■ZBAT!競馬 『【桜花賞】“新怪物牝馬”誕生!デアリングタクトが無敗で戴冠』
第80回桜花賞(G1、3歳牝、芝・外1600m)は、松山弘平騎手騎乗の2番人気デアリングタクト(栗東・杉山晴紀厩舎)が勝利。2歳女王のレシステンシアら粒ぞろいのメンバーが集結した牝馬クラシックの開幕戦を制し、令和初の桜の女王に輝いた。タイムは1分36秒1(重)。1馬身半差の2着にはレシステンシア(1番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にスマイルカナ(9番人気)が入った。
デアリングタクトは、新馬→エルフィンSを連勝。2歳戦が実施されるようになった1946年以降、デビュー3戦目での桜花賞制覇は1948年ハマカゼ、1980年ハギノトップレディ2頭と並ぶ桜花賞最少キャリア優勝記録。これまでの勢力図を一気にひっくり返し、“新怪物牝馬”誕生を予感させる勝利となった。また、同馬は新種牡馬エピファネイアの産駒。グレード制が導入された1984年以降の桜花賞では、ベガ(トニービン産駒)、プリモディーネ(アフリート産駒)、マルセリーナ(ディープインパクト産駒)、ジュエラー(ヴィクトワールピサ産駒)、アーモンドアイ(ロードカナロア産駒)と5頭の新種牡馬産駒が優勝しており、重賞初勝利をG1で飾った。
桜花賞を勝ったデアリングタクトは、父エピファネイア、母デアリングバード、母の父キングカメハメハという血統。通算成績は3戦3勝。重賞は初制覇。桜花賞は杉山晴紀調教師、松山弘平騎手ともに初勝利。
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今年の桜花賞で個人的に注目、応援していたデアリングタクトが見事な勝利を飾りました。1番人気のレシステンシアが先頭に立ち、そのまま粘り切るかに見えた最後の直線。。重馬場で上がりがかかり、有力各馬が苦しむ中で見せた大外一気の追い込みは、実に派手なパフォーマンスだったと思います。デアリングタクトはこれがデビュー3戦目、無敗での桜花賞制覇ですからね。オークスに向けてはもちろん、今後の楽しみが無限大に広がっているように思います。
にしても、こういう日高の生産馬が大手牧場のブランド馬を蹴散らすのは気持ちがイイものです。セレクトセールで1200万円のエピファネイア産駒が桜花賞制覇。。こういう馬が活躍をすると、来年こそは木村秀則牧場産馬で一発を!という気になったりして… いや、同じエピファネイア産駒のゴッドシエルとか、うまくハマってくれませんかねぇ。。(^^ゞ
2着に入ったレシステンシアも力のあるところを見せたと思います。外枠からジワッと進出し、気がついたら逃げ馬をぴったりマークする形に持ち込んでいたあたり、レジェンド武豊騎手もさすがの騎乗でしたし、今日は相手が(馬場適性も含めて)悪かったということでしょう。タイプ的に距離が延びてイイ馬には思えませんが、今後もマイル以下の距離では相当な活躍が見込めそうです。
あとは、逃げて3着に粘ったスマイルカナ。9番人気とマークが薄かった所為もあるでしょうが、やはり、『人気薄の一発逆転は思い切った競馬をしてこそ』ですよね。一気に重まで悪化した馬場状態も味方をしたと思いますが、迷いのない逃げ馬は怖いという事を改めて認識させてくれました。
**2020.4.12 阪神11R 桜花賞(G1/芝1600m)・重**
スターリーソング(ウディバードソング'18):残口僅か
最新近況:9日にシュウジデイファームを出発。11日にグリーンウッドに到着する予定となっています。
◇石川代表のコメント
「先週末に15-15を乗り、今週は輸送に備えて場内で軽めの調整に終始。これまでも馬運車の乗降自体は大人しくこなしてくれていましたので、あとは長距離輸送になってどうかだと思います」
【シュウジデイファーム在厩のスターリーソング:公式HP(4/3更新分)より】
アイルオブラヴ(ルックオブラヴ'18):残124口
最新近況:坂東牧場在厩のアイルオブラヴは、先週はあえて速めを行わずにリフレッシュウィークとし、現在はおもに周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター3500mを消化しています。
◇荒木マネージャーのコメント
「トレーニングと馬体増を両立させるべく、適度にメリハリを利かせた調教メニューで。リフレッシュを挟んだ後は、あす坂路にて半マイルから15-15を行う予定になっています。軽快なスピードに加え、この馬なりに少しずつ力強さも身に付きつつある印象です」
【坂東牧場在厩のアイルオブラヴ:公式HP(3/27更新分)より】
ラヴマイウェイ(ハイアーラヴ'18):募集中
最新近況:シュウジデイファーム在厩のラヴマイウェイは、おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場でハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1~2回、速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント
「今週は3F40秒台で登坂。動き自体は良好ですが、まだスクミやすい面を残していますので、適度に緩急をつけながらじっくりと乗り込んでいきたいですね。ゲート練習に関しては、前後の扉を閉めても落ち着いて駐立できています」
【シュウジデイファーム在厩のラヴマイウェイ:公式HP(4/3更新分)より】
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まだ出資が可能な木村秀則牧場産馬の3頭が、非常に順調にトレーニングを積んでいます。中でもスターリーソングはすでにシュウジデイファームからグリーンウッドに移動を済ませたという、早期デビューが充分に狙える順調さですし、アイルオブラヴも(メルマガ情報によれば)今月中には美浦近郊の育成場に移動をするらしいですからね。
スターリーソング、アイルオブラヴはいずれも1000口募集の『お買い得路線募集馬』ですが、これだけ順調であり、また、それぞれの育成場での評価が高いとなると、単に『比較的安くて出資ハードルが低いから』というだけではない魅力を感じる会員さんも増えたのではないでしょうか。エスポワールシチー産駒のスターリーソング、ミッキーアイル産駒のアイルオブラヴ、こういう馬が早い時期から稼いでくれたりすると、すごく得をした感覚になるでしょうねぇ。。
もう一頭のラヴマイウェイ、こちらはジャスタウェイ牝馬で2800万の2000口募集と、クレッシェンドラヴの半妹であることも含めて前出2頭とは違うジャンルの募集馬です。いや、違うジャンルという表現も何ですが、クレッシェンドラヴが父ステイゴールドで3200万円だったことを考えると、少なくとも『お買い得路線』ではなく、かなり上まで出世をする期待感が前提になってきます。
そのラヴマイウェイについては3/13更新の近況で3F43.8秒をやったとの報告がありましたが、その後も2F15-15を順調に継続、シュウジデイの石川代表からも「やればやっただけ動く」「姿格好、坂路での動きともに楽しみ」と高い評価をもらっています。そして今回の近況によれば、何ともう3F40秒台まで進んでいるようで…。
3F40秒台という事は、(あえて単純比較をすると)非常に順調なカイザーノヴァの3F41秒台より速いペースをやれているわけで、5月の遅生まれであることを考えれば速めのあとにスクミ気味なのもむしろ当然、単に、『ここまで順調』以上のポテンシャルを感じます。私もこのところずっと本馬の動向に注目していますが、近況や写真、動画の更新のたびに『出資したい衝動』を抑えるのが大変です(^^;)
以上、木村秀則牧場の2018年産馬で『まだ買える3頭』について書きましたが、ここまでくると(出資に関して)入厩直前まで悩んでから決めるパターンにならざるを得ません。特に、遅生まれのラヴマイウェイについては、(屈腱炎で無念の引退をした半姉パーフェクトラヴのこともありますし)ギリギリまで様子見させて頂けるものならそうしたいと思っています(^^ゞ
ステラリード'19の動画、写真が更新されました。
【木村秀則牧場在厩のステラリード'19:公式HP(4/9更新分)より】
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前回の動画、写真は3/3撮影のものでしたが、一ヶ月後の今回はトモにボリューム感、丸みが出て一層の力強さを感じるようになりました。それにつれてトモが高くなってきたのは、今がまさに成長期真っ只中である証拠ですし、何の問題もなく思い通りに大きくなっている様子が確認できて嬉しいです。
新型コロナの影響で6月の見学会開催は引き続き微妙な情勢ですが、ステラリード'19に会うためにも何とか感染拡大を抑え込みたい、本馬にはそんな気分になるほど魅力があると思います…。いや、緊急事態宣言は一応5/6までですし、そこから一ヶ月後に感染拡大が収まっていない状況は現時点で考えたくもありません。何としてもこの状況を乗り越えて、6月にはこの目でステラリード'19の成長ぶりを確認したいと思います!