阪神8R(2勝C/芝1400m)で8着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇矢作調教師のコメント 「前走は長期の休み明けでカリカリしたところがありましたが、今回は逆に落ち着いていてもうひとつ覇気が感じられませんでした。鞍上によれば、『この距離は少し忙しい感じでしょうか。エンジンがかかったのは終いのところだけでした』とのこと。この馬は元気が良すぎるくらいの方がイイのかもしれません」
◆クラブのコメント 「スタートで後手を踏んでしまい、道中のペースが落ち着くなか、馬群の内々で自由が利かない形。最後まで外めに持ち出す機会もなく、存分に力を発揮することができませんでした。なお、このあとは、「ひとまず引き揚げてきた時の感じに問題はありませんでしたので、続けてレースに使っていく方向で」と調教師。「東京のマイル戦あたりを中心に」次走を検討していく予定になっています」
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矢作先生によれば、今日は少し落ち着き過ぎだったかも…とのこと。テンションが高くてもダメ、かと言って落ち着いていてもダメとなると、一体いつ実力を発揮してくれるのかが難しいっすね(^^;)
冗談(?)はさて置きまして、坂井騎手のコメント、『この距離は少し忙しい感じ、エンジンがかかったのは終いのところだけ』については、何と言いますか、カイザーノヴァはあのカタチからビュッと脚を使うタイプではないと思っているので…。坂井騎手は、直線で進路を探した時に、もっと鋭く反応して欲しかったのかもしれませんが、それは、もともと求めるモノが違うんじゃないかという気もしています。(偉そうなことを言ってスミマセンm(_ _)m)
それでもレースの上りに問題がなく、続戦方向で考えて頂けるのはありがたいこと。しかも次走は私の希望通り「東京のマイル戦あたりを中心に」とのことなので、改めて、(共同通信杯のような)もっと大雑把な競馬を見てみたいですし、今度こそ勢いのある『ブチ切れた走り』を期待したいと思います!
阪神8R(2勝C/芝1400m)に出走したカイザーノヴァは8着でした。
【レース内容】スタート出負け。内ラチ沿いをジワリと進出して中団をキープ。ギリギリ折り合いもついて、何とか脚も溜まっているように見えましたが、いかんせん前と外を他馬にガッチリ抑えられるカタチになってしまいました。結局、4角を回って直線に入っても進路が開かず、追い出せたのはほぼゴール前といった状況で、なす術なく8着入線となりました。
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いやぁ、全く力が出せない形になってしまいました(´ヘ`;)
カイザーノヴァの末脚は、一瞬でトップスピードに達する切れ味タイプではなく、勢いをつけて加速していくタイプなので、ああいうインベタからの立ち回りには向いていないんですよね。。ましてや今日は全く進路がなく、勢いをつける助走路が確保できませんでしたので、一度も本来のトップスピードに乗ることなくレースが終わってしまいました。
今日は心配していた折り合いは何とかついていたものの、次のポイントである『直線で外に出す』カタチが作れなかったのが一番の敗因でしょう。(外に出せていれば勝ったかどうかはまた別の話ですけど…)
そうですねぇ、こう言っては何ですが、せっかく出遅れたのですから、腹を括って大外ブン回しで勝負した方が可能性はあった気もしますが、それはいわゆる結果論になってしまいますかね(^^;)
まあ、1番枠になった時点でこういうレースになるリスクはありますから、これはもう気持ちを次に切り替えるしかないでしょう。カイザーノヴァの状態次第ではありますが、できれば次は広いコースで走らせてあげたい気がします。
**2021/10/30阪神8R(2勝C/芝1400m)・良**
前回チェックからあまり日にちが経っていませんが、クエストフォーワンダー’20がファンタストクラブ内木村牧場に移動してから初となる、動画・写真の更新がありました。
【ファンタストクラブ内木村牧場在厩のクエストフォーワンダー’20:公式HP(2021/10/29更新分)より】
撮影日が10/22なので、この時はすでに移動後3週間ほどが経過していることになります。前回近況(10/15更新)の内容から、おそらく装蹄しての騎乗馴致に取り組み始めた頃ではないかと思います。
そういう『新しいことを勉強しつつある時期』だからでしょうか、パカパカファーム厚賀分場にいた頃とは違い、仕草に緊張感があると言いますか、何となく周囲を警戒しながら歩いているように見えるのは気のせい… 私の考え過ぎですかね(^^ゞ
まあ、クエストフォーワンダー’20は、「人との距離感が分かっている」と評されるぐらいの馬なので、環境に慣れ、トレーニングが軌道に乗れば、また落ち着いてゆったり歩く姿を見せてくれるでしょう。
馬体の全体的な印象として、バランス良くまとまっているのは相変わらずです。今のカタチが大きく崩れることなく成長していけば、きっとパドックで人目を惹くタイプの馬になってくれると思います(^^)
キョウエイカルラ’20の動画・写真が更新されました。
【モリナガファーム分場在厩のキョウエイカルラ’20:公式HP(2021/10/29更新分)より】
キョウエイカルラ’20は10/22にシュウジデイファームに移動をしていますので、今回の写真、動画は移動当日にモリナガファーム分場で撮影されたものだと思います。慌ただしい中、移動前の姿を見せて頂けたのはありがたいですし、競走馬になるためのトレーニングに備えて身体を作った成果が確認できて良かったです。
あ、具体的に成果は何だと言われると、それはもう見た目の印象として肉付きが随分と良くなったのが一番です。幼さが残る中にも日々成長しているのが伝わってきますし、これなら矢作先生がギリギリGOサインを出したのも頷ける…みたいな納得をしています。(いや、そういうつもりはないのですが、何となく偉そうだったらスミマセンm(_ _)m)
とにかく、本馬の場合は成長促進とトレーニングを両立させていく必要がありますので、初期馴致を含めて慌てずジックリ進んで欲しいと思います。能力の深さと幅がどの程度かはこれからの話として、今後に期待が持てる身体を作って頂いた、モリナガファーム分場の皆さんには感謝しかありません(^^)