『全容公開前から気になる馬』については、昨日取り上げたジェムジェム’20だけにしておく手もあったのですが、個人的に『ひょっとしたらひょっとするんじゃないか…』と感じている馬がいますので、追加でメモっておこうと思います。
なお、引き続きクラブからの公開情報以外は私が勝手に調べたことなので、全くの間違い、見当違いが含まれているかもしれません。その場合は全容公開後に訂正しますので、あらかじめそのつもりでお願い致しますm(_ _)m
ステラエージェント’21
◇牡当歳 2020.02.26生 浦河産?(三嶋牧場?)
◇父:Gun Runner 母:ステラエージェント (母の父:More Than Ready)
◇ステラエージェント’21 5代血統表
ステラエージェント’21、この馬はどうなんでしょうね。。と、そんなことを聞かれてもまだ全然わからないわけですが、字面だけで言えば、何となくジェムジェム’20以上に面白い気もしています。
まず、何と言っても父Gun Runnerの勢いがスゴイです。Gun Runner自身は米国を中心に19戦12勝、ペガサスWC、BCクラシウックなどG1・6勝、2017年のドバイWCで2着になるなど大活躍をしていました。2018年の供用開始時に7万ドルだった種付料は2021年に一旦5万ドルになっていますが、その後、初年度産駒がデビューするとアッという間に重賞、G1を勝ちまくり、どうやら来年の種付料は10万ドル超えが確実な情勢のようです。
日本でも、数少ない産駒からグランアプロウソが6/20札幌の新馬戦(芝1200m)を先行抜け出しで勝っていますし、種牡馬として(ジェムジェム’20の父)American Pharoah並み(以上?)のポテンシャルがあっても不思議ではありません。ちなみに、グランアプロウソの母フィドゥーシアはMedaglia d'Oro×ビリーヴ(なんか懐かしい(^^))ですから、ステラエージェントとは血統構成要素がとても似通っていて、おそらくそのあたりもセールスポイントに入ってくるでしょう。
ジェムジェム’20と違ってこちらは持ち込みの牡馬なので、輸入諸経費だ何だの心配はいりませんし、デビュー後もレース選びなどのハードルがだいぶ違ってくるはずです。あとは、本当に三嶋牧場さんで生まれたのか?とか、そうだとしたらミンティエアー’20つながりで須貝先生なのかな?とか、そういうことが気になるわけですが、それは全容公開後のお楽しみですね(^^ゞ
いやぁ、こうやって記事を書いていると、知らず知らずのうちにこの馬が欲しくなっちゃいますね…。この先、広尾TCでGun Runner産駒、しかも牡馬に出資するチャンスに巡りあえるかどうかと考えるとさらに…。
個人的に当歳募集は少し微妙ではありますが、20年産馬への出資がそろそろ飽和状態と考えると、むしろその方がありがたいかもしれず、もしかしたら、全容公開が最も楽しみな馬はステラエージェント’21かもしれませんm(_ _)m
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、右前の内側に骨瘤があることから、大事を取ってペースアップを休止。いったん予定を白紙に戻し、週内にも放牧に出ることとなりました。
◇林調教師のコメント 「帰厩時から今までになかった小さい骨瘤がありました。おそらくは牧場での最終調教を受けて、運悪く出てきたものと推察されます。土曜・日曜と坂路で普通のところを乗ってみた限りでは特に気にしていなかったものの、獣医師の触診の際に反応を示し、『これから痛くなってきそう』との見解。骨に異常はなく、無理をすれば進められなくもないのかもしれませんが、坂路中心の調教を余儀なくされますし、何より怪我のリスクが高まりますからね。予定通りの追い切りができなくなり、(福島記念に)万全の状態では臨めなくなりそうな状況ですので、ここは一旦ペースを落とし、仕切り直しを図りたいと考えます。今休ませてあげれば、そう時間はかからないはずです」
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あらら、今年のクレッシェンドラヴは何となくツキがない感じで…(^^;)
今のところ『小さな骨瘤』とのことですが、これからどうなるかわかりませんし、リスクを負ってまで一度勝った重賞に(重ハンデ覚悟で)出る必要もないですから、予定をキャンセルして立て直すのは妥当な判断でしょう。
まあ、こういう流れの時に無理をしても、大体ロクなことにならないですからね。出走予定だった福島記念については若いパンサラッサに任せておけばOKですし、しっかり休んで万全の状態で戻ってきて欲しいと思いますm(_ _)m
しかし、重賞2頭出しによるサンドイッチ作戦というのは、イザとなるとなかなか実現しないものです。。
いや、別にそれを狙っているわけではないものの、こうなると是が非でも一度は見てみたいと言いますか…。余計なことは考えない方が良いかもしれませんが、カシオペアS(10/31阪神)出走予定のドゥオーモには、(あくまで馬優先で状況が許せば)中1週での福島記念出走を積極的に狙って欲しい気がしてきました(^^ゞ
話がそれてしまいましたが、このあと一ヶ月程度は楽をさせる(治療に専念)でしょうから、クレッシェンドラヴの今年中の出走はなくなったと考えて良いでしょう。一ヶ月程度の治療で完治のメドがつけば、年明けほどなくの復帰も視野に入ってきますので、できるだけ早い処置と回復を祈りたいと思います。