大井7R 池月・磨墨賞C2八九(ダ1200m)に出走したプライムラインが勝ちました!
まずまずのスタートからスッと2番手に位置。4角で先頭に躍り出ると、直線でも危なげない走りで後続を封じ込み、見事2勝目を挙げています。
◇石川俊介騎手のコメント 「パドックで跨った時から雰囲気が違いました。それに前走ではフワッとしていたのに対して、今日は引っ掛かるくらいの気合い乗り。これぐらいの方が競馬はしやすいですね。休み明けを一度使ってだいぶ変わりましたし、この(不良)馬場も全く気にしませんでした。休ませたタイミングも戻したタイミングもドンピシャに合っていたということでしょう。この中ではレースセンスが抜けていますし、今回は自信を持って乗りました。次も楽しみです」
◇高野毅調教師のコメント 「スタートこそひと息でしたが、二の脚が速く、レースセンスは抜群ですからね。やはり前走からが本戦といった感じで、今回もその良い流れの中でうまくいきました」
◆クラブのコメント 「夏休みによるリフレッシュ効果に加え、前走をひと叩きされたことで状態は万全。本来のセンスの良さを見せての2連勝となりました。なお、このあとは、「勢いに乗じて10月4日からの競馬への続戦を意識。次回もC2クラスですし、この調子で3連勝を狙っていきたい」と調教師。無理のない範囲でなるべく早く中央に再登録できるよう進めていきたいと考えます」
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型通りに先行し、楽な手応えのまま4角先頭、直線で抜け出して2着馬に1/1/4馬身差をつける危なげない勝利。これで前走、9/10の大井C3・『2020世界がいつかまた、騒がしくありますように。賞』に続いての連勝で、ようやく念願の中央再登録資格の取得に王手をかけることができました。
今まで何かとうまくいかなかったプライムラインですが、この夏を休みに充てたことで馬が変わったのか、苦手と思われる地方の深いダートで2連勝。。正直、前走の重、今日の不良と続けて脚抜きの良い馬場になったのはラッキーだったと思いますが、そういう運が向いてきたのも、これまで我慢をしてきたことへのご褒美かもしれません。
C2で単勝1.7倍の人気に応えて勝ったことで、次走で3連勝を決めての中央再登録=再ファンドが現実味を帯びてきました。当然、高野先生もその気満々のようなので、あと一戦、こちらも気合を入れて応援しようと思います!
**2021/9/18大井7R 池月・磨墨賞(C2八九/ダ1200m)・不良**
【2021/9/10大井 2020世界がいつかまた、騒がしくありますように。賞でのプライムライン:公式HPより】
パカパカファーム厚賀分場在厩のクエストフォーワンダー’20は、先月同様、順調に昼夜放牧を継続しています。8/27の馬体重は466kgです。
◇山田担当のコメント 「過ごしやすい季節を迎えて運動量も増え、放牧地のあちらこちらへと草を食みながら、かなりの距離を歩いています。削蹄時など厩舎に戻ってくると、夏場は炎天下よりも快適なぶん大人しくしていましたが、今は厩舎に入った途端に外に出せとアピールしてきます。最近になって本馬のいるグループと他のグループを統合しましたが、他馬を怖がることなく、自ら進んで馬込みに入っていました。この物怖じしない性格は、競走馬になってからも様々な面において効果を発揮してくれるのではないでしょうか。すでに育成場へ移動しても問題ないくらいにまで成長していますが、4月後半生まれですし、まだ伸びしろは大きそうですからね。この時季、放牧地には青草が十分に残っていますので、さらに日々よく食べ、よく動くことにより、心身ともにしっかりと基礎固めを行った上で送り出せればと思っています」
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7/29の448kgから、約一ヶ月で20kg近く増えてくれました。もともと体高も管囲も充分ある馬なので、将来的には500kg級になるのでしょうが、単純に体重の話ではなく、馬格にあった身体つきになっておくことも重要ですからね。
山田さんによれば、本馬は放牧地で積極的に動く運動量が多いタイプのようですから、きっと昼夜放牧がうまくハマっている面もあるのでしょう。馴致を控えたこの時期に目に見える成長をしておくとあとが楽ですし、移動までの残り少ない期間、『自然の中での基礎固め』をさらにしっかりこなして欲しいと思います。
次回の近況は新しい環境に移ったあとになりそうですが、よく見るとキョウエイカルラ’20もアスカビレン’20も本馬も、みんな4月以降の生まれなんですよね。。もちろん、私は遅生まれフェチとかではないですし(そんなフェチあるのか??)、昔と違って生まれ月が重要度を増しているのは確かですので、今後はもっと気にしなきゃいけないかな?と思いました(^^;)
話がそれてしまいましたが、どうやら本馬は牡馬らしい前向きな性格をしているようで、その点でも期待が持てると思います。前回の近況でアピールがあった性格の良さ、人懐っこさと物怖じしない前向きさが今後も両立していけば、父サトノアラジン(ディープインパクト×Storm Cat)のスピードがきっと生きてくるのではないでしょうか(^^ゞ
【パカパカファーム厚賀分場在厩のクエストフォーワンダー’20:公式HP(2021/9/3更新分)より】
パカパカファーム厚賀分場在厩のアスカビレン’20は、引き続き、昼夜放牧で管理されています。9/1の馬体重は451kgです。
◇山田担当のコメント 「北海道はすっかり秋の空で、本馬も“天高く馬肥ゆる秋”を実践中。心地よいお日様の下でゴロ寝している姿をよく見かけるようになりました。よく食べ、よく寝て、今は育成場への移動に向けて、少しでも大きく成長することに徹しているみたいです。正しくその通りで、昼夜放牧により運動しながら好きな時に青草を食べ、ストレスなくのんびり培って身に付いたものは減りにくいですからね。育成場に行くと環境の変化や新しい物事への挑戦で体重が落ちてしまうケースもありますので、その分も考慮してもう少しこちらでのんびりさせてあげられればと思っています。初夏の頃と比べますと、付くべき所に筋肉が付き、馬体に幅も出てきた様子。毎日見ていないと同じ馬かどうか分からないほどに成長が顕著です。ここにきて馬体重も450kgを超え、育成場に移動できる準備が整ってきました」
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よく食べて良く寝て、大きなストレスを感じることのない日々…。そのお陰もあって、7月末に430kgだった馬体が一ヶ月後に451kgですから、そりゃあ、『天高く馬肥ゆる秋』と言いたくなりますよね(^^)
また、山田さんによれば「毎日見ていないと同じ馬かどうか分からないほどに成長が顕著」とのことですから、体重だけでなく全体のバランス、肉付きなどがどう変わったかにも注目したいところです。
こうなると次回の動画・写真が楽しみで仕方がありませんが、ふと気が付くと、もしかしたらパカパカ厚賀での撮影は次回が最後になるのかも…。あ、だとすれば、山田さんのコメントは今回までかもしれないのかぁ…。
それはそれで寂しいですが、そろそろ「育成場に移動できる準備が整ってきた」というのは基本的に嬉しい話。池江厩舎も競争が厳しいですから、ある程度早い時期に存在感を示しておくのも重要かもしれませんし、本馬は3歳春にも色気があるタイプですから、遅くとも10月には吉澤さんに移って馴致を始めたい気がしますので。
いろいろと妄想は尽きませんが、本馬については思い描いた通りに成長が進んでくれていますし、今のところ心配するところがないというのが一番です。こういう馬はきっと今後も順調に進んでくれる… 深くて賢そうな瞳を見ているとそんな気持ちになりますし、全体的に安心感があるタイプではないでしょうか(^^)
【パカパカファーム厚賀分場在厩のアスカビレン’20:公式HP(2021/9/3更新分)より】
モリナガファーム分場在厩のキョウエイカルラ’20は、さらに広大な放牧地に場所を移し、昼夜放牧による管理が続けられています。9/16の馬体重は426kgです。
◇森永代表のコメント 「東京ドーム約2つ分の放牧地に切り替えて放牧中。本馬好みの青草が生えているエリアを拠点として、日々元気に動き回っています。真ん中には一般の人が通行可能な歩道橋がかかっていますので、競馬場のパドックのように少し上から人に見られることにも慣れてくることでしょう。体つきは馬体重からも分かるとおり、順調に大きくなってきており、今はトモが高くなっている段階。どちらか言えば奥手のタイプですから、まだまだ成長してくれそうですよね。調教師の仰るとおり、馴致の着手を待って正解でした。リニューアル作業のために入っているブルドーザーの音や動きにも驚くことなく、平常心でのんびりと工事を見つめています。このあたりも競走馬としてプラスに働くのではないでしょうか」
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7/15の馬体重が402kgでしたから、約2ヶ月で20kg以上増えてくれました。ただし、本馬は(森永代表が仰る通り)まだトモ高が目立つ幼い体型をしていますので、本格的に身体ができてくるのはまだ先の話でしょう。これは願望込みですが、今が本格的な成長期の入り口だとすれば、あと2ヶ月で30kgぐらいの上積みがあってもおかしくないと思います。
そうですねぇ、矢作先生がシュウジデイファームへの移動を遅らせたのも、そういう見通しがあったからと考えられますし、元気に動き回りながら青草を食べ、自然に身体が増える今の流れを切りたくない気持ちはすごく良くわかります。最近は3歳8月までに最低限の結果を出す必要がありますが、できるだけ待ってあげたいのは確かです。
あとは、ブルドーザーなどの物音や、歩道橋を歩く方の目線などにも動じることが少ないというお話、これも、牧場の放牧地ならではの経験が、自然に気持ちの強さを形作ってくれている気がしてイイですね。もちろん、持って生まれた性格の部分が大きいのでしょうが、馬運車での移動や環境変化への対応など、いちいち心配が必要な馬は大変ですから(^^;)
ということで、馴致開始は馬優先、年内に済ませておけば充分という『昔風の感覚』と、できるだけ早い時期に鍛え始める『昨今の当たり前』の折り合いをどうつけていくのか、今後の矢作先生の采配に注目したいと思います。
【モリナガファーム分場在厩のキョウエイカルラ’20:公式HP(2021/9/3更新分)より】