栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、30日、CWにおいて併せ馬で追い切られました。
- 21.09.30 藤岡佑 栗CW良 6F 80.1-65.9-51.8-38.5-12.7(6) 一杯に追う
カフジペンタゴン(二未勝)馬ナリの内1.8秒追走0.1秒遅れ
- 21.09.24 助 手 栗東坂良 1回 53.3-39.1-25.9-13.3 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「骨折前と比べても特に気になる感じはなく、動きや時計は及第点。馬体に太め感はないですし、息づかいも本数を重ねるにつれて良くなってきていますが、いかんせんテンションが高く落ち着きがないですね。ただ、元気の良さが本馬の身上でもありますので、気分よく上手に仕上げていければと思います。目標は10月9日阪神8R 2勝クラス(芝1600m)。鞍上は当該週から復帰予定の古川奈穂騎手、4kg減の斤量を活かして頑張ってもらいたいと思っています」
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復帰戦の一週前追い切りはCWで併せ馬、藤岡佑騎手にビシッと追われて80.1-12.7秒という内容でした。元々カイザーノヴァは調教駆けしないタイプですし、ましてや今回は骨折による長期休養明けですからね。それを考えれば80.1秒は充分な時計で、息さえできていれば2勝クラスで勝負ができる状態にあると思います。
矢作先生には「(相変わらず)いかんせんテンションが高く落ち着きがない」と言われてしまいましたが、まあ、休養前の元気を失っていないと考えることもできますし、ステラ仔のこの性格は簡単に治るようなものではないですからね。復帰戦から他馬にぶつかっていくような真似は慎んで欲しいですが、闘う気持ちが前面に出るのは悪い話ではありません。
あとは、クセの強いカイザーノヴァと古川奈穂騎手の組合せがどう出るか…。2勝クラスでの4kg減はだいぶお得な感じがしますので、道中はとにかく気分良く、直線はできるだけ真っ直ぐ走らせることを第一に頑張って欲しいと思います。。あ、素人がついつい偉そうなことを言ってしまいました(^^ゞ
でも、あまりにもお若いジョッキーさんだと、どうしても親目線みたいなことになってしまうんですよね。。おそらく矢作先生もそんな感じかもしれません…と言いますか、坂井瑠星騎手にしろ古川奈穂騎手にしろ、完全に親目線で鍛えているとしか…。もちろんご本人に確認する術はないですが、きっとそうに違いないと思います( ・`ー・')キリッ
栗東トレセン在厩のパンサラッサは、30日朝、坂路で54秒台をマークしています。
- 21.09.30 助 手 栗東坂良 1回 54.2-39.2-25.5-12.9 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「ひとまず帰厩後も問題はなく、今のところ歩様の硬さなども気になりません。30日に少し速めをやりましたので、これをステップとして、このままどんどんピッチを上げていけるかどうか判断していきたいです。目標は10月17日東京11R オクトーバーS(L・芝2000m)。どうやら除外の可能性がありそうですので、場合によっては一週前から特別登録を行っていくことも検討中です」
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25日に帰厩をして30日に坂路で54.2秒。アクシデント(馬場入り後の跛行)がキッカケの長期休養明けでも特に問題はなさそうですし、おそらく「どんどんピッチを上げて」いくことになるでしょう。
ということなのですが、オクトーバーS(10/17東京)に向けての最大の敵は、やはり除外の壁のようです。。まだハッキリとはしていないものの、矢作先生によれば、昨年は出走できたこのレースも除外の可能性があるとのことで、何とももどかしい状況が続きます。まあ、ルールはルールですし、チャンスを逃してきた結果なので仕方がないですけれど…。
ところで、「場合によっては一週前から特別登録を行っていく」というのはアレですかね、休み明けだけに、レースでの感触を確かめるため、実戦勘を取り戻すためには毎日王冠(10/10東京)出走もあり得るということでしょうか。。オクトーバーSの一週前で1800m、2000mのレースというと他に見当たらないのですが(^^;)
確かに毎日王冠はフルゲート割れの可能性があるレースですし、G2とはいえ一度は出てみたい系の注目レースでもありますが、いきなりG1路線の馬たちにぶつかるとなると緊張してしまいます。本音を言えば、すんなりオクトーバーSに出させて欲しいのですが、努力では何ともできないルールの壁があるだけに、さて、どうなりますか…。
美浦トレセン在厩のカナロアガールは、30日朝、坂路の2本目に51秒台を計時しています。
- 21.09.30 助 手 美浦坂良 2回 51.7-37.3-24.4-11.9
- 21.09.23 助 手 美浦坂稍 2回 53.7-39.4-25.1-11.9 一杯に追う
「速いタイムが出るような馬場コンディションではない中で、今週も好時計をマーク。どうして1勝クラスで足踏みをしているのか分からないくらいの優秀なタイムですよね。馬はいい雰囲気、いい状態できていますので、来週10月10日東京7R 1勝クラス(芝1800m)に向かいたいと思います。鞍上は大野拓弥騎手の予定です」
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先週の53.7秒に続いて一週前の今週は51.7秒。確かに好時計ではありますが、カナロアガールは元々やればこのぐらい動く能力がある馬ですから。。逆に言えば、多くの出資者が「どうして1勝クラスで足踏みをしているのか分からない」と思っているはずですので、フレッシュな状態で臨む次走では、いきなりからでも好勝負を期待したいところです。
ちなみに坂路で51秒台はカナロアガールのベストかもしれませんが、休み明けの一週前、出走当週の追い切りはウッドでやることが多かったので、そのあたりの巡り合わせと考えて良いでしょう。(この時計を見ると、やっぱりマイルを試してみたくなりますが、まあ、それはまた別の話ですね(^^ゞ)
何だかんだで田村先生も、「どうして1勝クラスで…」などとおトボケをかましつつ、今回は外厩や調整法にあえて手を加えてカナロアガールの実力を引き出そうとしてくれています。加えて良績を残してきた東京の芝1800m戦ですから、改めて好レース、久々の勝利を見せて欲しいと思います!(大野拓弥騎手、テン乗りでも頑張って!m(_ _)m)
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、30日朝、坂路で少し速めを計時しています。
- 21.09.30 助 手 栗東坂良 1回 57.8-42.9-27.8-13.6 馬ナリ余力
◇野中調教師のコメント 「帰厩後は坂路とCWを併用しての調整。30日からピッチを上げ始めました。休養を挟んでリフレッシュはできていると思いますが、年齢が年齢ですからね。これから速めの本数を重ねつつ、しっかり仕上げていきたいところです。目標は10月31日阪神11R カシオペアS(L・芝1800m)。レースまであと4週間ありますので、ちょうど良いと思います」
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先週24日に栗東トレセンに戻り、30日の坂路57.8-13.6秒まで、順を追ってじっくりと乗られています。野中先生の「年齢が年齢ですからね」は、トレセンでのペースアップやレースに向かうプロセスについて、『若い頃以上に手をかけて入念に、丁寧にやる必要がある』という意味なのでしょう。確かに、歳をとるとゴルフ前の準備運動などもしっかりやらないと、思わぬ怪我をしたりしますから… みたいなのとは全く別次元の話ですね、失礼しました(^^ゞ
それはさて置き、フレッシュな状態でトレセンに戻り、あと4週間で復帰レースのカシオペアS(10/31阪神)。待ちに待ったと言いますか、あと何回見られるかわからないドゥオーモの雄姿を目に焼き付ける貴重な機会ですから、どこかでしっかり画面に映るような見せ場があれば嬉しいです(^^)