ZBAT!競馬『【スプリンターズS】新スプリント王誕生!ピクシーナイトが14年ぶり3歳馬V』
第55回スプリンターズステークス(3歳以上、G1、芝1200m)は、福永祐一騎手騎乗の3番人気ピクシーナイト(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)が3番手のイン追走から直線で力強く抜け出し先頭でゴール。昨年の覇者グランアレグリア不在(天皇賞・秋へ)も好メンバーが揃った秋のスプリント王決定戦を制し、2007年アストンマーチャン以来、14年ぶりの3歳馬Vを果たした。タイムは1分7秒1(良)。
2着はレシステンシア(2番人気)、3着にはシヴァージ(10番人気)が入った。なお、父子二代での春秋スプリントG1制覇を狙ったダノンスマッシュは6着に敗れた。
スプリンターズSを勝ったピクシーナイトは、父モーリス、母ピクシーホロウ、母の父キングヘイローという血統。通算成績は8戦3勝。重賞は今年のシンザン記念(G3)に次いで2勝目。スプリンターズSは管理する音無秀孝調教師、騎乗した福永祐一騎手ともに初勝利。
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勝ったピクシーナイトは好枠からスッと先行して3番手のインをキープ、3~4角の手応えも抜群で、直線でも一頭分の進路が早めに開いてくれたため、あとは抜け出すだけの競馬になりました。
傍から見ていると枠や展開が向いたようにも見えますが、これだけ完璧なレースができるのは馬に力があってこそ。春先のレースでバスラットレオンと一緒に走っていた頃は、折り合い面などに課題がある馬でしたから、1200m路線に舵を切った陣営の判断が正しかったということでしょう。
しかし、自分の出資馬と対戦歴がある馬がG1を勝ってくれると、何だか嬉しい気持ちになりますね。今年はグランアレグリアがいませんでしたが、今日のレースを見る限り、今後の短距離路線はピクシーナイト中心に回っていく可能性を感じますし、是非頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
2着レシステンシアも頑張りましたが、セントウルSとは枠の内外が逆でしたからね。それでもピクシーナイトとは0.3秒差でしたし、条件や展開次第で逆転の目も充分にある実力は見せてくれたと思います。
少し残念だったのは1番人気で6着に終わったダノンスマッシュ。。5~6番手から競馬を進めたものの、上りで目覚ましい脚を使えず、結局、前の馬に離される形でのゴールでした。そうですねぇ、やはり香港からのぶっつけというローテが難しく、状態面が今ひとつだったのかもしれません。
秋のG1シリーズ初戦は3歳馬の勝利で幕をあけました。うちの3歳馬、バスラットレオンとカイザーノヴァにも頑張って活躍して欲しいなぁ…と、またまた夢を見てしまう広尾一本の私なのでした(^^ゞ
レトロクラシック’20の動画・写真が更新されました。
【シュウジデイファーム在厩のレトロクラシック’20:公式HP(2021/10/1更新分)より】
前回近況(9/17更新)で早くも『優等生』の称号をゲットした本馬ですが、さすがにハイアーラヴ’20やステラリード’20よりも、ゆったりと落ち着いて歩いてくれますね。見ようによっては、少しノンビリし過ぎかな?という気がしないでもないですが、それはもっとトレーニングを積み、前向きさが出てきたときにどうなるかでしょう。(ウェルシュステラの系統は決して大人しくないですから、やはりドレフォンとの組み合わせがうまくいったのか…)
それはさて置き、この馬はハイアーラヴ’20とは違った観点で、本当に綺麗で見栄えのする良い馬だと思います。栗毛で強い馬は人気が出ますし、これで期待通りの活躍をしたら、きっとモテモテ君になるでしょう… と、そんな事ではなくて、今のところ写真や動画の姿に全く不安を感じませんので、これからも優等生としてしっかりトレーニングを積んで欲しいと思いますm(_ _)m
ハイアーラヴ’20の動画・写真が更新されました。
【シュウジデイファーム在厩のハイアーラヴ’20:公式HP(2021/10/1更新分)より】
脚長で綺麗なラインをしているので、馬体の見栄えという点ではやはりこの馬が一番かもしれません。体重は8月下旬で434kgとなっていましたが、今回の写真はそれから一ヶ月あとのものですし、全体的に成長が進み、450kgは楽に超えているようにも見えますので、次回近況での体重情報にも注目です。(華奢な感じはありませんし…)
ちなみに前回近況(9/17更新)で石川代表から、「普段からややテンションが高めで油断は禁物」と、ハイアーラヴ仔にとって最大の課題である気性面の心配についても話がありました。ただ、動画での歩きなど、ステラリード’20に比べても落ち着いているようにも見えますが…。まあ、ステラ仔もテンションは高い方なので、比べる対象が違うのかもしれませんね(^^;)
とにかく、本馬については見た目の良さが際立っていますので、あとはとにかく中身、気持ちの問題です。このまま気分を損ねることなくトレーニングを積んでいけば、きっと素晴らしい馬になってくれると思っています(^^ゞ
ステラリード’20の動画・写真が更新されました。
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’20:公式HP(2021/10/1更新分)より】
キョウエイカルラ’20に比べると随分大人っぽく見えますが、全体的にはこの馬もまだまだ成長途上、身体も気持ちもこれから出来上がっていく段階なのは確かです。そんな中、前回近況(9/17更新)ではひと通りの馴致が終わったこと、その過程において特に悪さをするようなこともなく「騎乗開始後もちゃんと我慢が利いている」といった様子が伝えられましたので、これから月を重ねるごとに、バランス良くまとまった馬体に磨きがかかっていくのではないでしょうか。
歩きを見ると、以前に比べて脚捌きに力感が出てきましたし、キビキビとして運動神経が良さそう。シュウジデイの石川代表は、タイプ的には「キングエルメスよりカイザーノヴァ寄りかも」との感想をお持ちですが、むしろ2頭を超えるぐらいの素質を発揮して欲しいなと(^^ゞ 1200mデビューの兄たちと同じ路線かどうかはさて置いて、3世代連続新馬勝ちを狙ってみたい、いや、狙えるだけの雰囲気を持った馬だと思います。
キョウエイカルラ’20の動画・写真が更新されました。
【モリナガファーム分場在厩のキョウエイカルラ’20:公式HP(2021/10/1更新分)より】
9/16測定の馬体重が426kgで今回の動画・写真が9/26撮影ですから、おそらくですが430kgは超えているのかもしれません。体型的にはまだ幼さがあるものの、前後から見ると相変わらず筋肉量が豊富で幅がありますし、以前に比べると少し胴が伸びたのか、コロンとした印象が薄れつつあるようにも感じます。
前回近況(9/17更新)で「今はトモが高くなっている段階。どちらか言えば奥手のタイプで、まだまだ成長してくれそう」とのコメントがあった通り、ちょうど今が大人体型に変わりつつある時期だとすると、次回の動画・写真はさらに楽しみ。。シュウジデイファームに移動して馴致を始めるのも大事ですが、もう少し待ってあげても良い気がします(^^ゞ