ZBAT!競馬『【朝日杯FS】武豊22度目の挑戦で初V!ドウデュースが無傷3連勝で2歳マイル王』
第73回朝日杯フューチュリティステークス(2歳、牡・牝、G1、芝1600m)は、武豊騎手の3番人気ドウデュース(牡、栗東・友道康夫厩舎)が勝利。セリフォス、ジオグリフの無敗重賞ウイナーらを撃破し、デビューから無傷の3連勝で2歳マイル王の座に就いた。武豊騎手は、22度目の挑戦で同レース初制覇を遂げ、JRA・G1完全制覇へ残すは「ホープフルS」のみとなった。タイムは1分33秒5(良)。
半馬身差の2着はセリフォス(1番人気)、さらに半馬身遅れた3着にはダノンスコーピオン(4番人気)が入った。なお、ジオグリフ(2番人気)は5着に敗れた。
朝日杯FSを勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。通算成績は3戦3勝。重賞は初制覇。朝日杯FSは友道康夫調教師は18年アドマイヤマーズに次いで2勝目、武豊騎手は初勝利。
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レジェンド武豊騎手が朝日杯FSを勝っていないのは、もはや競馬界の七不思議とも言われていましたが、3番人気のドウデュースで見事な勝利を飾ってくれました。JRA・G1完全制覇にはホープフルSが残っているものの、そもそもホープフルは歴史の浅い新設G1ですから、昭和のファン感覚で言えば、実質完全制覇達成みたいなものですよね(^^ゞ
勝ったドウデュースはハーツクライ産駒で、今日のレースぶりを見ると折り合いもバッチリ、レースセンスが高い上に勝負どころで使う脚もしっかりしていましたので、来春に向けても非常に楽しみだと思います。武さんの落ち着きぶりはさすがのひと言ながら、馬自身の操縦性の良さ、全体的なレベルの高さがあったからこその好騎乗とも言えそうで、距離が伸びるクラシックでも相当大きな期待ができるでしょう。(ホープフルS組がどんな競馬をするのかに注目したいと思います)
1番人気のセリフォスは先行勢の後ろ5番手からレースを進め、最後まで粘って2着を死守。前半でやや行きたがっていたことを差し引けば、実力の高さは充分に証明してくれたと思います。ただし、ドウデュースと違ってこちらはダイワメジャー産駒ですので、おそらく今後もマイルが主戦場。。どうやら、復活めざして休養中のキングエルメスにとって、最大の強敵はこの馬になりそうです。
キングエルメスつながりで言うと、京王杯2歳S2着のトウシンマカオが6着に頑張ったことにも少し触れておきたいです。。と言いますのは、勝ったドウデュース、3着ダノンスコーピオン、4着アルナシーム、5着ジオグリフはいずれもセリフォスより後ろにいた馬たち。そんな差し有利の流れの中を、3番手先行から4着と同タイムの6着に粘ったのですから、これも力があるところは見せてくれたと思います。先週のラブリイユアアイズもそうでしたが、やはり、京王杯2歳S組はそれなりにレベルが高いと言って良いでしょう。
いや、どうしてもキングエルメスに結び付けて考えてしまうのは、まあ、一口馬主の宿命みたいなものですかね(^^;) 正直、実際にこのメンバーとやって通用したかは分かりませんが、ついつい『もしも出走していたら…』と考えてしまう私なのでしたm(_ _)m
**2021/12/19阪神11R 朝日杯フューチュリティステークス(G1/芝1600m)・良**
エアスピネル騎乗の時に
達成をするはずだったのですが
(空気の読めない)
ミルコ・デムーロ騎手の
リオンディーズに勝たれた以降
勝機を逃していました。
あの時はまだホープフルSが
昇格してなかったですから
武豊騎手にとって勝ててたら
G1完全制覇を達成していた
悔しい一戦だったのを記憶してます。
エアスピネルの時は、確かに勝てる雰囲気でしたからねぇ(^^;)
それにしても、武豊騎手は22回目の挑戦だったそうで、それだけ数多く乗っているだけでもスゴイですよね。
どうせならホープフルSも勝って、名実ともに完全制覇を達成したいところでしょう。