シュウジデイファーム在厩のアシタカは、先週より騎乗を再開しています。
◇石川代表のコメント 「現在はウォーキングマシン運動に加えて、場内にてハッキングを2000m程度。乗り出してから飛節の腫れが僅かに大きくなったようにも感じましたので、念のためエコーで覗いてみましたが、内部に問題は認められませんでした。その後も特別な治療などは必要としておらず小康状態をキープ。引き続き、様子を見ながらピッチを上げていく予定になっています」
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「乗り出してから飛節の腫れが僅かに大きくなった」と聞くと心配になりますが、あまり休ませているわけにもいかないということで、慎重に様子を見ながらペースを上げていくことになりそうです。エコーで内部に問題がなかったのが救いとは言え、患部が完全に落ち着くまでは、不安を抱えた状態が続いてしまいますね。
本馬の場合、走る能力についての不安はありませんので、とにかく今は我慢する時。。できるだけ長く活躍してもらうためにも、3歳春はスッパリ諦めるぐらいの覚悟をした方が良いのかもしれません。
いや、まだそんな事を考えるのはさすがに早いですね(^^;) 現状がいつまで続くかは分かりませんが、次回、次々回の近況あたりで不安が解消されることを祈りたいと思いますm(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩のアシタカ:公式HP(2021/8/30更新分)より】
吉澤ステーブルWEST在厩のアンジアンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を乗り込まれています。
◇奥場長のコメント 「坂路を2本乗りにして1本目はハロン20秒ペース、2本目は17秒ペースで。まだ幼い体つきをしていますが、進めていく中でも飼葉喰いに問題はありません。月末にかけて15-15を取り入れていき、まずは筋力強化を図りつつ、成長を促してあげたいと考えます。幼さが抜けてくれば、仕上がり自体は早そうなタイプですね」
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9/4に吉澤ステーブルWESTに移動をしたあとも、どうやら順調な調整が続いているようです。
三嶋牧場・西舎共同育成場では14-13程度までやっていましたので、月末にかけての15-15も問題なくこなせそう。。となると、ついつい先を急ぎたくなりますが、全体的に「まだ成長途上で幼い」との見解は変わらず、当面はトレセン入りを急ぐことなく、筋力強化と成長促進を中心に進めていく方針となったようです。
まあ、もともと三嶋牧場さんも藤原先生も、「本馬の系統は時間をかけてあげた方が良い」との評価でしたし、こちらもそのつもりでいましたので、個人的には年内入厩、年明けデビューぐらいでもOKかなと。。何と言いますか、デビュー戦で変な躓き方をするよりは、しっかり鍛えて納得いく状態で使ってもらった方がありがたいですからね(^^ゞ (藤原厩舎のことなので、おかしな見切り発車の心配はしていないですが…)
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩時のサティアナ'19:公式HP(2021/8/30更新分)より】
坂東牧場在厩のハキは、現在は、おもに周回コースでのハッキングキャンター2400mを消化しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「先週はあえてトレッドミル調整だけの日を設けるなどして、乗ったり一呼吸入れたりしながらの繰り返しで前進を図っているところ。騎乗開始からここまで歩様を乱すことなくやれており、今はハロン23秒程度を上限としたメニューで様子を窺っています。急に体を減らすようなこともなく、いい意味で馬体に少しずつ締まりが出てきました」
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前回近況(2週間前)からハッキングキャンターの距離が400m延びています。その間にも、あえてトレッドミルだけの調整日を挟むなど、引き続き慎重に進められているようですが、今のハキにとって一番怖いのは後戻りですから、あとしばらくは同様の対応が続くことになりそうです。
ただ、そんな中でも「いい意味で馬体に締まりが出てきた」のは良い傾向だと思います。様子を窺うための運動とは言え、少しずつでも動ける身体になってきたのは、今後のペースアップにおいて必ずプラスになりますからね。
その意味では、緩めのペースをじっくり乗り込むのはとても大事なステップなのだと思いますし、今はペースを気にするよりも、毎日休まず乗ることを目標に着実に前進していきたいところです(^^)
【坂東牧場在厩のハキ:公式HP(2021/8/30更新分)より】