栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、14日、藤岡佑介騎手を背に坂路で追い切られています。
- 21.10.13 藤岡佑 栗東坂良 1回 52.5-37.9-24.6-12.3 一杯に追う
パンサラッサ(古OP)一杯に0.6秒先行0.4秒先着
- 21.10.08 助 手 栗東坂良 1回 55.1-39.3-25.5-12.8 馬ナリ余力
- 21.09.08 藤岡佑 栗東坂良 1回 50.2-36.7-24.0-12.3 一杯に追う
ミッキーブリランテ(古馬OP)強めを1.0秒追走0.6秒先着
◇矢作調教師のコメント 「坂路でパンサラッサと併せ馬。帰厩後も元気にしてくれていますし、時計、終いの動きともに問題はなく順調にきています。藤岡佑介騎手によれば、『休み明けを一度使って良くなっている』とのこと。予定通り、10月23日東京11R 富士ステークス(G2・芝1600m)に向けて進めていきましょう。いま距離を短くするのもどうかと思いますので、引き続きマイルのレースをめざします」
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先週トレセンに戻って今週が一週前追い切り。今週出走予定の先輩パンサラッサと併せて『0.6秒先行0.4秒先着』というまずまずの内容でした。藤岡佑騎手からは「休み明けを一度使って良くなっている」とのコメントが出ていますし、きっと前走時より良い状態でレースに向かってくれることでしょう。
ちなみに相手関係だけで言えば、富士SよりスワンSの方が軽そうなのですが、やはり、矢作先生としてはマイルで上をめざしたい、めざせる馬との期待が強いのだと思います。先々の話は別にして、現時点ではすごく気持ちは分かりますし、実際、この春にはマイル重賞のNZTで強さを見せたバスラットレオンですからね。
次こそはゲートで躓くことなく、良いスタートを切って気分良く走って欲しい。。藤岡佑騎手も心中期するものがあるでしょうし、強い相手に小細工なしのガチンコ勝負を挑んで欲しいと思います!
【2021/9/12中山11R 京成杯AH(G3/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、14日より坂路入りを再開しています。
◇矢作調教師のコメント 「レース後も特に大きな疲れや反動は見受けられず、テンションの高さもいつもと同じ程度。13日までは引き運動にとどめて様子を見、14日から続戦を意識して乗り出しました。次走は中2週で10月30日阪神8R 2勝クラス(芝1400m)を意識。鞍上は坂井瑠星騎手を予定しています」
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前走はらしくない競馬で7着に負けてしまいましたが、冷静に考えると、久々で仕上がり途上だったことが大きかったのだと思います。おそらく中2週での続戦は当初から視野に入れていた気がしますし、坂井瑠星騎手に手を戻すことも含めて、次こそは勝負に行くレース、勝ちを獲りに行く一戦になるのでしょう。
ちなみに、あまり考えたくはないですが、次も抑えがきかない系のレースをしてしまうと、結果的に2勝Cで苦労することになるかもしれず、例え勝負のアヤで負けるとしても、しっかり末脚を伸ばす本来のレースはして欲しいです。
そうですねぇ、距離が1400mに短縮されることも含めて、何となく今後のカイザーノヴァに様々な影響がありそうな気もしますので、(後輩のお手本になるという以上に)坂井騎手にはレベルの高いエスコートを期待をしたいと思います!(乗り難しい馬なので、いろいろ大変だとは思いますけれど(^^;)m(_ _)m)
美浦トレセン在厩のカナロアガールは、13日までは運動のみ、14日朝より角馬場入りしています。
◇田村調教師のコメント 「14日はまだダクからハッキングキャンター程度ですが、ひとまずレース後もダメージはなさそうです。理想は中2週ぐらいでの続戦。優先権がなくても出走できそうな状況にあるのか、週毎の想定を見ながら次走へのアプローチを検討していければと思います。週末から普通キャンターに移行していきましょう」
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ひとまずレースのダメージがなさそうなのは良かったです。
前走は久々の競馬、回復分を含めてとは言えプラス30kgでのレースでしたし、内容的にも何となくチグハグな印象を受けましたので、ここは何としても続戦して前進を図りたいところですから。。しばらくは3場開催が続きますので、「優先権がなくても出走できそうな状況」であることを祈りたいと思います。
田村先生も「理想は中2週ぐらいでの続戦」と仰っていますので、一応、今月末に休み明け2戦目がある前提で…。もしも出走希望馬多数で除外確実とかだったら、不可抗力とは言え、ちょっと泣けてくるかもしれません(^^ゞ
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、14日、CWで長めから追い切られています。
- 21.10.14 助 手 栗CW良 6F 85.3-69.5-54.8-40.8-12.8(3) 末強め余力
- 21.10.10 助 手 栗東坂良 1回 57.6-41.8-27.0-13.1 馬ナリ余力
- 21.10.06 助 手 栗東坂良 1回 55.6-40.5-26.5-13.4 馬ナリ余力
◇野中調教師のコメント 「さすがに8歳の秋ですから、どこかに加齢を感じさせるのは仕方のないところ。ただ、若い頃と比べて、格段に落ち着きが出て従順になっており、気性面で手を焼かせることがない分、調教はしやすくなりました。状態に大きな波もなく引き続き順調にきていますので、このまま10月31日阪神11R カシオペアS(L・芝1800m)に向けて進めていきましょう」
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先月末の帰厩から坂路を4本、そして二週前追い切りはCWということになりました。
野中先生によれば、「状態に大きな波もなく引き続き順調」とのことなので、85.3-69.5-54.8-40.8-12.8秒という時計は別にして、「どこかに加齢を感じさせるものの、従順になった分、調教はしやすくなった」という表現も含めて、感触は悪くないのだと思います。レースまでにはあとタップリ2週間ありますので、さらにしっかり乗り込んで調子を上げ、休み明けなりにベストの状態でカシオペアSに向かいたいところです。
阪神1800mはデビュー戦(2016年3月)で勝利をし、超長期休養などを挟んだ3年後(2019年6月)の1勝クラスで2着になった好相性のコース。阪神コースがそれ以来というのは少し意外ではありますが、もしも、ドゥオーモさんが若い頃の気持ちを思い出すようなら、ちょっと面白いレースになっても良い気がします(^^ゞ