**2020.4.26 東京10R 鎌倉ステークス(3勝C/ハンデ/ダ1400m) 15:10発走**
<予想>
◎ グランソヴァール
○ ハーグリーブス
▲ ヴァイトブリック
△ フローラルパーク
△ サザンヴィグラス
△ アーバンイェーガー
△ ペイシャネガノ
グランソヴァールは5枠10番になりました。東京ダート1400mはあまり枠順が気にならないコースですし、まずは無難な偶数番枠に入れたので良かったです。
位置取りに関しては、(逃げ先行有利は確かなので)出来れば中団よりやや前につけたいと思っていますが、果たしてどうなりますか…。結局、出たなりで中団に収まる形になるか、或いはレーン騎手が積極的な競馬で勝ちに行くのか、尾関先生からレーン騎手に「絶対にこうしろ」的な指示が出るとも思えないので、どちらのパターンもありそうです。
相手関係についてですが、対抗にしたハーグリーブス、単穴のヴァイトブリック、△一番手のフローラルパークまでの4頭には勝つチャンスがありそう。印は先行するフローラルパークとヴァイトブリックを尾関厩舎の2頭、グランソヴァールとハーグリーブスが差し切る想定でつけてみましたが、基本的に上位勢に決定的な力量差があるとも思えませんので、最後まで激しい首位争いが続く覚悟はしています。
これまで大崩れをすることがなく、クラスが上がっても堅実に上位争いを続けてきたグランソヴァールですが、まだ弱いところを残す中にあって、3勝クラスを僅か2戦で通過できるかどうか…。今後の活躍を占う意味でも、今回は非常に大切なレースなのだと思います!
シュウジデイファーム在厩のバスラットレオンは、引き続き、おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場でハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント
「屋外のダートトラックなどにも入れていますが、基本的には適度に刺激を与えることができ、かつ負担がかかりにくい屋内の施設を中心に。今週は3F40秒台をマークするなど順調に乗り込めています。しっかりとスピードに対応してくれますし、速めをやる毎に動きが良化してきている印象です」
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バスラットレオンに関しては、まだ馬体が太めで緩さが残り、どちらかというとジックリ時間をかけて進めていた印象なのですが、ここにきて3F40秒を楽にマークするなど、むしろ、一歩先んじていたカイザーノヴァを逆転したのでは?と感じるほどです。もちろんこの時期のトレーニングメニューに一喜一憂しなくても良いのですが、少なくとも「速めをやる毎に動きが良化している」との石川代表のコメントにはかなりの手応えを感じます。
どうやらパワー型の見た目とは裏腹にスピード能力も高そうですし、デビューが近づくにつれて評価が高まるタイプかも。。いや、あえて早期デビューをめざす必要はないですが、気がつけばあまりにも順調なので、「そういう事なら夏の間に使ってみようか」みたいな話が出る可能性を感じます。果たして矢作先生がどういうイメージを持っているのかも含め、さらに楽しみになってきました。
【シュウジデイファーム在厩のバスラットレオン:公式HP(4/3更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、引き続き、おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場でハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント
「今週の水曜日には前半をゆっくりと入り、ラスト重点の3F42秒程度をマーク。欲を言えば、終点にかけてもうひと動き欲しい感じですが、坂路入り前に長めを乗るなど結構な負荷をかけていますので、いいトレーニングになっていると思います。こうやって体力を付けながら、スピード強化も図っていきたいです」
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ここまでとても順調にトレーニングを積んできたカイザーノヴァですが、本馬に求めるレベルを考えると、石川代表としては『これからが本番』といったところなのでしょう。週1~2回の速めに関しても、ただ何となくこなすのではなく、『前半をゆっくり入って終い重点』といったテーマを持つで取り組むなど、強化すべき点、クリアすべき課題を見据えているのは良いことだと思います。
現状では坂路の終点付近で「もうひと動き欲しい」とのことですが、そこは体力強化とともに解消される面もあるでしょうし、あまり心配はしていません。それよりも、今後を占う意味で重要なのは「スピード強化」の方なんでしょうねぇ。。今の競馬は芝でもダートでもスピードの絶対値がますます重要になっていますし、どこまで上にいけるかの大きな部分はスピード能力で判断される時代ですからね。
ただ、カイザーノヴァの強みはこの時期にしっかりトレーニングを積んでいて、スピード強化メニューに取り組む体力、気力が備わりつつあるところでしょう。シュウジデイファームのスパルタメニューにもヘコタレたところを見せず、この調子で調教量を重ねていけば、そう遠くない将来、きっとそれが実を結んでくれると思います!
【シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァ:公式HP(4/3更新分)より】
坂東牧場在厩のコマンドブルックスは、引き続き、ウォーキングマシン60分で管理されています。
◇荒木マネージャーのコメント
「歩様に異常はなく、トモの疲労感も徐々に抜けつつありますが、思っていたよりも最初のヤマを迎えるのが早かったものですから、今は慌てることなくリフレッシュに努めているところ。扱う側がうまく押し引きしながら成長を待ってあげた方が良さそうです」
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いやぁ、覚悟しているとは言え、それにしても時間が掛かりそうですねぇ。。まあ、ここで急ぐとかえって良くないパターンにハマる可能性もありますし、「思っていたより最初のヤマを迎えるのが早かった」ことを何らかのサインと捉え、あえて『成長待ち中心の管理』に切り替えた判断は、現時点では正しいと思うしかないですからね…
この手の話に絶対の正解はないですが、確かにまだ時間に余裕がある今であれば、あまり急ぐ理由もないでしょう。特に身体のベースが出来る前、トレーニングの出だしで躓くと後々まで響きますし、やはりジックリ進めてもらった方が有難い気がします。改めて、コマンドブルックスの本格化は古馬になってから、という事を肝に銘じて成長を見守りたいと思います。