コースでの軽いキャンター2500m、坂路でのハロン17~19秒ペースのキャンター1本を消化しています。

◇野中調教師のコメント
「きのう牧場へ確認に行ってきました。ひと頃よりも馬体は引き締まりつつあり、今は脚元も落ち着いているようですが、これまでペースアップの際に何度も挫折した経緯がありますからね。長期の休養によって緩んでしまったトモを戻していくには、入念な乗り込みが必要不可欠。すぐにペースを上げるのではなく、まずはハロン17秒ペースを一定期間乗り続けることで、その次につなげていければと思います」
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引き続きキャンターを中心に、基礎体力の回復、トモの強化に努めている感じです。
野中先生のコメントによれば、ペースアップはまだ先になるでしょうが、今は地道なトレーニングの継続こそが重要です。
今年一杯をアクシデントなく無事に乗り切ることが出来た時点で、少しずつ復帰への期待が膨らんでいくでしょう。
それまでは、なるべく大人しく、出来るだけ冷静に見守っていきたいと思います。


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【エンパイアブルー】栗東トレセン帰厩、目標は12/9阪神8R

2017-11-23 06:17:42 | 引退馬
エンパイアブルーは、22日、栗東トレセンに帰厩しています。

◇藤原英調教師のコメント
「先週末より乗り始め、直前に軽くサーッとやってからこちらへ。12月9日阪神8R 1000万下(ダ1800m)を本線として、調整を進めていきたいと思います」
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12/9のレースが目標ですから、今週の帰厩は当然の流れですね。
阪神か中京の特別戦かについては、阪神を本線に考えるとのこと。 藤原英調教師は言葉が少ないので想像するしかありませんが、おそらくは輸送を避けたかったこと、それから鞍上の関係ではないかと思います。
まあ、特別戦の賞金は魅力ではありますが、本馬の場合は勝ってクラスを上げていくことが優先ですから(^^)

同期のレトロクラシックは無念の引退となりましたが、エンパイアブルーは5歳秋にしてようやく全てがイイ方向にまわり出した感じ。。 何だか少し不思議な気もしますが、この先もとにかく無事に競走生活を送って欲しいと思います。
勝つ勝たないは時の運もありますが、元気でさえいれば、必ずチャンスをモノにできる馬ですからね。
果たしてどこまで上に行けるのか、とても楽しみになってきました(^^)


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