チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。おもにウッドチップ坂路で週1~2回15-15程度を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「この中間より、半マイル58秒程度を取り入れながら。トレセンではどうしても仕上げの部分を求められますので、口向きに関しては、こちらにいる間に日々まっすぐ走らせるよう仕向けていくことで、少しでも操作性を高めていければと思っています。引き続きソエのケアを行いつつ、慎重に進めていきます」
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ソエは一過性のものですが、口向きの課題は長びくことも多いですから、日々の乗り込みの中で少しずつ改善していって欲しいです。新馬勝ちがあまりにも鮮やかだったので、そういった課題が隠れていた感じもしますので、クローバー賞の敗戦後、ひと息入れて現状を見直すチャンスができたのは、本馬の将来にとって良かったのではないでしょうか。
その上で、すでに半マイル58秒程度まで来ていますので、どうやら10月復帰の線が濃厚になってきたように思います。10月後半だとすると、紫菊賞(10/16阪神・1勝C)、もみじS(10/17阪神・OP)、アイビーS(10/23東京・OP)、萩S(10/30阪神・L)と候補レースはたくさんありますので(1800と1400しかないのが微妙ですが)、今後の状態次第で決めていけば良いでしょう。
勝手な希望を言えば、次走で本来の姿を取り戻し、年末の大舞台で腕試し!といきたいところですが、それを口にするのは(もう言っちゃってますけれど(^^ゞ)まだ早いかもしれません。まずは目の前の課題に取り組みつつ、一歩ずつ着実に前進する姿勢を大切に…。でも、やはり、次はデビュー戦のような素晴らしいレースが見たいなぁ…ですm(_ _)m
【2021/8/22札幌9R クローバー賞(OP/芝1500m)でのキングエルメス:公式HPより】
カナロアガールは、16日に美浦トレセンへ帰厩。第5回新潟開催(10/9~31)を中心視して調整を進めていく予定になっています。
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今週末に帰厩と予告のあったカナロアガールが16日に戻ってきました。
予定通りのトレセン入りは、それはそれでありがたいことなのですが、次走は東京開催ではなく新潟開催を中心視とのこと。。ご承知の通り、同じ左回りでも、府中では12戦して[1勝・2着5回・3着2回]と好走が多いのに対して、新潟では4戦して[4着2回・二桁着順2回]と今ひとつの戦績だけに、次走の選択が少々不安です。
まあ、素人が外からアレコレ想像するのも限界がありますし、田村先生なりに新潟を中心視する理由はあると思いますので、来週以降の近況などでフォローして頂けると助かりますm(_ _)m
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、今週からトレッドミルでの調整に移行しています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「笹針明けを考慮して、トレッドミルでの運動を挟んだ上で騎乗につなげていくことになりました。現在は体をほぐすようにダクを長めにこなしているところ。来週もしくは再来週から乗り出していきましょう。トレッドミル入りに際しては大人しく、運動後も『まだ駆け足りないよ』といった様子。馬自身はリフレッシュできており、とても元気にしています」
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慎重第一ということで、ウォーキングマシンと騎乗運動の間にトレッドミルを挟んで調整されているとのこと。トレッドミルでのダクのあと、『まだ駆け足りない』といった様子を見せるほど元気なのは何よりで、ようやく気持ちがシャンシャンし始めたようですね!(『シャンシャン』は小泉厩舎長のパクリです。失礼しましたm(_ _)m)
笹針はさて置いたとしても、これで七夕賞からたっぷり二ヶ月休みましたので、さすがに今度こそ疲れが抜けていて欲しいです。七夕賞後はいろいろ言われたものの、身体が急激に衰えていることはない気がしますので、気持ちの面さえリフレッシュされていれば、再び最後まで頑張って前に出ようとするクレッシェンドラヴらしいレースが見られるのではと。
テンコーさんでの調整については何の不安もありませんが、来週以降からの騎乗運動についても、気分を損ねることなくシャンシャン、シャンシャンと進めて頂ければと思います!(再びパクりましたm(_ _)m)
坂東牧場在厩のドゥオーモは、先週同様、周回コースでハロン17~25秒ペースのキャンター3500mを消化。週3回、日に坂路2本の調教を織り交ぜて乗り込まれています。9月上旬の馬体重は497kgです。
◇荒木マネージャーのコメント 「週2回の15-15をソツなくこなしてくれており、良くも悪くも今はどっしりと落ち着いている様子です。昔のようなギャンギャンしたところがないのがこの先どう出るかですが、8歳にしてはレース数を使い込んでいる訳でもないですし、馬が気持ちの面でへこんでいる感じでもないですからね。ここはベテランの風格として捉えています」
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カシオペアS(10/31阪神)まであと一ヶ月半。週2回の15-15が始まっていて馬体は497kg、これから輸送があって追い切りをこなしていくと、ちょうど良い仕上がりになってくれそうです。
慣れたものと言ってしまえばそうですが、ベテランらしくどっしり落ち着いているというのも心強いです。荒木さんは「ギャンギャンしたところがないのがどう出るか」と仰っていますが、まあ、今のところはプラスに捉えておけばよいでしょう。(シャンシャンとかピョンピョンとかギャンギャンとか、最近、流行っているんですかね(^^;))
移動するのがいつになるかについては、トレセンに直入りするのか、グリーンウッドでワンクッションを挟むのかで違ってきそうです。何となく、来週か再来週にグリーンウッドへ、という流れが有力な気がしますが、いずれにしても、来月には元気一杯のドゥオーモが見られることを期待します!