バスラットレオンの京成杯AH(G3)以来出走がなかった私の出資馬ですが、今週末から秋競馬が本格的に始動、先陣を切って2頭が出走を予定しています。
9日土曜日は骨折休養明けのカイザーノヴァが2勝クラスの芝1600m戦にスタンバイ。鞍上がこれまた左肩手術による長期休養明けの古川奈穂騎手になりますので、いろいろな意味で世間様の注目を集めるレースになります。馬も人も久々なので、無事にレースを終えるのが第一とはいえ、春に重賞路線で戦ってきた馬たちの顔触れを思い出すと、2勝クラスで4kg減なら何とかなって欲しいのも本音。。正直、仕上がりは今ひとつ、テンションにも課題を残したままですが、ここは勝利を期待したいです。
10日日曜日は4/11に新潟ダートで大敗を喫したカナロアガールの復帰戦です。カナロアガールは今度が今年2戦目という状況なので、半信半疑な部分はあるものの、過去に好走実績が多い東京芝1800m戦でもありますし、実力を発揮できれば好勝負は可能なはず。先週の追い切りでは坂路で好時計(51.7-37.3-24.4-11.9秒)も出していますので、こちらも勝利をめざして応援です。
ちなみに、パンサラッサが9日阪神のオパールS、10日東京のグリーンチャンネルCに特別登録されていますが、これは出走除外による優先権獲得狙いで、引き続き目標は17日東京のオクトーバーSだと思われます。先週の近況で矢作先生から「場合によっては一週前から特別登録を行っていく」との話があった時は、『もしかしたら毎日王冠登録もあるのか?』と考えたのですが、さすがに毎日王冠2着以内より、オクトーバーSで勝ちをめざすのが現実的ということでしょう。(毎日王冠はフルゲート割れなので、その気になれば出られちゃいますけど(^^ゞ)
少し心配なのは、チャンピオンヒルズから軽い熱発の報告があったバスラットレオンですが、翌日には平熱に戻っているそうですし、大きなアクシデントではないのでしょう。ただ、23日東京の富士S、30日阪神のスワンS出走については流動的でしょうから、まずは今週の近況に注目です。前走の内容が内容だけに、マイルチャンピオンシップ(11/21阪神)の前に一戦しておきたい気持ちはあるものの、馬の状態優先なのは当然ですからね。
その他の話題として、例年通りのスケジュールであれば、そろそろ秋の追加募集関連の情報が出てくるかもしれません。ラインアップ公開は来週末あたりと想定していますが、何らかの予告が今週末のメルマガに掲載されてもおかしくないかなと。。普段はスルーしている方も、一応、チェックしてみてはどうでしょう(^^)
**出資馬の状況**
ZBAT!競馬『凱旋門賞で日本馬Vならず クロノ7着、ディープボンド14着』
【パリ3日】仏G1・凱旋門賞がパリロンシャン競馬場で14頭によって行われ、トルカータータッソ(独=M・ヴァイス厩舎、牡4)が直線で外から鋭く伸び、同レース初制覇。ドイツ調教馬として2011年のデインドリーム以来、10年ぶりの優勝を飾った。2着は昨年のBCターフ勝ち馬タルナワ(愛=D・ウェルド厩舎、牝5)、3着には愛ダービー馬ハリケーンレーン(英=C・アップルビー厩舎、牡3)が入った。
日本馬クロノジェネシス(栗・斉藤崇厩舎、牝5)は2、3番手で進めたが伸びを欠いて7着、ディープボンド(栗・大久保厩舎、牡4)は最下位の14着だった。節目の100回目を迎えた世界最高峰のレースでも、日本馬初制覇はならなかった。また、ブルーム(愛=A・オブライエン厩舎、牡5)に騎乗し、自身9度目の参戦となった武豊騎手(52)=栗・フリー=は11着に終わった。
日本国内でも馬券が発売され、トルカータータッソはブービー13番人気でのVで単勝払い戻し1万1050円の万馬券。3連単も24万6370円という大波乱となった。
◆クロノジェネシスに騎乗したO・マーフィー騎手「直線を迎えていい感じだと思ったけど、そこからの加速がなかった。(重馬場発表でも)日本の重馬場とは違いますね。馬の状態は本当に良かった」
◆ディープボンドを管理する大久保調教師「スタートして、すぐに(脚元の)グリップが利かなかったみたい。そのまま流れていって、グリップできなくて馬が疲れてしまった。“たられば”ですけど、このあいだ(1着だった)のフォワ賞ぐらいの馬場なら違ったと思います。立て直して、いい走りができるディープボンドをお見せしたいです」
◆ブルームに騎乗した武豊騎手「スタートは遅かったのですが、前に行かないとチャンスはないかなと。ポジションはいいところを取れたと思う。直線に入ったとき、手応えはあまり残っていなかったです。結果は残念でしたけど、非常に有意義でした。来年も絶対に乗りたいですね」
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期待されたクロノジェネシスは7着、フォワ賞勝ちのディープボンドは14着(最下位)…。直線に入ったときは『もしかしたら』と思わせたクロノジェネシスも残り150mあたりで力尽き、結局、逃げ馬も交わせないなど、今年も日本馬は高い壁に阻まれる結果に終わってしまいました。
馬場状態がもっと良ければ…といった感想も毎年の恒例なのですが、芝2400mの勝ち時計が2分37秒ですから、これはもう日本の重馬場とは全く別のレースと考えて良いでしょう。もちろん、クロノジェネシス、ディープボンド陣営は百も承知で挑戦しているわけで、それでヘコタレるってことはないのでしょうけれど…。
しかし、あの強いクロノジェネシスさんが通用しないとなると、日本競馬界の悲願とは言え、何が何でも凱旋門賞制覇をめざす…という流れが変わる可能性もありますよね。最近は海外G1もいろいろな選択肢が出てきていますし、凱旋門賞制覇は馬の強さ比べというよりロマンの世界。。実際、凱旋門賞馬がJCを必ず勝つかというとそんな事は無いワケで、凱旋門賞にロマンを感じる世代が卒業していくにつれ、もっと現実路線を選択する陣営が増えていくかもしれません。
今のところ、広尾TC馬が凱旋門賞に挑戦する可能性は全くありませんが(^^;)、もしも自分の出資馬にそういう話が持ち上がったらどうしますかね…。夢とロマンを求める意味では諸手を挙げて応援したいものの、わざわざフランスまで行き、ドロドロの馬場でダメージを負って帰ってくるとなると、正直、微妙なところかもしれません。
いや、現時点でそういう心配をする必要は全くないのでアレですけれど(^^ゞ
それにしても、ナカヤマフェスタを連れて行って、凱旋門賞制覇にあと一歩のところまで迫った二ノ宮先生って、やっぱりすごいよなぁと改めて感じてしまいましたm(_ _)m
**2021/10/3パリ ロンシャン(仏) 凱旋門賞(G1/芝2400m)・重**