3歳7月にラジオNIKKEI賞(G3/芝1800m)で2着に入り、収得賞金1650万円でオープン入りを果たしたパンサラッサですが、その後はうまく賞金の上積みができず、出たいレースがあっても常に除外の脅威にさらされる状況になっていました。
要するに、パンサラッサ出資者にとっては、近いうちに何とか賞金を積み、狙ったレースに出られるようになって欲しいというのが切実な願いだったわけで、昨日のオクトーバーS勝ちは、その意味でもとても大きな勝利でした。
ということで、今夜も引き続きとても良い気分なので(我ながら全く単純でお恥ずかしい限り(^^ゞ)、具体的にパンサラッサの収得賞金がどうなるのかを、あえて確認しておきたいと思います。
オクトーバーSはリステッド競走なので、パンサラッサの収得賞金に算入される額は1400万円(参考:オープン競走の場合は1200万円)。従って、今後パンサラッサの収得賞金は3050万円となるわけですが、実際に出走順を決定する際には、直近1年間に獲得した賞金を倍に計算するので、1650万円+1400万円×2=4450万円(ただし向こう1年間)が実質的な収得賞金になります。
もちろん、これから賞金を加算できなければ、1年後には3050万円に戻るのですが、少なくともそれまでの出走順決定においては、実質収得賞金4450万円で比較をされるわけで、普通であれば大概のG2やG3なら、ましてや(今までのように)オープンやリステッドで除外の心配をする必要はなくなると思われます。
例えば今回、オクトーバーSに出走するために、わざわざ出る気のないグリーチャンネルカップに投票、除外権利をもらいましたが、そういう余計なことをしなくて済むようになるわけです。(除外権利をもらうつもりが、何かのはずみで出走枠に入り、出たくないレースに出ろなんて言われたら目も当てられませんしね(^^;))
ところで、出たいレースに問題なく出られるのはとても嬉しいことなのですが、巷間言われているように、もしも次走目標が福島記念(11/14福島)だとすると、今まで(収得賞金不足で)実現してこなかった、ドゥオーモ先輩との『前から後ろから作戦』がついに発動することになるかもしれません…。そして、もしもクレッシェンドラヴの復帰戦が福島記念だったら、なんと出資馬3頭出しによる『前から中から後ろから作戦』にグレードアップしてしまうという(°◇°;)
まあ、ドゥオーモについては、まずはカシオペアSを使ってからの話ですし、クレッシェンドラヴもまだテンコーさんにいますので。。本当に3頭出しの可能性があるとしたら、何と言いますか、見たいような見たくないような見たいような…。そうですねぇ、3頭はそれぞれ違う厩舎の馬ですし、今後の動向を息をひそめて見守りたいと思いますm(_ _)m
極ウマ『パンサラッサ大逃げ決まった 矢作師「恵みの雨だった」/オクトーバーS』
<オクトーバーS>◇17日=東京◇リステッド◇芝2000メートル◇3歳上◇出走18頭
オクトーバーSは5番人気パンサラッサ(牡4、矢作)が逃げ切った。勝ちタイムは2分0秒0(やや重)。前半1000メートル59秒3で大逃げとなり、最後は追い込んできたプレシャスブルーを頭差封じた。
吉田豊騎手は「(後続を)離していると思ったし、直線も頑張ってくれましたね」とニッコリ。矢作師は「恵みの雨だった。馬はもう1段階良くなると思います」と話した。今後は福島記念(G3、芝2000メートル、11月14日)が候補になる。
【2021/10/17オクトーバーS・プレシャスブルーの追撃を凌ぎ切って収得賞金上積み!】
昨日は阪神メインの秋華賞でアカイトリノムスメが勝ち、ソダシはまさかの10着大敗。結局、3歳牝馬の三冠路線は、ソダシ、ユーバーレーベン、アカイトリノムスメがそれぞれ一冠ずつを分け合う形になりました…
ということなのですが、昨日のハイライトは何と言っても東京メインのオクトーバーステークス! マイラーズC競争除外から半年、中山記念から8ヶ月ぶりの実戦復帰だったパンサラッサが、見事な逃げ切り勝ちを飾ってくれました。
東スポ競馬『【オクトーバーS】5番人気パンサラッサがオープン初勝利 3連単70万円超えの大荒れ』
17日の東京メイン・オクトーバーS(3歳上リステッド、芝2000メートル)は、大逃げを打った5番人気パンサラッサ(牡4・矢作)が2着馬(13番人気プレシャスブルー)の猛追をアタマ差しのぎ、オープン初勝利を挙げた。3着にも8番人気のハーメティキストが入り、3連単は70万円超えの大荒れとなった。
初コンビでVに導いた吉田豊は「スタートは速くなかったけど押して行った。(後続を)離しているだろうなとは思ったが、リズムよく運んだ。先生から雨で馬場が悪い方がいいと聞いていた通りうまかったね。最後フワフワするところはあったが、一生懸命走ってくれた」とパートナーをたたえた。また、矢作調教師は「恵みの雨でしたね。まだ休み明けの分、これを使って良くなってくると思います。今後はオーナーと相談してからになるが、福島記念(11月14日=福島芝2000m)あたりを視野に入れていきたい」。再びの圧逃劇で重賞制覇を狙う。
大逃げを打ったパンサラッサがⅤ(Photo by 東スポWeb)
スポーツ報知『【オクトーバーS】恵みの雨で大逃げを打ったパンサラッサがオープン入り後初V』
10月17日の東京11R・オクトーバーS(芝2000m=18頭立て)は大逃げを打ったパンサラッサ(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が見事に逃げ切った。勝ちタイムは2分00秒0(稍重)。
好スタートを決めると、ぐいぐい後続を引き離し、一時は10馬身近くリード。「(ハナに)行っても折り合うからって言ったけど、折り合わなかったね」と矢作調教師。それでも雨が降って力のいる馬場を味方につけ、最後はプレシャスブルーの追撃を半馬身差しのいだ。
吉田豊騎手は「リズムよく行った方がいいと思ったので、ああいう形になった。セーフティーリードが取れて直線もよく頑張ってくれました」と振り返った。今後は福島記念・G3(11月14日、福島・芝2000m)あたりを視野に入れている。
一夜明け、何度リプレイを見直しても気持ちが良くなるケレン味のない大逃げ。。結果が良かったのもそうですが、スタートしてからグイグイ後続を離す姿を見て、『元気なパンサラッサが戻ってきた!』と実感できたのが嬉しかったですし、長い休みのあとでも、前進気勢や勝負根性が全く鈍っていなかったのは素晴らしいことだと思います。
そしてこのあとは、どうやら福島記念出走が有力のようです。レース前後の矢作先生コメントからは、一度叩いた上積みが大きいだろうと思えますし、福島コースはラジオNIKKEI賞(2着)で経験済み。賞金順による除外の脅威からも脱したわけですから、次はリステッドを勝った堂々たるオープン馬として、改めて重賞制覇をめざしてもらいましょう!
パンサラッサが一気にムードを明るくしてくれましたので、今週末、富士ステークス(G2/芝1600m)に出走するバスラットレオンにも、是非とも厩舎の先輩に続いて欲しいです。そう言えば、先週の一週前追い切りではパンサラッサと併せて先着をしていましたし、レースで結果を出すことが、諸々良い恩返しになりますからね。
富士SはG2になり、G1馬がちらほら混ざるレベルの高い一戦になりそうですが、こちらも休み明けだった前走時とはデキが違うはず。。まずはスタートで躓かないのが大前提になりますが、今度こそ本来の力を見せて欲しいです!
キングエルメスの新馬勝ち以降、7、8、9月と長く勝ち星から遠ざかり、内容的にもモヤモヤしたレースを見続けてきたわけですが、今週、バスラットレオンが良いレースをしてくれれば、あとに続くカイザーノヴァ、カナロアガール、ドゥオーモ、キングエルメスといった出資馬たちの奮起も期待できるでしょう。あと3ヶ月を切った2021年の仕上げに向けて、全開ラストスパートの開始といきたいところです(^^)
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**
バスラットレオンが富士Sに登録されました。
登録馬は17頭とソコソコですし、もともと賞金順で除外される心配がないバスラットレオンですから、(何らかのアクシデントなど)余程のことがない限りは、このまま出走することになりますね。
登録馬をザッと眺めると、一番怖いのは3歳牝馬のソングラインかな?と思ったりするわけですが、じゃあ、他の馬は怖くないのかと言われると、これがまたどの馬も強そうなので困ってしまいます(^^;)
まあ、バスラットレオンの場合、ここ数戦全く力を出せていないレースが続いていて、相手関係よりも、まずは自分の競馬をやり切ることが大事な気もしますので、パンサラッサ勝利の勢いに乗って積極的に勝負をして欲しいと思います!
**2021/10/23東京11R 富士ステークス(G2/芝1600m)登録馬**