チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、引き続き、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「22日はフェルトダート坂路で半マイル55.8-13.2をマーク。休養前と比べても遜色ない動きだったと思いますし、だいぶ雰囲気が良くなっています。調教師によれば、『今週末もしくは来週には栗東トレセンへ』とのこと。復帰目標として、10月17日東京11R オクトーバーS(L・芝2000m)が目標に挙がっているようです」
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復帰目標として10/17東京のオクトーバーSが候補に挙がっているとのことですが、今週末か来週にトレセンに帰厩するのですから、スケジュール的にもオクトーバーSで確定的と考えて良さそうです。
チャンピオンヒルズのフェルトダートはウッドチップより負荷が大きく時計も出にくいようなので、55.8-13.2秒が出ているのであれば、外厩でやれるところまではキッチリやり切ったということでしょう。小泉厩舎長のコメントにもそういう自信が滲み出ていますし、今回更新の写真を見ても、一ヶ月前とは張りツヤが全然違いますからね。(パンパンとかパツンパツンとかブリンブリンとか、威勢の良い擬音が聞けなかったのは残念です(^^ゞ)
もちろん、長期休養明けの不安はありますが、パンサラッサなら、何とかかんとか格好をつけてくれるのではと思います。。のその前に、除外の壁を乗り越えなきゃいけないんですけれど(^^;)
【チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサ:公式HP(2021/9/22更新分)より】
テンコートレーニングセンター在厩。今週より、騎乗調教を開始しています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「馬は相変わらず元気にしてくれていますが、笹針明けでまだ馬が緩い状態にありますので、しっかりと段階を踏みながら進めていきたいところ。22日は周回コースで軽いキャンター2000mを消化しました。これをステップとして、体を馴染ませるように少しずつペースを上げていく予定になっています」
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先週のトレッドミル運動から、今週は軽いキャンター2000mまで進んでくれました。
今はまだゆっくり慎重に…といった段階ですが、いずれ復権をかけて勝負をしなければいけませんので、少しずつでも着実に前進し、気力体力を以前と同じレベルに高めて欲しいと思います。
その上で、いつ頃どのレースで勝負をかけていくのか…。それを考え出すと悶々としてしまいますので、今はとにかく、早く元気になってくれることだけを願っておこうと思います(^^ゞ
募集開始当初から『これは良い馬だな』と思っているのに、意外に売れ行きが伴っていない馬がいます。いや、いきなりこういう事を書くのもアレですが、父ドゥラメンテが先日亡くなったこともありますので、ジアナズドリーム’20はもう少し売れてきてもおかしくないのでは?と感じています。
ジアナズドリーム’20
◇牝1歳 黒鹿毛 2020.01.06生 浦河産(三嶋牧場)
◇父:ドゥラメンテ 母:ジアナズドリーム (母の父:Twirling Candy)
◇栗東・四位洋文厩舎
◇募集総額 3,800万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:凛とした美しい佇まいは良質馬のみが醸し出す特有の雰囲気に包まれており、漆黒に光り輝く毛づやの良さは体質や内臓面の強さを表現。スピードを求め過ぎる配合により気性とのバランスが相反されやすい昨今、人に対しては寛容で、初めての物事にも難なく対応してくれるなど、精神面についても不安材料は見て取れない。放牧地においてたちまち走り抜ける姿は圧巻の一言。やはり芝でこそ本領を発揮してくれそうなタイプと見ており、世代の主役に名乗りを上げるパフォーマンスを期待したい。
◇最新近況(9/17更新):三嶋牧場・富川分場在厩。引き続き、10頭前後で昼夜放牧を継続しています。
「9月に入って気候が涼しくなってきたこともあり、馬体重が460kgまで増えてきました。飼葉喰いのいい馬ですし、さらにパワーアップしてきそうな感じの本馬。普段からとても素軽く、元気に飛び跳ねている姿を度々見かけます。それでいて落ち着きがありますし、馴致に向けての下準備も問題なくこなしてくれています。早ければ来週中にも育成場へ移動することになりそうです」(日高担当)
【三嶋牧場・富川分場在厩のジアナズドリーム’20:公式HP(2021/8/30更新分)より】
ジアナズドリーム’20は現在も『募集中』表記から動いておらず、20年産の中ではゴッドフロアー’20とともに『最も売れていない馬』になります。ゴッドフロアー’20については、半兄ゴッドシエルが成績を出せなかったことが大きいと思いますが、ジアナズドリーム’20については、そういう事情があるわけではありません。
あえて言うなら、ドゥラメンテ牝馬には気性難イメージが(マーテルのお陰もあって(^^;))あること、あとは牝馬で3800万円というやや強気の価格設定が『当面は様子見』という会員さんを増やしてしまったから…といったところでしょうか。。実際、募集のPoint!でも、「精神面についても不安材料は見て取れない」ことがかなり強調されていますから、クラブ側も、気性難イメージの払拭が重要との認識を持っていたのではないかと思います。
売れていない理由を探すのが目的ではないので、それについてはこの辺にしまして…
改めて動画や写真を見ると、やはり、とても良い馬だと思うんですよね。。牝馬にしては馬格があり、(1月初めの生まれだけあって)このところの成長も目覚ましく、一ヶ月ほどの間に脚長でスラッとしたイメージからパワーもありそうな印象に変わってきました。これでもう少し胴に伸びが出てくればさらに良くなりそうですし、個人的には、リナーシェでお世話になった四位先生が、この馬をどう育てていくのかにも興味があります。
こうやって書いていると、何だかすぐにでも出資したくなってしまいますが、少なくとも追加募集馬がわかるまでは我慢をするとして、先日取り上げた(同じ三嶋牧場産の)ミンティエアー’20とこの馬のどちらかを選ぶ、という作戦はアリじゃないかと思えてきました。(両方に行って三嶋牧場セット完成をめざすのも面白い?(^^ゞ)
いずれにしても、こういう様子見し甲斐がある馬が残ってくれているのはラッキーかもしれません。まだ具体的な検討に入ったわけではないですが、(追加募集馬の顔触れ次第で)ミンティエアー’20、エンパイアブルー’20に本馬を含めた3頭の中から次の出資馬を選ぶ、という可能性が高まってきた気がしています。