**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/10月10日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
コマンドラインがサウジアラビアRC(10/9東京・G3)を勝ち、リーディング大本命のディープインパクトが先週の8位から2位へジャンプアップしました。先週時点で5千万円あった首位との差はすでに1千万を切っており、いつ首位交代があってもおかしくない情勢になってきました。
この展開はある意味想定通りなのですが、3位以下のドレフォン、ロードカナロア、エピファネイアあたりまでは重賞一発で逆転も可能な範囲に収まっていますから、例年以上の混戦模様は変わっていないと言えるでしょう。ただ、結局のところ今後の重賞路線、そして年末G1の結果次第と考えると、(大物感がある産駒が多いのもディープの特徴なので)何となく『やっぱりディープ』というところに落ち着いてしまうのかもしれません(^^;)
新種牡馬に関して言えば、時季が進むにつれてキタサンブラックの存在感が増しているのが目を引きます。2歳戦が始まってから、ずっとドレフォンとシルバーステートの争いだったところ、出走頭数が揃うにつれて勝ち星も積み上がり、完全に三つ巴の形成になってきました。3位ドレフォンとは7千万の差があるので逆転するのは簡単ではないですが、産駒の晩成傾向を考えると、今後ますます(特に3歳戦に向けては)前途洋々と考えて良さそうです。
そして、何だか2歳種牡馬ランキングのチェックとともに確認するのが恒例になってきた(?)新型コロナ感染者数についてですが、なんと、東京の感染者数が今年初めて50人を下回りました。
もちろん、無症状の方、検査未受診の方もいるので実数はもっと多いはずですが、つい2ヶ月前の8月には1日5千人を超える日が続いていたわけで、それを考えると、よくここまで減ったなぁというのが素直な感想です。
どうでしょう、ここで気を緩めちゃイカンとは思うものの、私も一生自粛を続けるわけにもいかず、このスキに(感染症予防対策を行った上での)少人数飲み会をするってのは、アリなんじゃないでしょうか(^^ゞ
NHK NEWS WEB『東京都 新型コロナ 49人感染確認 3日連続でことし最少』
東京都内では、11日、新たに49人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、3日連続でことしに入って最も少なくなりました。50人を下回るのはおよそ1年4か月ぶりです。
東京都は、11日都内で新たに男女合わせて49人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
都内では9日が82人、10日は60人、そして11日は49人で、3日連続でことしに入って最も少なくなりました。
50人を下回るのは去年6月25日以来、およそ1年4か月ぶりです。
11日までの7日間平均は109.3人となり、前の週の55.6%でした。
都の担当者は「確実な減少傾向が続いている。月曜日は少ない傾向にあるにしても去年6月以来の少ない数字だ。ただ、感染拡大を招かないためにも基本的な感染防止対策を続けてほしい」と呼びかけています。
感染経路がわかっているのは15人で、このうち10人は家庭内感染でした。
一方、都の基準で集計した11日時点の重症の患者は、10日より5人減って62人でした。
重症患者を含む11日時点の入院患者は10日より35人減って567人でした。
また、都は、感染が確認された40代と、60代から80代の男女合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。
これで都内で感染して死亡した人は3034人になりました。
日刊スポーツ『渋野日向子「あーじゃ、こうじゃと言っていた人を見返したかった」逆転復活』
<国内女子ゴルフツアー:スタンレー・レディース>◇最終日◇10日◇静岡・東名CC(6592ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝賞金1800万円)◇無観客開催
代名詞の笑顔に涙を加えて、強いしぶこが帰ってきた! 渋野日向子(22=サントリー)がプレーオフの末に逆転で、19年11月の大王製紙エリエール・レディース以来、約2年、686日ぶりの復活優勝を果たした。正規の18ホールは首位と2打差の5位から出て、6バーディー、2ボギーの68。通算10アンダー、206。木村彩子、佐藤心結、ペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフを2ホール目で制した。オフのスイング改造への批判も「見返したい」との反骨精神で、日米通算6勝目を挙げた。
◇ ◇ ◇
優勝の瞬間、渋野は両手で顔を覆った。1人が脱落し、3人でのプレーオフ2ホール目。佐藤、さらにペがバーディーパットを外し、バーディーとしていた渋野が優勝。苦しんだ約2年が脳裏をよぎり、大粒の涙が流れた。「(日米で5勝した)2019年の自分を超えることは難しいんじゃないかと思っていたけど、ここ最近の自分なら、2019年の自分を超えられるんじゃないかと、ちょっとずつ自信を持てるようになってきて。勝ちたい欲を抑え、1打1打に向き合ってやってきたかいがあった。勝てるとは思わなくて、ウソなんじゃないかなと思って涙が出てしまいました」。目を真っ赤にしながら笑っていた。
スタート時点の首位との2打差は、後半に入った10番をボギーとした時点で4打差に広がった。だが直後の11番をバーディーとし、19年の代名詞の1つ、バウンスバックに成功。「まだいけると思って、そこからギアを入れた」。残る7ホールで3つ伸ばすチャージ。後がない18番パー5は第3打を1メートルにつけて伸ばした。プレーオフ1ホール目は同じ18番の第3打を、残り88ヤードから10センチにつけるスーパーショット。チップインイーグル寸前だった。
怖いもの知らずで賞金女王争いも2位だった19年のような攻める気持ちが戻った。加えて、昨オフから取り組み始めたスイング改造の成果も出た。ウエッジ4本態勢で100ヤード以内の精度を上げる取り組み。再現性、安定感を求め、練習でウエッジを6、7本も壊すほど練習。だがコンパクトな振り、落ちた飛距離、何より勝てずにゴルフファンからも批判された。「いやでもそういう声は耳にする。でも『あーじゃ、こうじゃ』と言っていた人を見返したかった」。スイングが定着した今、飛距離も戻った。「前の自分も捨てず、新たなものを取り入れた形」。ようやく結果に表れた。
もう勝てないかもしれない-。そんな思いがないわけはなかった。「女子ゴルフ界は本当に世代交代が早い。今年は『予選通過できれば』と思うぐらい弱気だった。でもいつか勝てる日を夢見て…」。夢はかなった。「こんな、ろくでもない私を応援してくれる人がまだ多くて、いろいろ悩んでいた自分が情けない」。信じた道は正しかった。心も吹っ切れた。迷いのなくなった渋野の完全復活は、もう間近だ。【高田文太】
優勝トロフィーを手に笑顔を見せる渋野(撮影・鈴木正人)Photo by 日刊スポーツ
女子ゴルフの渋野日向子選手がスタンレーレディスで涙の復活Vを飾ったのはご承知の通りですが、その裏で、『なぜこんな素晴らしい試合の地上波放送がなかったのか?』が話題になっているようです。
理由については下の記事にある通りで、要するに、放映権料に関するテレビ局とJLPGAの綱引きの結果らしいのですが、個人的にはゴルフのような長時間競技を地上波放送で見ることに限界を感じていましたし、流れとしては、いずれ放映権はJLPGAが管理し、ファンに向けてはネット配信を含む有料放送で…という形に収束していくのではないでしょうか。
人気がない時代に予算をとって支えてきたのだから…という気持ちは分からないではないですが、女子ゴルフがこれだけ人気になったのは、テレビ放映があったからではなく、選手の努力によるところが大きいと思いますし。。(じゃなきゃ男子不人気?の説明がつかない)
いや、全ての事情を知っているわけでもないですし、難しいことは分からないながら、この手の話はお互いに譲るところは譲らないといけない気もします。(特にテレビ局側だと思うんですけど、違うのかな?)
と、勝手な事を書いてしまいましたが、さらに勝手なことをひとつ書いてしまいますと、ネット配信に関しては、月いくらの定額プランとコンテンツあたりいくらの都度精算を選べるようにして欲しいなと…。今回のスタンレーレディスをリアルタイム配信していたGOLFTVさんは月千円定額制(7日間無料)方式で、それはそれで全然悪い話ではないものの、決勝ラウンドだけ300円で見られます…とかだったら、多分、私も会員登録していた気がするんですよね。(実際は、月千円にビビってBSのまとめ放送を19時から見ました(^^ゞ)
それから、地上波放映ナシと言えば、大ピンチに陥っているサッカーW杯最終予選が誰も知らないうちに進んでいた件について。。これは女子ゴルフとは全く違う話だと感じていまして、もともと開始と終了の時間が決まっている地上波テレビ向き競技であること、高視聴率が期待できる国民的イベントであることを考えると、見たけりゃDAZNに入れってのも如何なものかと…。
何でこうなったかは分かりませんが、せめてDAZNさんには一試合300円の切り売り放送をして欲しかったです(^^ゞ
日刊ゲンダイDIGITAL『渋野日向子2年ぶり復活Vが地上波で見られず…背景には「女子プロ協会vsテレビ局」の対立が』
【スタンレーレディス】最終日
「正直、こんなに早く勝てるとは思っていなかった。すごくうれしい」
ここ3試合連続トップ10入りの渋野日向子(22)が、約2年ぶりにツアー5勝目を挙げた。
2打差5位タイ発進の最終日は、「スタート前は安全に行こうと思った」と、前半は8番バーディーで1つスコアを伸ばしただけ。折り返して10番でボギーをたたくとトップと4打差。
その時点で「ヤバい。ギアを上げた」と残り8ホールは5バーディー、1ボギーと猛攻を見せた。
渋野のトレードマークともいえるバウンスバックが2回あり、最終18番バーディーで首位に追い付いた。プレーオフに突入しても勢いは止まらない。1ホール目、2ホール目ともバーディーを決めて、久しぶりの勝利に涙が止まらなかった。
米女子ツアー挑戦を目指して取り組んだスイング改造が不振の始まりだった。それも、「クラブを思い切って振れるようになり、怖さがなくなった」と馴染んできたのが大きい。今回の勝利はこれまでの練習が間違っていなかったという手応えと自信につながる。スイングに思い切りの良さが戻ったのも勝利の要因だった。
■日本女子プロゴルフ協会がテレビ各局と対立中
ただ、多くのファンが待ち望んだ渋野の優勝シーンはテレビの地上波で放送されなかった。
「放映権の帰属を求める日本女子プロゴルフ協会がテレビ各局と対立しているからです。ネット中継なら協会収入になりますが、テレビの地上波で中継されてもテレビ局からは放映権料が入らない。テレビ中継の放映権は協会ではなくテレビ局が持っているからです。協会はその放映権を返せと言っているのですが、テレビ各局は長く不人気だった女子ツアーに予算を組んで支えてきた。それを今頃になって放映権をよこせというのはおかしいと平行線のままです。多くの大会主催者は放映権についてよくわからないので、テレビ局と話し合って欲しいと協会に要望を出しています。しかし協会は主催者としか交渉しないと、テレビ局との間では話し合いすら行われていません」(ツアー関係者)
今大会は有料ネット配信があったが、スマホやパソコン操作に不慣れな年配ゴルフファンには視聴方法がよくわからないと不評だった。女子プロ協会の強硬姿勢が、渋野の快挙を“見えないモノ”にしてしまった罪は大きい。ファンが一番の犠牲者だ。
東スポWeb『渋野日向子 涙の復活Vも…「もったいない!」テレビ生中継なしに不満の声続出』
女子ゴルフの「スタンレーレディス」最終日(10日、静岡・東名CC)は、渋野日向子(22=サントリー)が4人によるプレーオフを制して、約1年11月ぶりとなる通算6勝目(国内通算5勝)を挙げたが、テレビ中継がなくネット上では不満の声が上がっている。
同大会は新型コロナウイルス禍での安全対策で無観客開催となったが、最終日のテレビ放送はCSとBSで夜の録画中継のみ。ライブ放送はオンラインでの配信だけで、テレビでは生中継が行われなかった。
当然、人気者の渋野が涙の復活優勝を果たしたシーンをライブで観戦できたファンはわずかで、SNSには「なぜ、テレビ中継やってないのだ!? 渋野優勝見たかった」「テレビ中継なかったのは残念。もったいない」「渋野さんの優勝をテレビで見れないとは」と残念がるコメントが続出した。
箱根駅伝に出場したことがあるスポーツ好きの俳優・和田正人も、ツイッターに「約2年ぶりの勝利ってのに、そんな時に限ってテレビ中継なし、ネット速報を追っかけてたけど、やっぱりリアルタイムで観たかったよなー。。。」と投稿したほどだ。
この背景には、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が3年前から放映権の一括管理を主張。現段階では実現していないが、テレビ局側との対立やコロナ禍での大会延期・中止などを経たことで、大会主催サイドに試合の様子を放送するテレビ局が絡まない大会が増えてきている事情もあるとみられる。