栗東トレセン在厩。ゲート練習を中心として調整されています。
◇武幸四郎調教師のコメント
「15日、16日とゲートを重点に進めており、ひとまず寄り付き・入り・駐立に問題はありません。現時点ではまだ発進がひと息のようですので、17日も練習を積み、来週ぐらいに試験を受けられればと思っています。気性は素直で手がかからない馬。牧場にいた時よりも体の線が細くなっていますので、飼葉の量を増やし、調教を行っていくことによって、なるべくフックラさせていきたいところです」
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上手くいけば今週にも『練習がてらの受験で合格しちゃうかな?』などと思っていましたが、さすがにそれほど甘くはなかったです。もちろん、今週合格しなければいけない理由はありませんから、しっかり練習をして来週の一発合格をめざしてもらえればと思います。(何度も受験するのは負担になりますので(^^;))
あとは、ここにきて馬体が細くなっているのが気になりますね。育成場とは環境、雰囲気、練習メニュー全てが違うので、ある程度の馬体減は仕方がないですが、トレセンにいるだけでドンドン減る馬もいますから…。そのあたりについては(これから飼葉の量を増やすなど)幸四郎先生も対応をお考えのようですから、何とか許容範囲内に収まって欲しいと思います。
美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、16日、ウッドにおいて単走で追い切られました。
-調教時計-
20.04.16 助 手 美南W良 5F 67.7-52.9-38.8-12.3(9) 一杯に追う
20.04.12 助 手 美南W良 半哩 -56.4-41.5-13.0(8) 馬ナリ余力
◇尾関調教師のコメント
「いつもは追い切りで動きますし、終いに躍動感がある馬ですが、まだ少し重たいのでしょう、この馬らしい動きとまではいきませんでした。ただし一週前としてはマズマズ。上がりも問題ありませんので、4月26日東京10R 鎌倉ステークス(3勝クラス・ダ1400m)にむけて、このまま進めていきたいと思います」
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尾関先生が仰る通り、グランソヴァールが一杯に追われた時計だと思うと、確かにあまり褒められたものではないですね。このあたり、外厩での速めが一本足りなかった部分が出ているのかもしれませんが、結論として、「鎌倉Sに向けてこのまま進めていく」のですから、尾関先生には来週までに態勢が整う手応えがあるのでしょう。(D.レーン騎手確保済みですしね…)
ちなみにですが、鎌倉Sのあとのダート1400m戦となると、中2週となる5/17(ヴィクトリアマイル当日)東京にBSイレブン賞(3勝C)が組まれています。が、レースごとの間隔を出来るだけ長く取りたい本馬としては、中4週で5/30東京の欅ステークスに向かいたいところ。。ただし欅Sはオープンクラスになりますので、そこへ行くためにも鎌倉Sは勝ってもらわなくてはイケマセン(^^ゞ
栗東トレセン在厩のディメンシオンは、まずはレース後の様子見に専念。16日より騎乗を再開しています。
◇藤原英調教師のコメント
「レース後も大きな疲れや反動は見られませんので、引き続きトレセンで調整を重ねていくつもり。まずは5月17日東京11R ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)に向けて準備を進めていきたいと思います。前走が2着であれば、堂々とG1に行けたんですけどね。現在の本馬の賞金では微妙なライン。実際に出走が叶うかどうかでしょう」
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まずは、前走阪神牝馬Sの疲れや反動がなくて何よりです。放牧などを挟まずに、在厩のままヴィクトリアマイルをめざすことになったのはプラスだと思いますし、この流れであれば、前走時が絶好調に今ひとつだったことも追い風に出来るのではないでしょうか。それに、そもそも藤原先生ですからね。。何だかんだで前走以上の状態に帳尻を合わせてくれる気がします(^^)
ディメンシオンの状態に問題がないとすれば、あとはヴィクトリアマイルの出走馬想定ですが、一応、現時点で出走意思がありそうな馬を平地収得賞金順に並べてみました。
**20.5.17 東京11R ヴィクトリアマイル(G1/芝1600m)賞金順出走想定**
単純な収得賞金順だとディメンシオンは順位15番目。ちゃんと計算していないのでハッキリとは言い切れないものの、この状況ならヴィクトリアマイル出走もイケそうじゃないですかね? いや、藤原先生は微妙なラインと仰っていますが、何となくイケるんじゃないかなぁ…
もしも出走が叶ったとすると、次なる問題は相手が強いこと…。ラッキーライラック、クロノジェネシスの大阪杯ワンツーコンビ、高松宮記念2着のグランアレグリア、阪神牝馬S勝ちのサウンドキアラまでの4頭は、正直、現時点での地力が一枚上の印象。もちろん、やる前から諦めることはないですが、この5頭の一角を崩すのはなかなか大変なことかもしれません。
相手関係だけなら前日5/16東京の京王杯スプリングC(強敵はタワーオブロンドン?)に向かう手はありますが、そもそもヴィクトリアマイル出走は1年以上前からの目標でしたし、おそらく藤原先生はそんな小細工は考えていないでしょう。多少相手が強くても、しっかり仕上げてディメンシオンらしい走りで勝負をさせると。。ここまで来たら、是非ともG1に挑戦させてあげたいです!
【4/11阪神11R 阪神牝馬Sでのディメンシオン:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、16日に坂路で時計をマークしています。
-調教時計-
20.04.16 助 手 栗東坂良 1回 56.0-40.7-26.6-13.3 馬ナリ余力
20.04.12 助 手 栗東坂良 1回 57.3-41.9-27.1-13.2 強めに追う
「前走後に疲れが出て少し手控えていた分、トモを中心に緩んでいる感じではありますが、帰厩後も問題なく乗れていますよ。目標は5月10日新潟11R 新潟大賞典(G3・芝2000m)。レースまでまだ3週間ありますので、それまでには仕上がってくると思います。徐々にピッチを上げていきましょう」