◇小泉厩舎長のコメント 「22日朝はウッドチップ坂路で半マイル58秒程度。まだ若干ソエが残っていますので、ハロン14秒台を上限として、水冷やレーザー照射でケアしながら乗り固めるように進めさせてもらっています。整歯と日々の調教により、ここにきて大分フォームがまとまってきた様子。極端に若さが目立つこともなく、従順に対応してくれています」
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ソエと口向きの話がありましたので、すんなり次走目標が決まっていないキングエルメスですが、ソエについては水冷やレーザー照射、口向きに関しては整歯と日々の調教により、だいぶ先が見えてきたようにも感じます。もちろん、口向きなどは一朝一夕に改善しない部分がありますが、それは実戦の中で確認しないと分からないとも言えますからね。
ただし、現時点でまだ14秒の上限が付いていますので、さすがに10月前半の復帰はない雰囲気でしょうか。矢作先生も次走に向けてはいつも以上に慎重に進めるおつもりのようですし、だとすると、10/30阪神の萩ステークス(芝1800m)あたりが本線になるのかもしれません。
まあ、それもこれも今後のキングエルメスの状態次第ですから、まずは来週、再来週の近況に注目です。その頃になると、あっさり候補レースの名前が挙がるかもしれませんしね(^^)
【チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメス:公式HP(2021/9/22更新分)より】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン16~17秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今は首(前)に力が入ってハミが強い感じ。背腰(後ろ)がお疲れ気味で全体的に硬さがありますので、インディバでケアしながら、ほぐすようなイメージで乗り始めています。適度に体を動かすことにより疲労回復を促し、再びコンディションを上げていければと思っています」
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不本意なレースになってしまった前走の汚名を返上するためにも、秋2戦目となる次走ではバスラットレオン本来の実力を示してもらわなければいけません。今はまだ多少の疲れがあるようですが、乗りながらでも回復可能なレベルのようですし、是非とも富士ステークス(10/23東京)かスワンステークス(10/30阪神)に間に合って欲しいと思います。
ところで、マイルCS出走を前提とすると、富士SとスワンSのどちらに出るのがイイんでしょうね?
前走からの間隔、マイルCSまでの間隔、輸送の有り無し、1600mか1400mか、左回りか右回りか、そして、何と言ってもバスラットレオンの回復、仕上り具合を総合的に判断して… と言うのは簡単ですが、自分が調教師だったらと考えると、なかなか決断するのが難しい問題に思えてきます。
そうですねぇ、もしかしたら、東京マイルの富士S推奨派の方が多いかもしれませんが、個人的にはスワンSも相当に面白い気がするんですよね、あくまで今のところはですけれど(^^;)
【チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオン:公式HP(2021/9/22更新分)より】
ドゥオーモは、今週末の栗東トレセン帰厩に向けて、22日に坂東牧場を出発しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「まったく手がかからなかったという点ではこちらも調整が楽でしたし、馬自身も楽な感じで15-15の本数をコンスタントに積み重ねることができました。軽くひと息入れてから立ち上げて、ここまで順調に推移。フレッシュな状態で送り出せたと思います」
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いよいよドゥオーモが北海道を出発しました!
帰厩は今週末とのことなので、外厩で一、二泊とかはありそうですが、基本的にはトレセン直入りパターンを選択したことになりますね。復帰目標のカシオペアS(10/30阪神)までは一ヶ月以上ありますので、野中先生としても(残り少ないチャンスを意識して)手元で確認しながら万全の態勢を作りたい、ということなのかもしれません。
ドゥオーモにとって、これからの闘いは特別な意味を持つことになるかもしれません。レースの結果や内容はもちろん、そのプロセスを含めた全てにおいて、悔いのないチャレンジになって欲しいと思いますm(_ _)m
アスカビレン’20は初期馴致の開始に向けて、22日に浦河の吉澤ステーブルに移動しています。
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先週の近況で「ここにきて馬体重も450kgを超え、育成場に移動できる準備が整ってきました」と山田さんからコメントがあった通り、池江厩舎御用達の吉澤ステーブルへ無事にに移動をしてくれました。
20年産出資馬では、シュウジデイファーム組のレトロクラシック’20、ステラリード’20、ハイアーラヴ’20に続いて4頭目の移動となりますが、ツンデレ系姉御肌で頭の良いイメージがある馬ですし、おそらく次回近況時には、新しい環境にすぐに慣れたこと、問題なく馴致が終わったこと、そしてトレーニングが順調であることなどが報告されると思います(^^ゞ
そう言えば、広尾TC公式の『Online Racing Salon Vol. 18 Hiroo no Reiwa 桑田牧場、桑田社長と共に』の中で、桑田牧場の美智代社長がアスカビレン’20についてもコメントしてくれています。
●生まれたとき、幼少時代の印象は? 「アスカビレン’20はつんと澄ましていて『わたしは他の仔たちとは違うのよ』的な雰囲気を出していました」
●牧場時代の呼び名は? 「何故だかアーちゃんでした」
今回のOnline Racing Salonは、生産馬ドグマの見事な新馬勝ちをキッカケとして、タレントゥーサ、ウインアルエット'20、アスカビレン’20といった、今後デビューしていく桑田牧場産馬を応援する意味合いだと思います。米山代表とのやり取りを見ていると、リナーシェ、ヴィジャーヤから始まった桑田牧場さんとの関係が今後も継続していきそうな雰囲気ですし、未見の方はチェックしてみてはどうでしょう。
ということで、アスカビレン’20も競走馬としてデビューするためのスタートラインに立ちましたので、いよいよ雰囲気だけでは褒めてもらえない、厳しい争いが始まることになります。特に池江厩舎の場合は『ちょっと良い』ぐらいでは全然目立つことができませんから、心してトレーニングに取り組んで欲しいと思いますm(_ _)m