ZBAT!競馬『【ローズS】ラスト1冠奪取へ!アンドヴァラナウトが力強く末脚伸ばし重賞初V』
第39回ローズステークス(3歳牝馬、G2、芝2000m)は、福永祐一騎手騎乗の4番人気アンドヴァラナウト(栗東・池添学厩舎)が上々のスタートを切ると中団の外めを追走。勝負どころから徐々に位置を上げて先行勢を射程圏にとらえると、直線では鞍上の追い出しに応えるようにグングンと力強く末脚を伸ばし先頭でゴール。桜花賞馬ソダシ、オークス馬ユーバーレーベン不在の秋華賞トライアルを制し、ラスト1冠奪取に向けて大きな勝利を手にした。タイムは2分00秒0(良)。
1馬身1/4差の2着には逃げたエイシンヒテン(12番人気)、さらに半馬身遅れた3着に中団追走から直線追い込んだアールドヴィーヴル(1番人気)が入線。上位3頭は、秋華賞(10月17日阪神、G1、芝2000m)の優先出走権を獲得した。
ローズSを勝ったアンドヴァラナウトは、父キングカメハメハ、母グルヴェイグ、母の父ディープインパクトという血統。通算成績は6戦3勝。重賞は初制覇。ローズSは管理する池添学調教師は初勝利、騎乗した福永祐一騎手は2勝目。
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8/1新潟の1勝C・出雲崎特別を勝った夏の上り馬、アンドヴァラナウトがG2ローズSを勝ち、秋華賞でのソダシへの挑戦権を獲得しました。前走の勝ち方が鮮やかだったため、1勝Cを勝ったばかりの立場で単勝5倍台(4番人気)に推されていましたが、今日の勝ち方も堂々とした横綱相撲でしたから、本番でもかなりの人気を集めることになりそうです。
アンドヴァラナウトは2歳11月にデビュー、新馬未勝利と連続2着で2歳戦を終え、初勝利をあげたのは3歳4月の未勝利戦。6月の1勝Cで再び2着となったあとに、鮮やか過ぎる2連勝でのG2制覇ですから、まさに上り馬を絵にかいたような戦績です。デビュー以来の6戦全てに福永騎手が乗っていること、まだ底を見せていない晩成馬の覚醒、本格的な血統背景などを考えると、(サトノレイナスが骨折離脱した今)打倒ソダシの一番手はこの馬と言っても良さそうです。
話は全然変わってしまいますが、うちのサティアナ’20も晩成傾向が強いですし、同じキンカメ産駒として、アンドヴァラナウトさんと同じような上り馬パターンをたどってくれても良いんですけどねぇ(^^ゞ
**2021/9/19阪神11R ローズステークス(3歳牝/G2/芝2000m)・良**
◇石川代表のコメント 「普段から落ち着いている馬ですし、人に対しても従順です。何ら問題なく初期馴致をこなしてくれたように、優等生タイプと言ってもよいでしょう。ダート一辺倒といった体の詰まりや硬さがないのもドレフォン産駒の特徴と言えそうで、本馬のように大人しい馬がいる分、距離などの融通も利くのでしょう。まずは場内の馬場でじっくりと基礎を学ばせてから、BTC(軽種馬育成調教センター)入りにつなげていきたいと考えます」
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6月末の419kgから437kgとまずまずの成長。普段から落ち着いていて人に従順、初期馴致の過程においても何ら問題なく、石川代表から早くも「優等生」の称号がもらえたのは嬉しい限りです。同じ世代にステラ仔、ハイアーラヴ仔を抱えていると、こういうコメントに接するだけですごくホッとしてしまいます(^^)
石川代表は、(あくまで現時点の感想として)本馬の身体つきや柔らかさから「ダート一辺倒ではない」、さらに落ち着いた気性から「距離の融通が利きそう」とコメントしてくれています。これらは私が出資時に期待した通りの展開なので、(だいぶ気が早い&勝負はこれからながら)今のところ思い切って出資を決めて正解だったと感じています。
ジオグリフが早くも重賞を勝ち、一気にハードルが上がってしまったものの、実は私、本馬には密かにドレフォン代表産駒の座を狙って欲しいと考えていました。そして、その夢は(ハードルが上がった)今でも諦めていませんので、まずは基礎をしっかり身につけたうえで、高いレベルの目標に相応しいトレーニングをこなしていって欲しいです。
まあ、楽しい妄想はいくら多めにやってもタダですし、それがあるからこその早期出資とも言えますからね(^^ゞ

【シュウジデイファーム在厩のレトロクラシック’20:公式HP(2021/8/30更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のハイアーラヴ’20は、ひと通りの初期馴致を終えて、現在は場内でおもにダク2000m、ハッキング1000mを消化しています。8月下旬の馬体重は434kgです。
◇石川代表のコメント 「馴致の段階で悪さをするようなことはなく、騎乗開始後も我慢が利いている状況ですが、普段からややテンションが高めであることを踏まえますと油断は禁物。後々のことまで考えて、引き続き丁寧に進めていきたいです。上背がある割にはスラッとシャープな体つき。まずは場内の馬場でじっくりと基礎を学ばせてから、BTC(軽種馬育成調教センター)入りにつなげていきたいと考えます」
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6月末の418kgから434kgまで増えてくれましたが、体高や管囲の数字を持ち出すまでもなく、全体的にまだまだ増えて良いシルエットをしていますからね。石川代表も「上背がある割にはスラッとシャープな体つき」と仰っていますし、馬体に実が入る成長期はこれからやってくると考えて良いでしょう。
ということで、本馬についての心配事は何と言っても気性面。。初期馴致を問題なくクリアしてくれたのは嬉しいですが、すでに石川代表から「普段からややテンションが高めで油断は禁物」とのアラームが出ていますので、この先もドキドキしながら成長を見守ることになりそうです。(イチかバチかの覚悟をしての出資とは言え、やはり心配(^^;))
まあ、走る能力については全く心配していませんし、顔つきを見ると全然クセ馬っぽく見えないのですが、それがハイアーラヴ仔だと言われるとその通りなので…。その意味では、どんなに育成が順調でも(あるいは逆のパターンでも)、実際に競馬を走らせてみないと分からない…と改めて肝に銘じておこうと思います(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のハイアーラヴ’20:公式HP(2021/8/30更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のステラリード’20は、ひと通りの初期馴致を終えて、現在は場内でおもにダク2000m、ハッキング1000mを消化しています。8月下旬の馬体重は445kgです。
◇石川代表のコメント 「みんな元気を余すような血筋ですから、それを念頭に進めて行きますが、これまで特に悪さをするようなことはなく、騎乗開始後もちゃんと我慢が利いている状況です。馬体は大きすぎず小さすぎずの適度なサイズですし、シルエットなどは全兄カイザーノヴァに通じる部分もありますね。まずは場内の馬場でじっくりと基礎を学ばせてから、BTC(軽種馬育成調教センター)入りにつなげていきたいと考えます」
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6/30の419kgから二ヶ月足らずで445kgに成長、初期馴致も問題なくこなしてくれたようで良かったです。ステラ仔を見るのはカイザーノヴァ、キングエルメスに続いて3世代連続となる石川代表にとって、「テンション高めで元気を余すような血筋」は気になるところでしょうが、生産者の木村さんからは、3兄弟の中では本馬が一番バランスが良く、頭が良くて無駄な悪さをしないタイプとの評価をもらっていましたからね。
とは言え、カイザーノヴァより優等生に近かったキングエルメスでさえ、デビュー2戦目で気難しいところを見せましたし、本馬も今後の調教の中で「元気を余す血筋」が嬉しくない方向に目覚めるリスクはあるでしょう。そんな心配はしなくて済むのが一番ながら、ある意味この系統の個性みたいなものなので、こちらもある程度の覚悟はしておいた方が良さそうです。
あとは、最近、口向きなどの基本的なところで苦労をする馬が多いので、やはり基礎は重要なのだと(今さらながら)感じています。もちろん、シュウジデイさんにとっては百も承知の話でしょうが、気性面のケアと基礎の修得については(特にステラ仔の場合)意識し過ぎということはないので、くれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’20:公式HP(2021/8/30更新分)より】